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TAFE NSW / TRAVEL, TOURISM AND EVENT MANAGEMENT

トラベル&ツーリズム/イベントマネジメント

Diploma of Travel and Tourism Management (SIT50122) / Diploma of Event Management (SIT50322) / Advanced Diploma of Event Management (SIT60222)

オーストラリアの観光産業は 2025年12月期に就業者数が過去最高を更新しました。仕事そのものは確かに増えています。ただし「仕事がある」ことと「ビザが出る」ことは、この分野では別の話です。この2つを混ぜて説明されたまま渡航し、卒業間際に行き詰まる方が実際にいらっしゃいます。このページでは、まずその線引きから正直に書きます。

Ultimo・Hamilton・Ryde・Northern Beaches ほか Diploma 1年/Advanced Diploma 1年 入学:2月・7月 ANZSCO 142116 / 451612 / 451412 / 149311 MLTSSL 掲載なし
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最初にお伝えすべきことPLEASE READ THIS FIRST

観光・イベント系のコースは、それ自体では永住(PR)に直結しません。これは当社の意見ではなく、公開されている職業リストを一つずつ照合した結果です。ご検討の前に、以下の5点を先にお読みください。

  • 1. MLTSSL に、この分野の職業は載っていません。Migration (LIN 19/051) Instrument 2019 の Schedule 1(MLTSSL)を確認しましたが、Travel Agency Manager(142116)、Travel Consultant(451612)、Tour Guide(451412)、Conference and Event Organiser(149311)のいずれも掲載がありません。MLTSSL は subclass 189(独立技術移住)の前提となるリストです。
  • 2. その結果、subclass 485 の Post-Vocational Education Work stream も使えません。このストリームは「取得した資格が MLTSSL 掲載職業に密接に関連していること」を求めています。観光・イベント系の Diploma/Advanced Diploma は、この条件を満たしません。卒業後にそのまま働けるビザが自動的に出る分野ではない、ということです。
  • 3. Conference and Event Organiser(149311)は CSOL に載っていません。この職業は STSOL には掲載されていますが、2024年12月から subclass 482(Skills in Demand)Core Skills stream と subclass 186 Direct Entry の基礎になった CSOL(Core Skills Occupation List)には掲載が確認できませんでした。つまり、イベント系の職種名で雇用主スポンサーのビザを取る道も、現状では非常に細くなっています。
  • 4. NSW 州の指名リスト(subclass 190/491)にも載っていません。2025-26年度の NSW Skills Lists(190=94職業群、491=107職業群)を確認しましたが、観光・旅行・イベント系の職業は含まれていませんでした。
  • 5. 残るのは雇用主スポンサーの道だけで、しかも狭いです。Travel Agency Manager(142116)、Travel Consultant(451612)、Tour Guide(451412)は CSOL に掲載があるため、理屈のうえでは subclass 482 や 186 Direct Entry の対象になり得ます。ただし、これらはスポンサーとなる雇用主を自力で見つけ、技能査定・英語・給与水準(TSMIT)の条件をすべて満たすことが前提です。Diploma を修了しただけで自動的に道が開くものではありません。

それでもこの分野を選ぶ意味はあります。ただしそれは「永住のため」ではなく、「英語環境で観光・イベントの実務を学び、日本またはアジア圏でのキャリアに持ち帰るため」という目的の場合です。目的がそこにあるなら、TAFE NSW のこの分野は費用対効果の高い選択肢になり得ます。逆に、永住を第一目的にされている方には、当社としてはこの分野を第一候補としてはお勧めしていません。

ご相談の前に、もう一つお伝えしておきたいこと。ネット上には「観光コースからイベント業界へ就職し永住」という体験談が散見されますが、多くは 2018年〜2022年頃の制度を前提としています。2024年12月に subclass 457/482 の職業リストが CSOL に置き換わり、対象職業が大きく組み替えられました。古い年の情報をそのまま前提にすると判断を誤ります。ご検討の際は、必ず現時点のリストでご確認ください。当社では登録移民代理人が同席してご説明します。

30秒で分かるこのコースSUMMARY

分野Travel & Tourism(旅行・観光)と Event Management(イベント運営)。TAFE NSW では同じ「Events, Travel and Tourism」の括りで案内されています。
留学生が取れるコース2026 International Student Guide に掲載されているのは SIT50322 Diploma of Event Management(CRICOS 112057G)と SIT50122 Diploma of Travel and Tourism Management(CRICOS 112058F)の2本です。加えて SIT60222 Advanced Diploma of Event Management(CRICOS 112060A)が International のコースページに掲載されています。
期間各 1年(フルタイム)。Diploma → Advanced Diploma のパッケージ進学が案内されています。
開講キャンパスEvent Management:Hamilton・Ultimo。Travel and Tourism:Hamilton(2月)/Northern Beaches・Ryde(7月)/Ultimo(2月・7月)。Advanced Diploma of Event Management:Ultimo(2月・7月)/Wollongong(2月)。
入学時期2月・7月
ビザ上の最重要点MLTSSL 掲載なし → 189/190/491/485(Post-Vocational Education Work)はいずれも使えません。CSOL に載っているのは 142116・451612・451412 など旅行系の一部で、これらは雇用主スポンサー(482/186 Direct Entry)専用の道です。149311 Conference and Event Organiser は CSOL 非掲載です。
豪州の求人動向Tourism Research Australia の集計では、2025年12月期の観光産業の就業者数は 736,800人で過去最高。前年同期比 +4.7%。ただし旅行代理店部門はコロナ前(2019年)比で依然として約37%低い水準にとどまっています。
日本との制度差日本の旅行業は旅行業法により、営業所ごとに「旅行業務取扱管理者」の選任が義務づけられています(総合/国内/地域限定の3種)。オーストラリアの Diploma を取っても、この日本の国家資格が免除されるわけではありません。
向いている人観光・イベントの実務を英語環境で学びたい/日本の旅行会社・イベント会社・インバウンド事業でのキャリアを考えている/豪州でのアルバイト経験を積みたい/永住は第一目的ではない、という方
向いていない人永住を第一目的にしている方。この分野は現行の職業リストの構造上、そのルートが非常に細くなっています。

※ 学費・入学時期・開講キャンパス・職業リストはいずれも改定されます。掲載内容は2026年7月時点で公開情報から確認したものです。最新の金額と条件は TAFE NSW の発表と当社からのお見積りでご確認ください。

① コースの主旨と学習ユニットCOURSE STRUCTURE AND UNITS

この分野の TAFE NSW のコースは、いずれも SIT Tourism, Travel and Hospitality Training Package に基づく全国共通の資格です。ユニット構成は training.gov.au が公開しているリリース文書で確認できます。以下は当社が同文書から拾ったコア・ユニットの一覧です。

SIT50122 Diploma of Travel and Tourism Management(旅行・観光マネジメント)

training.gov.au の公開文書では、合計 23ユニット(コア 13+選択 10)と記載されています。選択ユニットのうち6つは Group A から、残り4つは所定の範囲から選ぶ構成です。旅行商品の企画・仕入れ・販売、予算管理、スタッフ管理、顧客対応まで、旅行会社やツアーオペレーターの「現場管理者」に必要な範囲を一通り扱います。

ユニットコード内容(概要)
BSBTWK501チームの効果的な運営(Lead diversity and inclusion 系のビジネスユニット)
SIRXOSM007オンライン・ソーシャルメディアの活用
SITTIND003旅行・観光業界に関する情報の収集と活用
SITXCCS015顧客サービス体験の提供強化
SITXCCS016質の高い顧客サービスの実践の設計
SITXCOM010ビジネスにおける関係構築とマネジメント
SITXFIN008財務情報の管理
SITXFIN009予算の作成と管理
SITXFIN010財務の実務管理
SITXHRM009人材のパフォーマンス管理
SITXMGT004業務の監督・監督者としての役割
SITXMGT005業務計画の策定と実行
SITXWHS007労働安全衛生(WHS)の実践管理

※ 上記はコア13ユニットです。選択10ユニットは開講キャンパス・年度により組み合わせが変わります。実際に何を履修するかは、必ず入学時点の TAFE NSW の案内でご確認ください。

SIT50322 Diploma of Event Management(イベントマネジメント)

training.gov.au の公開文書では、合計 20ユニット(コア 13+選択 7)と記載されています。選択ユニットのうち4つは Group A から選ぶ構成です。イベントの企画・運営・スタッフ配置・スポンサー獲得・広報まで、コンファレンスやフェスティバルの現場を回すための範囲を扱います。

ユニットコード内容(概要)
SITEEVT020イベントのコンセプト立案と設計
SITEEVT026イベント運営の管理
SITEEVT028イベント予算の管理
SITXCCS015顧客サービス体験の提供強化
SITXFIN009予算の作成と管理
SITXHRM009人材のパフォーマンス管理
SITXHRM010スタッフの採用・選考・導入
SITXMGT005業務計画の策定と実行
SITXMGT006ビジネス活動の確立とマネジメント
SITXMPR011マーケティング活動の計画と実施
SITXMPR012広報活動の企画と実施
SITXMPR016スポンサーシップの獲得と管理
SITXWHS006労働安全衛生(WHS)に関する義務の遂行

SIT60222 Advanced Diploma of Event Management(イベントマネジメント上級)

training.gov.au の公開文書では、合計 24ユニット(コア 17+選択 7)と記載されています。Diploma より上位の管理職層(event director / event producer / venue manager など)を想定した構成で、戦略計画・持続可能性・法令遵守・ビジネス文書作成といったビジネス系ユニットが加わります。

ユニットコード内容(概要)
BSBOPS504組織の業務計画の管理
BSBSTR601戦略的計画の立案
BSBSUS511サステナビリティ方針の策定
BSBWRT411複雑な業務文書の作成
SITEEVT026イベント運営の管理
SITEEVT029イベントのマーケティング戦略
SITEEVT030イベントの企画提案・入札
SITEEVT031大規模イベントの企画管理
SITEEVT032イベント事業の戦略的運営
SITXCCS016質の高い顧客サービスの実践の設計
SITXFIN010財務の実務管理
SITXGLC002事業に関する法令遵守の管理
SITXHRM009人材のパフォーマンス管理
SITXMGT005業務計画の策定と実行
SITXMGT006ビジネス活動の確立とマネジメント
SITXMPR014マーケティング機会の創出
SITXWHS008労働安全衛生システムと手順の構築・維持

※ ユニット名の日本語は当社が内容を要約したものであり、TAFE NSW の訳語ではありません。正式なユニット名は英語の原文でご確認ください。

SIT60122 Advanced Diploma of Travel and Tourism Management(旅行・観光上級)

この資格は training.gov.au 上に実在し、合計 27ユニット(コア 17+選択 10)と記載されています。コアには BSBOPS504・BSBOPS601・BSBTWK501・BSBWRT411・SITTIND003・SITTPPD017・SITXCCS015・SITXCCS016・SITXFIN008・SITXFIN009・SITXFIN010・SITXGLC002・SITXHRM009・SITXMGT004・SITXMGT005・SITXMPR014・SITXWHS008 が並びます。

ただし、留学生向けの開講は当社では確認できませんでした。2026 International Student Guide の該当ページに掲載がなく、TAFE NSW International のコースページも当社がアクセスした時点では表示されませんでした。「資格として存在すること」と「TAFE NSW が留学生向けに開講していること」は別です。この資格を目的にご検討中の方は、必ず出願前に開講状況をご確認ください。当社からも確認いたします。

② このコースで就ける職種OCCUPATIONS AND ANZSCO CODES

TAFE NSW のコースページには「修了後に想定される職種」が英語で列挙されています。ここではそれを、オーストラリアの職業分類コード(ANZSCO)に対応づけて整理します。ANZSCO コードは、就労ビザや技能査定の場面で職業を特定する基礎になる番号です。求人票の職種名と ANZSCO の職業名は必ずしも一致しないため、この対応づけは早い段階で押さえておく価値があります。

コースページに記載されている職種(英語原文ベース)

SIT50122 Travel and Tourism Management

Travel Agency Manager/Tour Operations Manager/Incentives Manager/Sales Manager/Marketing Manager/Reservations Manager/Inbound Groups Manager/Inbound Sales Manager/Product Development Manager

SIT50322 Event Management

Conference Coordinator/Event Coordinator/Exhibition Coordinator/Event Sales Coordinator/Festival Project Coordinator/Function Coordinator/Staging Coordinator/Venue Coordinator

SIT60222 Advanced Diploma of Event Management

Conference Manager/Event Director/Event Producer/Venue Manager など、Diploma より上位の管理職層が想定されています。

共通して見られる周辺職種

Travel Consultant/Tour Guide/Hotel Service Manager など。宿泊・飲食との境界が曖昧な求人も多く、実務上はホスピタリティ分野と往来があります。

対応する ANZSCO コードと skill level

ANZSCO職業名skill level技能査定機関備考
149311Conference and Event Organiser2VETASSESSイベント分野の中心となるコード。VETASSESS の分類では Group C(AQF Diploma 以上+所定年数の就労経験)と案内されています。
142116Travel Agency Manager2VETASSESS旅行代理店の管理者。ご相談時に「149413」と伺うことがありますが、149413 は Transport Company Manager であり別の職業です。
451612Travel Consultant3VETASSESS旅行商品の相談・販売。日本の「旅行会社カウンター係」に近い役割です。
451412Tour Guide4VETASSESSガイド職。「451311」は Funeral Director であり、Tour Guide ではありません。コード違いのまま準備を進めてしまう例があるため、ご注意ください。
141311Hotel or Motel Manager2VETASSESS宿泊施設の管理者。観光系コースからの実務的な進路として現実味があります。
431411Hotel Service Manager3VETASSESS宿泊施設内の部門管理。
639211Retail Buyer3VETASSESS商品仕入れ。旅行商品の仕入れ担当(product development)と役割が重なる場面がありますが、ANZSCO の定義上は小売の仕入れ職であり、観光職としての査定が通る保証はありません。
141111Cafe or Restaurant Manager2VETASSESS飲食店の管理者。イベント・宴会部門からの移行例がある職種です。
141211Caravan Park and Camping Ground Manager3VETASSESSキャラバンパーク・キャンプ場の管理者。地方の観光施設で見られます。

※ skill level は ANZSCO が定める「その職業に通常求められる技能水準」の区分です(1が最も高く、5が最も低い)。ビザの可否を直接決めるものではありませんが、技能査定の基準や求められる学歴・経験年数に影響します。技能査定機関は VETASSESS の職業一覧で確認しました。

ご相談時によくある食い違いについて。お問い合わせの際に「149413 Travel Agency Manager」「451311 Tour Guide」という組み合わせでご相談をいただくことがありますが、当社が ANZSCO の分類を確認した限りでは 149413 は Transport Company Manager、451311 は Funeral Director です。古い資料や翻訳サイトの誤りが流通している可能性があります。技能査定はコード単位で行われるため、コードが違うと申請そのものが成立しません。ご検討の初期段階でコードの確認をされることをお勧めします。

③ ビザ対応職種としての扱い(適用 subclass)OCCUPATION LISTS AND VISA SUBCLASSES

ここが、この分野を検討するうえで最も重要な部分です。職業リストごとに掲載の有無が異なり、その差がそのまま「使えるビザ」の差になります。以下は当社が各リストの原典を照合した結果です。断定を避けるため、確認できなかったものは「確認できませんでした」と書いています。

4つのリストの意味を先に整理します

CSOLCore Skills Occupation List。2024年12月から subclass 482(Skills in Demand)Core Skills stream の対象職業を定めるリスト。根拠は Migration (Specification of Occupations—Subclass 482 Visa) Instrument (LIN 24/089)。
186 Direct Entrysubclass 186(Employer Nomination Scheme)の Direct Entry stream で使える職業のリスト。根拠は LIN 24/093。実務上は CSOL とほぼ同じ範囲と案内されていますが、当社では該当法令文書の全文までは読み取れませんでした。
MLTSSLMedium and Long-term Strategic Skills List。subclass 189(独立技術移住)と、subclass 485 Post-Vocational Education Work stream の前提。根拠は Migration (LIN 19/051) Instrument 2019 の Schedule 1。
STSOLShort-term Skilled Occupation List。同 Instrument の Schedule 2。州指名(190)や一部のビザで参照されますが、189 には使えません。
ROLRegional Occupation List。同 Instrument の Schedule 3。地方指名(491 等)で参照されます。

職業ごとの掲載状況(当社照合結果)

ANZSCO / 職業CSOL(482)186 Direct EntryMLTSSLSTSOLROL
149311 Conference and Event Organiser非掲載確認できず非掲載掲載あり非掲載
142116 Travel Agency Manager掲載あり確認できず非掲載非掲載非掲載
451612 Travel Consultant掲載あり確認できず非掲載非掲載非掲載
451412 Tour Guide掲載あり確認できず非掲載非掲載非掲載
141311 Hotel or Motel Manager掲載あり(適用条件の指定あり)確認できず非掲載掲載あり非掲載
431411 Hotel Service Manager掲載あり確認できず確認できず確認できず確認できず
639211 Retail Buyer掲載あり確認できず非掲載掲載あり非掲載
141111 Cafe or Restaurant Manager確認できず確認できず非掲載掲載あり非掲載
141211 Caravan Park and Camping Ground Manager確認できず確認できず非掲載非掲載掲載あり

※ 186 Direct Entry の欄をすべて「確認できず」としているのは、当社が根拠法令(LIN 24/093 / F2024L01618)の本文を読み取れなかったためです。一般には CSOL と同一範囲と案内されていますが、当社では最終確認ができていません。断定を避けるため、この表記としています。

149311 Conference and Event Organiser について、特に詳しく

この職業はイベント分野の中心となるコードのため、当社では特に丁寧に確認しました。結果は以下のとおりです。

  • MLTSSL:非掲載。Migration (LIN 19/051) Instrument 2019 の Schedule 1 に 149311 の記載は見当たりませんでした。
  • STSOL:掲載あり。同 Instrument の Schedule 2 に記載があります。ただし STSOL は subclass 189 では使えません。
  • ROL:非掲載。Schedule 3 に記載は見当たりませんでした。
  • CSOL:掲載が確認できませんでした。Core Skills Occupation List の公開資料を照合しましたが、149311 の記載は見当たりませんでした。これは subclass 482 Core Skills stream の対象外である可能性が高いことを意味します。
  • 技能査定機関:VETASSESS。Group C に分類されており、AQF Diploma 以上の学歴と、査定申請の直近における所定年数の就労経験(学歴と職務の関連度により1〜4年程度)が求められると案内されています。
  • 人材不足の評価:2025年の Occupation Shortage List では「NS(No Shortage=不足なし)」と全州・全準州で評価されていると確認しました。つまり、政府の人材需給評価上も「足りていない職業」とはされていません。

まとめると、149311 という職業名で永住や就労ビザを狙う道は、現行制度では実質的に閉じています。これは厳しい結論ですが、渡航前に知っておくべきことだと当社は考えています。

subclass ごとの可否(当社の整理)

subclassビザの性格この分野での可否
482Skills in Demand(雇用主スポンサー・一時就労)条件付き142116 / 451612 / 451412 / 141311 / 431411 / 639211 は CSOL 掲載のため対象になり得ます。ただしスポンサー雇用主・技能査定・英語・給与水準(TSMIT)をすべて満たすことが前提で、卒業しただけでは道は開きません。149311(イベント)は対象外の見込みです。
485Temporary Graduate(Post-Vocational Education Work stream)使えませんこのストリームは資格が MLTSSL 掲載職業に密接に関連していることを求めます。観光・イベント系の職業は MLTSSL に載っていないため、該当しません。この分野で最も誤解の多い点です。
186Employer Nomination Scheme(雇用主指名・永住)条件付きDirect Entry stream は CSOL 掲載職業が前提と案内されています。旅行系の職種であれば理屈のうえでは可能性がありますが、実務上は雇用主が指名する意思と能力を持つことが不可欠です。もう一つの Temporary Residence Transition stream は、482 で一定期間就労した後の道です。
189Skilled Independent(独立技術移住・永住)使えませんMLTSSL 掲載が必須です。この分野の職業はいずれも掲載されていません。
190Skilled Nominated(州指名・永住)現状は困難2025-26年度の NSW Skills List(190)に、この分野の職業は含まれていませんでした。他州の指名リストは州ごとに異なるため、個別確認が必要です。
491Skilled Work Regional(地方指名・暫定)現状は困難2025-26年度の NSW Skills List(491)にも、この分野の職業は含まれていませんでした。

※ subclass 485 Post-Vocational Education Work stream には、申請時 35歳以下(香港・BNO パスポート保持者は 50歳以下)、IELTS 総合 6.5・各バンド 5.5 以上、といった条件も併せて課されています。年齢・英語の条件を満たしていても、職業リストの条件を満たさなければ申請できません。

ではこの分野に留学する意味はどこにあるのか。当社としては、次の3つのいずれかに当てはまる方には十分に意味があると考えています。(1) 日本またはアジア圏の観光・インバウンド・MICE 業界でのキャリアを前提に、英語の実務力と海外の運営手法を身につけたい方。(2) すでにホスピタリティ系で就労経験があり、管理職層への足がかりとして Advanced Diploma を積み上げたい方。(3) 学生ビザ期間中の就労を通じて豪州の職場経験を積み、その後に別分野へ進路を組み替える可能性も含めて考えている方。逆に「このコースを出れば永住できる」という前提でご検討の場合は、当社からは率直に別の分野をご提案します。

コース名・コード番号に関する注意(この分野特有)CODE CHANGES AND COMMON CONFUSIONS

この分野は、資格コードの改定と名称の重複が多く、調べた情報がそのまま古くなっている、あるいは別のコースを指していることが頻繁に起こります。当社が確認できた範囲で、間違いやすい点を先に挙げておきます。

よくある表記当社が確認した実際の内容
SIT60322 Advanced Diploma of Event Managementこの組み合わせは一致しません。SIT60322 は Advanced Diploma of Hospitality Management(CRICOS 112059E)です。イベントの上級資格は SIT60222 Advanced Diploma of Event Management(CRICOS 112060A)です。
SIT30122 Certificate III in Tourism実在しますが、SIT30125 に置き換わっています(supersede)。TAFE NSW の国内学生向けページには移行期のため新旧が併記されていました。
SIT40122 Certificate IV in Travel and Tourism同様に SIT40125 に置き換わっています。新旧が併記されている時期にあたります。
Certificate III / IV レベルの観光コース全般TAFE NSW の国内学生向けページには、SIT30522(Events)・SIT30322(Guiding)・SIT30125(Tourism)・SIT30222(Travel)・SIT40125(Travel and Tourism)などが並んでいます。ただし、当社が確認した限り 2026 International Student Guide にはこれらの掲載がありませんでした。留学生向けに開講されているかは個別確認が必要です。
SIT60122 Advanced Diploma of Travel and Tourism Managementtraining.gov.au 上には実在します(27ユニット)。ただし TAFE NSW International のコースページは当社アクセス時点で表示されず、2026 International Student Guide にも掲載がありませんでした。留学生が出願できるかは未確認です。

なぜこれが重要かというと、資格コードが変わると、技能査定で参照される資格名や、ビザ申請時に提出する書類の整合性に影響し得るためです。また、留学エージェントのサイトや旧いブログ記事が旧コードのまま残っていることも多く、「そのコースは今は開講していない」という事態が起こります。出願前に、コード・コース名・CRICOS 番号の3点セットでご確認いただくことをお勧めします。

④-A オーストラリアの就職状況と年収AUSTRALIAN JOB MARKET AND SALARY

観光産業の就業者数は過去最高を更新

Tourism Research Australia(TRA・連邦政府の観光統計部門)が公表している四半期別の観光労働統計によると、2025年12月期の観光産業の就業者数は 736,800人で、統計開始以来の最高値を更新したと発表されています。

2025年12月期736,800人(観光産業の就業者数・過去最高)
前四半期比+20,900人(+2.9%)
前年同期比+33,100人(+4.7%)
2019年12月期との比較632,500人 → 736,800人(+104,300人/+16.5%
ただし部門差が大きい旅行代理店(travel agency)部門はコロナ前比で依然として約37%低い水準。教育・訓練サービス部門も −17% と報告されています。

この数字の読み方には注意が必要です。「観光産業全体の就業者が過去最高」というのは事実ですが、その増加の多くは宿泊・飲食・輸送といった裾野の広い部門が牽引しています。旅行代理店部門は依然としてコロナ前を大きく下回ったままです。「Diploma of Travel and Tourism Management を出て旅行代理店の管理職に就く」という進路は、統計上、最も回復が遅れている部門を目指すことを意味します。この点は、当社としてはご検討前に必ずお伝えしています。

イベント系の給与水準(SEEK 掲載データ)

豪州最大級の求人サイト SEEK が公開している職種別の給与ページでは、Events Manager について次のように掲載されています(当社確認時点で「2026年4月時点のデータ」と表示されていました)。

区分掲載されている平均年収(AUD)備考
Marketing & Communications 業界$85,309掲載求人数 750件
Advertising, Arts & Media 業界$84,146掲載求人数 119件
Canberra$115,000都市別で最も高い水準
Gold Coast$106,250
Hobart$100,000
Sydney$95,000
Melbourne$95,000

※ SEEK の給与データは「掲載求人に記載された賃金レンジ」に基づくもので、実際の平均賃金統計ではありません。求人によっては退職年金(superannuation)を含む金額が記載されている場合があります。また、これは Events Manager(管理職層)の数字であり、Diploma 修了直後に就く Coordinator 職の水準とは異なります。当社では Travel Consultant / Tour Guide / Event Coordinator の SEEK 給与ページにはアクセスできませんでした(アクセス制限のため)。

人材不足の評価

Jobs and Skills Australia が公表している 2025年版の Occupation Shortage List では、149311 Conference and Event Organiser は全州・全準州で「NS(No Shortage=不足なし)」と評価されていることを確認しました。人材不足職種に指定されていないことは、州指名リストや職業リストへの掲載可能性が当面低いことを示唆します。

現実的な就職の道筋

④-B 日本での就職状況と年収JAPAN: JOB MARKET AND SALARY

日本に帰国して観光・イベント業界で働く場合の待遇を、厚生労働省の職業情報提供サイト「job tag」に掲載されている数値(令和7年賃金構造基本統計調査などに基づく)で確認しました。

職業平均年収労働時間(月)有効求人倍率備考
旅行会社カウンター係525.1万円158時間2.03倍(令和6年度)時給換算 2,605円。求人賃金(月額)は 25万円と掲載されています。求人倍率が2倍を超えており、人手を求めている状況がうかがえます。
ツアーコンダクター(添乗員)402.7万円163時間掲載なし時給換算 1,928円(一般労働者)/1,355円(短時間労働者)。旅程管理主任者の資格取得が推奨されると記載されています。
イベントの企画・運営736.8万円158時間0.54倍(令和6年度)必須資格はないと記載されています。年収は高い一方で、求人倍率は0.54倍と1を大きく下回り、応募者に対して求人が少ない状態です。

この3つの数字の対比が、日本の観光・イベント業界の特徴をよく表しています。旅行会社のカウンター職は求人倍率2.03倍と人手不足である一方、年収は525万円。イベント企画は年収736万円と高いものの、求人倍率0.54倍で入りにくい。「イベントの仕事がしたい」という希望は日本でも競争が激しい領域だということです。オーストラリアで Diploma を取ることが、この競争でどう効くのかは、応募先の業態によって大きく変わります。

日本の旅行業には「国家資格の選任義務」があります

ここが、オーストラリアの制度と最も大きく異なる点です。日本では旅行業法により、旅行業者は営業所ごとに「旅行業務取扱管理者」を選任することが義務づけられています。観光庁の案内によると、この資格は3種類に分かれます。

総合旅行業務取扱管理者国内・海外の両方の旅行業務を取り扱える資格。試験は日本旅行業協会(JATA)が実施すると案内されています。
国内旅行業務取扱管理者国内旅行業務を取り扱える資格。試験は全国旅行業協会(ANTA)が実施すると案内されています。
地域限定旅行業務取扱管理者特定の地域に限定した旅行業務を取り扱える資格。試験は観光庁が実施すると案内されています。

重要な点:TAFE NSW の Diploma を修了しても、これらの日本の国家資格が免除されることはありません。日本の旅行業務取扱管理者は旅行業法に基づく国内制度であり、海外の職業教育資格との相互承認の仕組みは、当社が確認した範囲では見当たりませんでした。日本の旅行会社で営業所の管理業務に関わることを目指す場合は、帰国後に別途この試験を受ける必要があるとお考えください。逆に、オーストラリアで学ぶ内容(商品企画・予算管理・スタッフ管理・マーケティング)は、この試験の範囲とは別の実務スキルとして評価される可能性があります。

日本の観光・イベント業界の構造

※ 年収の数値はいずれも厚生労働省「job tag」の掲載値で、令和7年賃金構造基本統計調査等に基づくと記載されているものです。有効求人倍率は令和6年度の数値として掲載されています。企業名は業界構造の説明のために挙げたもので、これらの企業への就職を保証するものではありません。

⑤ 日本の同種の専門学校(比較用)2校COMPARABLE SCHOOLS IN JAPAN

「日本の専門学校で学ぶ場合と何が違うのか」を判断していただくために、同じ分野を扱う日本の専門学校を2校挙げます。いずれも実在を確認したうえで掲載しています。優劣を示すためではなく、学べる内容と目指す資格の違いを比べていただくための情報です。

専門学校 東京ホスピタリティ・アカデミー

東京都新宿区市谷田町3-21
旧校名:東京観光専門学校(通称 TOKAN)。2024年に現校名へ変更されたと確認しました。

ホテル学科、旅行学科、鉄道サービス学科、エアライン学科、ブライダル学科、葬祭ディレクター学科、観光ビジネス学科、韓国語学科などを設置しています。文部科学大臣が定める職業実践専門課程の認定を受けていると同校が案内しています。観光・ホテル・鉄道・航空を一つの学校の中で並列に扱っている点が特徴です。

https://www.tit.ac.jp/

専門学校 大阪ホスピタリティ・アカデミー(旅行学科)

大阪市北区堂島2-3-11/旅行学科は2年制

目標資格として、国内旅行業務取扱管理者、総合旅行業務取扱管理者、旅程管理主任者、旅行地理検定、インターネット旅行情報士検定、実用英語技能検定、観光英語検定などを掲げています。就職実績として JTB、エイチ・アイ・エス、日本旅行、阪急交通社、近畿日本ツーリスト、東武トップツアーズ、JR東日本びゅうツーリズム&セールス等の名前が挙げられています。

https://www.daikan.ac.jp/gakka/travel/(学校トップ:https://www.daikan.ac.jp/

TAFE NSW と日本の専門学校の、決定的な違い

項目日本の観光系専門学校TAFE NSW(SIT50122 / SIT50322)
目指すゴール日本の国家資格の合格(旅行業務取扱管理者・旅程管理主任者)と、新卒での就職実務能力の証明(コンピテンシー単位での評価)。国家試験の合格を目的とはしていません。
修業年限おおむね2年Diploma 1年(+ Advanced Diploma 1年)
評価の方法科目試験・資格試験の合否ユニットごとの「できる/まだできない(Competent / Not Yet Competent)」の判定。筆記だけでなく実演・観察による評価が組み合わされます。
言語日本語英語。これ自体が最大の付加価値であり、同時に最大の負荷でもあります。
就職支援日本の企業とのつながりを前提とした新卒就職支援豪州での就職を前提とした支援。日本での新卒枠での就職を目指す場合は、自分で設計する必要があります。
資格の使い道日本国内で完結オーストラリアの職業資格(AQF)。日本での法的効力はありませんが、英語での実務経験と組み合わせることでインバウンド分野などで評価され得ます。

※ 各校の情報は当社が各校の公開サイトで確認した内容です。学科構成・目標資格・就職実績は年度により変わります。詳細は各校に直接ご確認ください。当社は上記2校の関係者ではなく、これらの学校を紹介・斡旋する立場にもありません。

⑥ オーストラリアで学ぶ価値と、日本との違いWHY STUDY IN AUSTRALIA

価値があるといえる部分

正直にお伝えする、弱い部分

  • ビザ上の出口が細いことは、繰り返しお伝えします。これがこの分野の最大の弱点です。他分野(調理、看護、幼児教育、建設など)と比べて、卒業後の在留の選択肢が明確に少ないです。
  • 日本の国家資格は取れません。旅行業務取扱管理者の受験勉強は、帰国後に別途必要になります。
  • 「Manager」の職名に惑わされないでください。コース名も想定職種も Manager と書かれていますが、1年の Diploma を修了した直後に管理職に就くわけではありません。
  • 旅行代理店部門はコロナ前の水準に戻っていません。統計上、この分野の中でも最も回復が遅い部門です。
  • casual 雇用の比率が高い分野です。収入が安定するまでに時間がかかることを前提にした資金計画が必要です。

当社としての率直な考え

この分野は、目的が「永住」ではなく「英語+観光実務の経験」である方には、費用対効果の良い選択肢だと考えています。1年で区切りがつき、学費も比較的抑えられ、就労経験を積みやすい業界です。一方で、永住を目指す方には、当社としては別分野(調理・ホスピタリティ管理・保育・介護・建設・IT など、職業リスト上の位置づけがより明確な分野)を先にご提案します。「まず観光で入って、あとで方向を変える」という設計も可能ですが、その場合は最初から出口の選択肢を複数持って渡航されることをお勧めします。当社では登録移民代理人と一緒に、その設計からご相談を承っています。

入学条件・英語条件ENTRY REQUIREMENTS

学歴条件

英語条件

当社では、この2コースの正確な IELTS スコア要件を公開資料から読み取ることができませんでした。2026 International Student Guide の入学条件一覧表(p.75 付近)は、当社が取得できたテキスト層に含まれていませんでした。断定を避けるため、ここでは具体的なスコアを書きません。

ただし、同ガイドには「TAFE NSW の General English を修了すると、IELTS 6.0 の入学条件があるものを含む職業教育コースへ直接入学できる」という趣旨の記載がありました。この分野の Diploma がその水準に該当するかどうかも含め、出願前に最新の条件をご確認ください。当社からも確認いたします。

英語条件に届いていない場合の考え方。TAFE NSW は自校で語学コースを開講しており、そこから職業教育コースへ進む道が案内されています。IELTS を受け直すのか、語学コースを経由するのか、どちらが早くて安いかは、現在の英語力と渡航希望時期によって変わります。この判断だけでも半年から1年の差が生まれるため、早めにご相談ください。

TAFE NSW Ultimo キャンパスの語学コースについてはこちら(英語条件が未達の方の入口として、まずこちらをご覧ください)

そのほか出願時に必要になるもの

※ 入学条件・出願書類は改定されます。上記は2026年7月時点で当社が確認した範囲です。学生ビザの申請サポートについてはこちらもあわせてご覧ください。

費用と期間FEES AND DURATION

当社は推測での金額を書きません。以下は公開されている数値のみを、出典を分けて掲載しています。SIT50122 については、当社が確認した3つの情報源で金額が食い違っていました。どれが正しいと当社が判断することはできないため、3つとも併記します。

SIT50122 Diploma of Travel and Tourism Management(学費が食い違っています)

情報源掲載されていた金額(AUD)
2026 International Student Guide(PDF)$14,925
TAFE NSW International のコースページ$14,925 〜 $15,373
TAFE NSW International のパッケージページ$12,470 〜 $12,970

この差は小さくありません。最大で 2,900 AUD 程度の開きがあります。考えられる理由としては、(1) 掲載時点の年度が異なる、(2) パッケージ(複数コースをまとめて申し込む形)の場合に別の料金が適用される、(3) キャンパスや開講回によって異なる、といった可能性がありますが、当社としてはどれが正しいか断定できません。出願をご検討の際は、必ず TAFE NSW の最新の発表と、当社からのお見積りの両方でご確認ください。

なお、いずれの金額にも教材費(materials fee)が別途 AUD 300〜1,000 程度かかると案内されています。この点も見落とされやすい部分です。

SIT50322 Diploma of Event Management

情報源掲載されていた金額(AUD)
2026 International Student Guide(PDF)$16,950
TAFE NSW International のコースページ$16,950 〜 $17,459

SIT60222 Advanced Diploma of Event Management

情報源掲載されていた金額(AUD)
TAFE NSW International のコースページ$13,410 〜 $14,750

※ Advanced Diploma は Diploma と比べて金額が低く掲載されていますが、これは Diploma からのパッケージ進学を前提とした料金設定である可能性があります。当社では確認できていません。

期間・キャンパス・入学時期(当社が確認できた範囲)

コースCRICOS期間キャンパス入学
SIT50122 Diploma of Travel and Tourism Management112058F1年Hamilton(2月)/Northern Beaches・Ryde(7月)/Ultimo(2月・7月)2月・7月
SIT50322 Diploma of Event Management112057G1年Hamilton・Ultimo2月・7月
SIT60222 Advanced Diploma of Event Management112060A1年Ultimo(2月・7月)/Wollongong(2月)2月・7月
SIT60122 Advanced Diploma of Travel and Tourism Management未確認未確認留学生向け開講を確認できませんでした未確認

学費以外にかかる費用

合計でいくらになるかは、コース・開講回・保険期間・渡航時期によって変わります。当社では、上記をすべて積み上げた見積りを無料でお出ししています。推測の金額をこのページに書くことはいたしません。お見積りのご依頼はこちらからお願いいたします。

よくあるご質問FAQ

Q. 観光やイベントのコースを出ても永住できないのなら、留学する意味はないのでしょうか。 永住が唯一の目的であれば、当社としては別分野をお勧めします。ただし「英語環境で観光・イベントの実務を1年学び、その間に現地で働き、帰国後に日本のインバウンドや MICE の分野で活かす」という設計であれば、十分に意味のある選択です。目的が何かで答えが変わる問いです。カウンセリングでは、まずそこを一緒に整理します。
Q. subclass 485 が使えないというのは、卒業後は必ず帰国ということですか。 Post-Vocational Education Work stream は使えません。ただし、これは「卒業後の在留手段がゼロ」という意味ではありません。実務上は、(1) 別のコースへ進学して学生ビザを継続する、(2) CSOL 掲載職種で雇用主スポンサーを得て subclass 482 を目指す、(3) ワーキングホリデービザの年齢・国籍要件を満たす場合はそれを検討する、といった選択肢が考えられます。いずれも個別の条件次第ですので、当社の登録移民代理人がご相談を承ります。
Q. Travel and Tourism と Event Management、どちらを選ぶべきですか。 出口が違います。Travel and Tourism(SIT50122)は、142116・451612・451412 という CSOL 掲載職業に対応する分野で、雇用主スポンサーの道が理屈のうえでは残っています。Event Management(SIT50322)の中心職種 149311 は CSOL に載っていません。ビザの可能性を少しでも残したい場合は Travel and Tourism、日本でのイベント業界のキャリアを見据えている場合は Event Management、という考え方が一つの目安になります。ただし、実際の就職は職名ではなく求人内容で決まるため、この線引きが絶対というわけではありません。
Q. Diploma と Advanced Diploma、両方取ったほうがいいですか。 ビザの観点では、Advanced Diploma を取っても職業リストの掲載状況は変わりません。取る意味があるのは、(1) 学生ビザの在留期間を延ばして就労経験を積みたい場合、(2) 豪州の大学へ編入して学位を目指す場合、(3) 管理職層の実務知識を体系的に学びたい場合です。目的が「在留期間を延ばすこと」だけであれば、別分野のコースへ進むほうが出口が広がる可能性があります。この判断はカウンセリングでご一緒します。
Q. 日本の旅行業務取扱管理者の資格は、留学中に取れますか。 試験は日本国内で実施されるため、留学中の受験は現実的ではありません。また、TAFE NSW の Diploma を修了しても、この国家資格が免除されることはありません。帰国後に別途受験する前提でお考えください。ただし、旅行業務の実務知識(商品企画・予算管理・顧客対応)は共通する部分があるため、学習の下地にはなります。
Q. 英語力に自信がありませんが、この分野は接客が中心なので大丈夫でしょうか。 むしろ逆で、接客・折衝が中心だからこそ英語の負荷が高い分野です。調理や建設のように手を動かす比重が大きい分野と違い、観光・イベントは「言葉で説明し、交渉し、記録を残す」ことが仕事の中身そのものです。授業でもプレゼンテーションやレポートの比重が高くなります。英語に不安がある場合は、語学コースの期間を長めに取ることをお勧めします。語学コースについてはこちらをご覧ください。

確認できなかったことWHAT WE COULD NOT CONFIRM

当社が公開情報を照合した範囲で、確認できなかった項目を正直に列挙します。これらについては、断定的な記述を避けています。ご検討にあたって重要な項目が含まれていますので、必ず出願前に個別にご確認ください。当社からも確認いたします。

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学歴・職歴・英語力・ご予算・目標時期をうかがって、このコースが現実的かどうかを率直にお伝えします。合わないと判断した場合は、その理由と代わりの選択肢もお出しします。

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当社には Registered Migration Agent(登録移民代理人・MARN 0637738)が在籍しており、ビザに関するご相談は当該代理人が担当します。本ページはコース選びの参考としての一般情報であり、個別のビザ申請に関する助言ではありません。職業リスト(CSOL・MLTSSL・STSOL・ROL 等)、州指名の条件、賃金基準(TSMIT)、英語要件はいずれも随時改定されます。掲載内容は 2026年7月時点で公開情報から確認したものであり、ご検討の際は必ず最新の情報をご確認ください。学費・入学条件は TAFE NSW の定めによります。とくに本分野は、卒業後の在留に関する選択肢が他分野より限られるため、渡航前に登録移民代理人へのご相談をお勧めします。

出典一覧SOURCES

コース・資格

ビザ・職業リスト・技能査定

就職・待遇(オーストラリア)

就職・待遇(日本)/日本の専門学校