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リサーチ修士・博士で留学する方へ——帯同するお子様の「公立校の学費」が免除・割引になる州があります

オーストラリアの大学院リサーチ課程(リサーチ修士・博士=学生ビザ500のPostgraduate Researchセクター)には、政府からのもうひとつの優遇があります。帯同するお子様が州立(公立)学校に通う場合の学費が、州によって「免除」または「大幅割引」になるのです。一般の学生ビザ保持者の帯同子女は年間1万数千ドルの学費がかかるため、お子様連れの留学ではこの差が数百万円規模になります。ルールは州ごとに違うため、このページでは各州教育省の一次情報にもとづいて2026年の条件と金額を整理しました。

VIC・TAS・WA・ACTは免除QLDは博士免除NSWは博士免除(条件付)/修士$7,800一次情報リンクつき

最終更新: 2026年7月17日 | 金額は各州教育省公式サイト・公式料金表(下記リンク)より。学費のほか出願料・教材費等の諸費用は別途かかります。

⚠️ お読みください——この制度は「年度ごと」に変わります: 掲載金額はすべて2026年度のもので、2027年度は各州とも未発表(TBA)です。料金・免除条件は毎年改定されます。また条件の書き方も州によって粒度が異なり、NSWのように「州内大学の本キャンパスで就学・奨学金なし」まで細かく指定する州、QLDのように「地方(regional)指定エリアの大学」で線を引く州、WAのように大学を指定せず「Masters/PhDであること」だけを条件にする州があります。ご自身のケースに当てはまるかは、必ず各州の一次情報と公式窓口(各州の項に記載)でご確認ください。

SUMMARYまず結論——州別ざっくり比較(2026年・帯同子女の公立校学費/年)

リサーチ課程の帯同子女(比較)一般の学生ビザの帯同子女条件の要点
VIC(メルボルン)免除($0)$13,600〜18,700大学のリサーチ課程在学中。学校に直接申込み
TAS免除($0・諸費用のみ)$14,300〜15,400Postgraduate Researchセクター
WA(パース)免除($0)$14,575〜18,980WAの大学のMasters/PhD在学中
ACT(キャンベラ)免除($0・要申請)$11,100〜16,200ACTの大学で研究活動+ACT居住
QLD(ブリスベン等)博士(PhD): 免除/リサーチ修士: 地方大学のみ免除年換算 約$12,000〜15,000相当(週割)都市部大学のリサーチ修士は対象外
NSW(シドニー)博士: 免除(州内大学本キャンパス・奨学金なしの場合)/リサーチ修士: $7,800(K〜10年生)・$9,000(11-12年生)$11,200〜14,200博士免除には条件あり
SA(アデレード)割引: $7,120(小学)・$8,400(中高)$12,960〜17,440免除は政府認定奨学金保持者のみ
NT優遇の公表なし$12,047〜14,818個別確認を推奨

※「一般の学生ビザの帯同子女」は各州公表の非免除カテゴリー(学部・VET等の保護者)の年額です。学年帯により幅があります。

BY STATE州別の詳細と一次情報

NSW州(シドニー)——DE International「Temporary Residents Program」

2026年の公式料金表では、学生ビザ500の保護者のセクター別に子女の学費が定められています。博士課程(Doctorate)の帯同子女は、保護者がNSW州内大学の本キャンパスで学び、学費をカバーする奨学金を受けていない場合、学費免除(出願料$150のみ)。リサーチ修士を含むPostgraduate Mastersの帯同子女は幼稚園〜10年生 年$7,800、11-12年生 年$9,000。比較: 一般の高等教育・VET・ELICOS学生の帯同子女は$11,200〜14,200です。

手続きの流れ: ①オンライン出願ポータルから申請(出願料$150・返金不可) → ②審査のうえ学費請求書または免除確定 → ③Confirmation of Placement発行(家族ビザ申請に使用) → ④渡航後に住所確定・学区の学校を選択 → ⑤家族全員のパスポート・ビザを持って学校面談 → ⑥Authority to Enrol(入学許可)が学校へ発行。

一次情報: DE International — 通常の留学生費用(公式)Temporary Residents=帯同家族用(公式)2026年公式料金表PDF
お問い合わせ(公式): tempvisa@det.nsw.edu.au | 1300 300 229(豪州内)/+61 2 9244 5555(海外から)

VIC州(メルボルン)——Study Victoria

公式ページに明記: 「ビクトリア州の大学で研究(リサーチ)目的で学ぶ保護者の子供は学費免除(fee-exempt)で、各学校に直接出願できます」。対象は学生ビザ500のPostgraduate Researchセクター(+AusAID/Defence)。免除は保護者の在学期間中有効です。比較: 非免除の帯同子女は$13,600〜18,700/年。

手続きの流れ: 免除対象(リサーチ課程)の場合は州のプログラムを経由せず、①ビクトリア州の自宅住所をもとに学区の学校を探し(Find my Schoolツール) → ②学校に直接申込み → ③学校がビザを確認して免除で受け入れ。保護者との同居が条件です。

一次情報: Study Victoria — Dependant Student(公式)School Fees(公式)
お問い合わせ(公式): international@education.vic.gov.au | +61 3 7022 1000

QLD州(ブリスベン・ゴールドコースト等)——Education Queensland International

公式の免除ポリシーで、保護者が博士課程(PhD)の学生である場合、帯同子女は在学期間中学費免除(本国政府が学費を負担する場合を除く)。リサーチ修士は「地方(regional)のQLD大学」で学ぶ場合のみ免除で、ブリスベン等都市部の大学は対象外です。フルカバー奨学金保持者の子女にも免除規定があります。非免除の場合は週単位課金(7〜9年生 週$322等)。

手続きの流れ: ①州立学校ディレクトリで学校を選ぶ → ②「Temporary residents application form」に記入し、子供のパスポート・出生証明・保護者のパスポート・CoE・ビザ通知(英訳は認証付き)を添えてメール提出 → ③審査で免除該当かどうかが正式に確定し、該当なら学費なしで、非該当なら請求書払い後に → ④Authority to Enrolを受領し学校へ提出。

一次情報: QLD教育省 — Fee Exemptions Policy(公式)EQI — Fees(公式)申請フォームPDF(公式)
お問い合わせ(公式): Temporaryresidents@qed.qld.gov.au | 1800 943 122(豪州内)/+61 7 3513 6983(海外から)

SA州(アデレード)——SA Government Schools International

SA州は免除ではなく割引の一律「帯同子女料金」: 2026年は小学生(Reception〜6年生)$7,120/年、中高生(7〜12年生)$8,400/年(+初年度ファミリー出願・管理費$720等)。リサーチ課程を含む正規留学生の保護者全般が対象です。全額免除になるのは政府認定の奨学金保持者(豪州政府・SA州政府・SA大学の奨学金等。SA州の大学で研究学位を学び、SA州に75%以上居住などの条件)——奨学金が全額なら子女も全額免除、部分なら同率の減額です。比較: 一般の留学生は$12,960〜17,440/年。

一次情報: 帯同家族(Dependants)総合ページ(公式)帯同子女の料金(公式)奨学金保持者の子女(公式)2026年料金表PDF
手続きの流れ: ①専用ポータルからCoE・家族のビザ/パスポート・健康保険の証明を添えて申請→オファーレター受領 → ②承諾書返送+2学期分の学費支払い→確認書受領 → ③学区の学校で入学手続き(成績表の英訳等)。
お問い合わせ(公式): education.isp@sa.gov.au | +61 8 8226 3402

WA州(パース)——TAFE International WA

公式ページに明記: 「WA州の認定大学での大学院(Masters/PhD)就学期間中、お子様のメインストリーム学費の支払いは不要」。就学期間の前後(ブリッジングビザ・事前英語研修中など)は対象外で、学校の諸費用(contributions & charges)は通常どおりかかります。比較: 一般の学生ビザ帯同子女は$14,575〜18,980/年。

手続きの流れ: 渡航前は保護者のCoE+家族のパスポートでオンラインのConfirmation of Placement申請。渡航後は①大学の留学生オフィスでPlacement Request/Public School Placement Formを受け取り → ②Section Aに記入 → ③出生証明・住所証明・ビザ書類等を持って地元の学校に直接相談 → ④学校がSection Bを記入 → ⑤大学経由でオンライン申請を提出。

一次情報: TIWA — Dependants of visa holders(公式)School fees & charges(公式)
お問い合わせ(公式): tss.tiwa@dtwd.wa.gov.au | +61 8 9218 2100(オプション1)

ACT(キャンベラ)

学生ビザ500でACTの大学において研究活動として就学している方の帯同子女は、申請により学費免除のカテゴリーがあります(パスポート・ビザ・大学のオファーレター・CoE・ACT居住証明を提出)。比較: 通常は小学$11,100・7-10年生$14,500・11-12年生$16,200/年。

手続きの流れ: ①ビザで就学可否を確認 → ②免除カテゴリー該当を確認(パスポート・ビザ・ACTの大学のオファーレター・CoE・ACT居住証明を用意) → ③学区(PEA)の学校を選んでオンライン入学申請 → ④書類提出+出願料$265(返金不可) → ⑤入学オファーに署名して確定。

一次情報: ACT政府 — 帯同子女の入学(公式)学費ポリシー(公式)
お問い合わせ(公式): ieu@act.gov.au | +61 2 6205 9178

TAS州(ホバート)——Temporary Residents Program

公式の「Visas at a Glance」表で、学生ビザ500のPostgraduate Researchセクターの帯同子女は学費なし(学校のlevies=諸費用のみ)。コースワーク系(ELICOS/VET/高等教育)の帯同子女はTRP料金(Prep〜12年生 年$7,600)がかかります。比較: 一般の留学生は$14,300〜15,400/年。

手続きの流れ: ①オンラインで申請(家族全員のパスポート・ビザ、保護者のCoEを添付/出願料$150・返金不可) → ②Fee Letter(あなたのケースの学費が明記された通知)を受領——免除該当かはここで正式確定 → ③学費がある場合は2学期分の支払い後にAuthority to Enrolが発行 → ④学校へ提出。

一次情報: TAS — Temporary Residents Program(公式)Visas at a Glance PDF(公式)Fees(公式)
お問い合わせ(公式): admissions@study.tas.gov.au | +61 3 6165 5727

NT(ダーウィン)

NT政府の公表ページには、リサーチ課程の保護者向けの免除・割引は見当たりません(2026年7月確認)。学生ビザ帯同子女の適用カテゴリーも明示がないため、検討される場合は個別にご確認ください。

一次情報: NT政府 — School fees(公式)入学手続き(公式)
お問い合わせ(公式): internationalservice@education.nt.gov.au | +61 8 8999 5895

MODEL CASEモデルケース——「親の学費×子供の学費×完走のしやすさ」で総合的に見る

子供の学費優遇だけを見て州を選ぶと、親の学費で逆転されることがあります。リサーチ修士2年・お子様連れのケースで、代表的な組み合わせを並べてみます(概算・2026年度)。

組み合わせ例親の学費(2年)子供の公立校学費入学・修了のハードル
Torrens大学 リサーチ修士 × メルボルン校(VIC)$59,000 → 20%奨学金適用の可能性で約$47,200免除($0)——VICは大学のリサーチ課程なら学校に直接申込みで免除研究方法論を科目で積み上げてから小論文へ進む設計。社会人の完走に現実的
公立大学のリサーチ修士(VIC・Go8等)年$3.5万〜5.5万 × 2年 = $7万〜11万免除($0)出願時に研究計画書+指導教員の受け入れ+研究歴(優等学位等)が前提。論文主体
公立大学(WA・TAS・ACTの大学)2年$6万〜10万(地方大学はやや低め)免除($0)同上。子供$0でも親の学費差で総額は上回りがち
Torrens シドニー校(NSW)約$47,200(同上)リサーチ修士: 年$7,800/子(K〜10年生)設計は同じ。子供の学費分と生活費がメルボルンより高め

この3点セットで見ると、「Torrensリサーチ修士×メルボルン校」は、親の学費・子供の学費・完走しやすさが同時に揃う組み合わせです。お子様2人・2〜3年なら、公立大学×優遇の薄い州との差は総額で1,000万円規模になることもあります。一方で、研究者としてのキャリア(博士→アカデミア)を目指す方や、RTP等の全額免除奨学金を狙える学業成績の方には公立大学が合う場合もあります——奨学金は競争選抜のため、計画の前提にはせず「取れたら上振れ」と考えるのが安全です。

※親の学費は各大学公表レンジの概算、奨学金は「可能性」であり保証ではありません。子供の学費は本ページ上記の各州2026年度公表額にもとづきます。

💡 使い方のヒント: お子様連れのリサーチ留学は、「どの州の大学を選ぶか」で家計が大きく変わります。学びたい研究分野・大学と、この学費優遇・生活費・ご家族の環境を並べて、トータルで設計するのがおすすめです。Torrens大学のリサーチ修士(4都市選択可)のような複数都市で学べる課程は、この設計と相性が良い選択肢です。
📌 ご注意: 本ページは各州教育省の公表情報(2026年7月17日確認)にもとづく整理です。掲載金額は2026年度のもので、2027年度は各州とも未発表(TBA)——年度ごとに変わります。州により「本キャンパスのみ」「奨学金の扱い」「地方大学のみ」など細かな条件があり、最終的な免除該当は各州の審査(Fee Letter等)で確定します。不明点は各州の項に記載した公式窓口(メール・電話)への直接のお問い合わせをおすすめします。適用可否は必ず最新の一次情報と個別状況で確認が必要です(政府登録移民法書士 MARN 0637738 在籍)。公立校のほか、出願料・制服・教材・遠足等の諸費用は別途かかります。

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リサーチ課程の出願(EOI・研究計画)から、お子様の学校選び・学費優遇の申請、ご家族のビザまで、現地シドニー&メルボルンのICNがワンストップでお手伝いします。

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