シドニー&メルボルン現地オフィスから無料サポート 💱 A$1 ≒ 110.9円(8/6時点) 営業時間: 月〜金 10:00-17:30(現地時間) 🌐 English
LINE相談 無料カウンセリング
会社概要ミッションステートメント代表プロフィールスタッフ紹介ビザコンサルタント資格(MARN: 0637738)無料サポートができる理由
TAFE QUEENSLAND / AUTOMOTIVE MECHANICAL TECHNOLOGY

自動車整備(ライトビークル・大型商用車・診断/EV)

AUR30620 Certificate III in Light Vehicle Mechanical Technology / Certificate III in Heavy Commercial Vehicle Mechanical Technology / Certificate IV(Automotive Mechanical Diagnosis ほか)

自動車整備は、オーストラリアで長年「人が足りない」と言われ続けてきた職種です。ただしこの分野は本来 apprenticeship(見習い雇用契約)で育てる職業であり、学生ビザの留学生はその apprenticeship に就くことができません。ここを曖昧にしたまま渡航すると、修了後に「経験年数が足りず技能査定に出せない」という壁に必ずぶつかります。このページは、その構造を最初に説明したうえで、TAFE Queensland のコース内容・ビザ上の扱い・実務経験の積み方を、弊社が確認できた範囲だけで組み立てています。

TAFE Queensland/RTO 0275・CRICOS 03020E Acacia Ridge ほか(キャンパスは要確認) ANZSCO 321211 / 321212 / 321213 / 321214 / 321111 5職種すべて MLTSSL・CSOL 掲載 技能査定は TRA QLD 州指名は 491 のみ(後述)
ホーム専門・キャリアアップ留学TAFE Queensland > 自動車整備

最初にお伝えすべきことPLEASE READ FIRST

この分野は、留学案内の書き方によっては実態と大きくずれます。弊社が調べたなかで「先に知っておかないと計画が崩れる」と判断した事実を、良い話より先に並べます。

① 自動車整備士(Motor Mechanic)は、オーストラリアでは apprenticeship で育てる職業です。学生ビザではその apprenticeship に就けません。

TAFE Queensland の国内学生向け AUR30620 のページには、入学要件として 「You must be indentured as an apprentice with an employer」(雇用主と見習い契約を結んでいること)という趣旨の記載があり、あわせてこのコースは留学生には開講していない旨が示されています(TAFE Queensland 国内学生向け AUR30620 ページ)。オーストラリアの apprenticeship は「学校に通いながら雇用される」制度で、雇用契約が前提です。学生ビザ(subclass 500)は学業が主目的の滞在であり、この見習い雇用契約に基づく雇用形態を取ることは想定されていません。

そのため留学生が受けられるのは、apprenticeship ではなくフルタイムの学習+vocational placement(職場実習)で構成された国際学生向けの編成です。同じ AUR30620 という資格コードでも、そこに至る道筋が国内学生とは違う、というのがこの分野の出発点です。

② Certificate III を修了しても、それだけでは技能査定(skills assessment)に通りません。

ANZSCO 321211 Motor Mechanic (General) をはじめとする自動車整備系職種の技能査定機関は TRA(Trades Recognition Australia)です。TRA の Job Ready Program は、オーストラリアで取得した資格を持つ留学生向けの経路ですが、プログラム完了までにオーストラリア国内で 12 か月・週 38 時間相当の有給就労が必要とされています(TRA — Job Ready Program)。資格=査定合格ではありません。資格取得後に、就労できるビザで、実際に整備工場等で働く期間が別途必要です。

③ 日本の自動車整備士資格(3級・2級・1級)は、オーストラリアではそのまま使えません。逆も同じです。

日本の自動車整備士は道路運送車両法に基づく国家資格(技能検定)で、認証工場・指定工場の整備主任者要件などと結びついています。オーストラリアの AUR30620 は AQF Certificate III の職業資格で、根拠となる法制度がまったく別です。日本の2級整備士だからオーストラリアで即戦力として登録できる、ということはありませんし、AUR30620 を取ったから日本で2級整備士を名乗れる、ということもありません。ただし日本での整備実務経験は、TRA の査定において「経験」として説明できる材料にはなり得ます(どの経路で・どう評価されるかは個別判断のため、弊社では一般化して申し上げられません)。

④ 学費は「確認できた 2026 年の数値」だけを載せています。

この分野は、TAFE Queensland が公開している国際学生向け価格表の版によって金額が異なります。弊社が確認できた 2026 年の数値と、ウェブ上の別の版(後の入学期を含む価格表)の数値が一致していませんでした。本ページには弊社が確認済みとして扱っている 2026 年の金額のみを記載し、確認しきれていない金額は書きません。実際にお申し込みになる入学期の正式な金額は、必ずお見積り時に最新版でご確認ください。

⑤ このページと TAFE Queensland 自動車系コースの紹介ページの住み分けについて。

既存の /career_up/TAFE_QLD_vehicle.php は、TAFE Queensland の自動車分野の全体像・雰囲気をつかんでいただくための紹介ページです。本ページはその「コース詳細版」で、学習ユニットのコード、ANZSCO ごとの職業リスト掲載有無、TRA の実務経験要件、QLD の州指名の実態といった、意思決定に直結する部分を掘り下げています。両方お読みいただくのが理想ですが、時間が限られている方は本ページだけでも判断材料になるよう構成しました。

⑥ TAFE NSW 側には、この分野の詳細ページがありません。

弊社サイトでは TAFE NSW の分野別詳細ページを整備していますが、自動車整備単独の詳細ページは現時点で用意していません。NSW での近い分野をお探しの場合は、TAFE NSW エンジニアリング・トレード系のページをご覧ください。機械系・金属加工系の trade 資格という点で最も近い内容になっています。

30秒で分かるこのコースSUMMARY

目指す職種Motor Mechanic (General)(ANZSCO 321211)/Diesel Motor Mechanic(321212)/Motorcycle Mechanic(321213)/Small Engine Mechanic(321214)/Automotive Electrician(321111
主なコースAUR30620 Certificate III in Light Vehicle Mechanical Technology(乗用車・小型車)/Certificate III in Heavy Commercial Vehicle Mechanical Technology(大型商用車・ディーゼル)/Certificate IV 系(Automotive Mechanical Diagnosis 等の診断・オーバーホール)
資格の枠組みAQF Certificate III / IV。AUR Training Package(Automotive Retail, Service and Repair)に基づく国家資格
提供元TAFE Queensland(RTO 0275/CRICOS 03020E/高等教育 PRV13003)
最重要ポイント国内学生は apprenticeship(雇用主との見習い契約)が入学要件。留学生はその形では入れません。留学生向けの編成は、フルタイム学習+vocational placement(職場実習)で構成されます。弊社が確認した国際学生向けの編成では、Certificate III と Certificate IV を組み合わせた構成で400時間の vocational placementが示されていました。
技能査定TRA(Trades Recognition Australia)。留学生経路は Job Ready Program豪州内で 12 か月・週 38 時間相当の有給就労を経てはじめて完了します
職業リスト5職種すべて CSOL 掲載(subclass 482 Core Skills)/subclass 186 Direct Entry 掲載MLTSSL 掲載(189・190・491・485 の対象)。STSOL・ROL には掲載なし(MLTSSL 掲載職種は STSOL/ROL には重複掲載されません)
subclass 485Certificate III / IV 修了者は Post-Vocational Education Work stream(trade qualification が対象)。年齢 35 歳以下、滞在最長 18 か月、指名職種が MLTSSL 掲載であることが条件。自動車整備系 5 職種は MLTSSL 掲載のため、この点は満たします
QLD 州指名BSMQ の 2025-26 Queensland Skilled Occupation List(Onshore)に 321211・321212・321111 は掲載。ただし subclass 491 のみで、190 の対象ではありません321213・321214 は掲載されていません(後述)
学費(確認済み・2026年)Certificate III in Light Vehicle Mechanical Technology $24,300/Certificate III in Heavy Commercial Vehicle Mechanical Technology $24,400/Certificate IV 系(診断・オーバーホール等)各 $6,900
人材不足Jobs and Skills Australia の Occupation Shortage List では、technicians and trades workers が慢性的不足の中心とされ、報告書本文でも automotive trades が名指しされています(後述・出典あり)
豪州の年収目安SEEK の Motor Mechanic 給与ページで平均 $75,000〜$85,000 と示されています(出典
日本の年収目安厚生労働省 job tag「自動車整備士」で平均年収 503.8万円、有効求人倍率 5.45倍出典
入学時期・英語条件弊社では最終確認ができていません。入学期・IELTS 等の英語条件・CRICOS コース番号は、コースとキャンパスの組み合わせで変わるため、お問い合わせいただいた時点の最新版でご案内します

上表の金額は弊社が 2026 年の資料として確認できたものです。為替・入学期・キャンパスにより変動し、教材費・工具費・保険料等が別途かかる場合があります。最終的な金額は必ずお見積りでご確認ください。

① コースの主旨と学習ユニットCOURSE STRUCTURE & UNITS

この分野の資格は AUR Training Package(Automotive Retail, Service and Repair)という国家的な訓練パッケージに基づいて組まれています。訓練パッケージは、業界団体と政府が「この職種に就くならこの技能が要る」と合意した内容をユニット(unit of competency)という単位に分解したもので、どの RTO(登録訓練機関)で学んでも、資格コードが同じであればコアユニットは共通です。TAFE Queensland も、私立の RTO も、この点は変わりません。「TAFE だから内容が違う」ということはなく、違うのは設備・実習量・講師・そして留学生を受け入れているかどうかです。

AUR30620 Certificate III in Light Vehicle Mechanical Technology

乗用車・小型商用車(ライトビークル)の整備を扱う、この分野の基幹資格です。エンジン、駆動系、ブレーキ、ステアリング・サスペンション、電気・電子系、空調まで、車一台をひととおり扱えるようになることを狙った構成になっています。

資格全体は 36 ユニット(コア 20 + 選択 16)で構成されます。弊社が training.gov.au の資格リリースファイルで確認したコアユニットは次のとおりです。

ユニットコード内容(日本語での要約)
AURAEA002自動車分野における顧客対応・接客業務
AURASA102自動車部品・システムの点検と報告
AURETR112電気回路の試験・点検・修理(基礎)
AURETR123始動系(スターター)の整備
AURETR125充電系(オルタネーター等)の整備
AURETR129点火系の整備
AURETR130電子式エンジン制御系の点検・整備
AURETR131電気・電子系の診断(基礎)
AURLTB103ライトビークルのブレーキ系の整備
AURLTD104ライトビークルの駆動系(ドライブライン)の整備
AURLTD105ライトビークルの変速機(トランスミッション)関連作業
AURLTE102ライトビークルのエンジンの整備
AURLTZ101ライトビークルのステアリング・サスペンション関連作業
AURTTA104自動車システムの点検・報告に関する基礎作業
AURTTA118自動車システムの診断手順の適用
AURTTB101整備作業における基本的な手作業・工具の使用
AURTTC103ワークショップにおける安全な作業(WHS)
AURTTE104整備記録・作業指示書の作成と管理
AURTTF101自動車用配管・ホース類の取り扱い
AURTTK102計測機器・特殊工具の使用

出典:training.gov.au — AUR30620 リリースファイル(PDF)。日本語欄はユニット名の趣旨を弊社が要約したもので、正式な和訳ではありません。ユニット名の正式表記は英語です。選択ユニット 16 のうちどれを開講するかは RTO とキャンパスによって異なり、弊社ではキャンパス別の開講ユニット一覧までは確認できていません。

コアユニットを見て分かること

20 ユニットのうち AURETR で始まる電気・電子系が 6 ユニットを占めています。「自動車整備=機械いじり」というイメージで来ると面食らう部分で、実際の現代の整備は電気・電子・制御の比重がきわめて大きい、ということがカリキュラムに表れています。また AURTTA118(診断手順の適用)が Certificate III のコアに入っており、Certificate IV の診断科目はこの延長線上にあります。英語で回路図とスキャンツールの表示を読む必要があるため、「手を動かす仕事だから英語はそこまで要らない」という前提は、この分野では成り立ちません。

Certificate III in Heavy Commercial Vehicle Mechanical Technology

トラック・バス・建設機械など、大型商用車(ヘビーコマーシャルビークル)を扱う資格です。ライトビークルとは扱う車両のサイズも整備方法も異なり、ディーゼルエンジン、エアブレーキ、大型の駆動系、油圧系などが中心になります。ANZSCO では 321212 Diesel Motor Mechanic に対応する領域です。

オーストラリアは国土が広く、物流と資源産業がトラックに依存しているため、大型車整備の需要は都市部よりも地方で強く出る傾向があります。地方就労を前提に計画を立てる場合、ライトビークルよりこちらのほうが選択肢が広がる可能性があります(ただし求人の地域分布について弊社が定量的に確認したデータはありません)。

弊社が確認できた 2026 年の学費は $24,400 です。資格コード(AUR31120 等)・CRICOS コース番号・開講キャンパスについては、TAFE Queensland の国際学生向け情報で最終確認ができていないため、確認できなかったこととして後掲します。

Certificate IV 系(診断・エンジンオーバーホール等)

Certificate III の上に積む、より専門性の高い短期資格群です。弊社が確認できた範囲では AUR40216 Certificate IV in Automotive Mechanical Diagnosis がこの系統の中心にあたり、training.gov.au のリリースファイルでは コア 1 ユニット + 選択 9 ユニットという構成でした。

区分ユニットコード内容(要約)
コアAURTTA021複合的なシステム故障の診断(Diagnose complex system faults)
選択の例AURETH003電気自動車の高電圧バッテリー(RESS)に関する作業
選択の例AURETR037電気・電子系の複合故障の診断
選択の例AURLTE004ライトビークルのエンジンの複合故障診断
選択の例AURLTB004ライトビークルのブレーキ系の複合故障診断
選択の例AURTTR001車両の走行試験による故障の切り分け
選択の例AURTTL013油圧・空圧系統の診断

出典:training.gov.au — AUR40216 リリースファイル(PDF)。選択ユニットは上記以外にも多数あり、実際にどれを開講するかは RTO の判断です。TAFE Queensland が留学生向けにどの選択ユニットを組んでいるかは、弊社では確認できていません。

なぜ Certificate IV が「各 $6,900」と安いのか

Certificate III が 36 ユニットの大型資格であるのに対し、Certificate IV 系は 10 ユニット前後の積み上げ型です。学ぶ量が違うので、学費も1桁違う水準になります。ただしCertificate IV 単体では学生ビザの主目的となる十分な期間にならない場合が多く、通常は Certificate III とパッケージで申請します。弊社が確認した国際学生向けの編成も、Certificate III と Certificate IV を組み合わせた構成になっていました。「Cert IV だけ $6,900 で行ける」という読み方はしないでください。

② このコースで就ける職種OCCUPATIONS & ANZSCO

ご相談時にご提示いただいた 5 つの ANZSCO コードについて、弊社で確認しました。結論として、5 つとも正しいコードです。訂正の必要はありませんでした。以下、確認結果を示します。

ANZSCO職業名検証結果Skill Level技能査定機関
321211Motor Mechanic (General)正しいUnit Group 3212 内。一般的な自動車整備士3TRA
321212Diesel Motor Mechanic正しいディーゼル車・大型商用車系3TRA
321213Motorcycle Mechanic正しい二輪車整備3TRA
321214Small Engine Mechanic正しい小型エンジン(発電機・農機・園芸機器等)3TRA
321111Automotive Electrician正しいUnit Group 3211(3212 ではありません)。自動車電装3TRA

コード体系についての補足

321111 だけ上 4 桁が 3211 で、他の 4 職種は 3212 です。ANZSCO では 3211 が Automotive Electricians、3212 が Motor Mechanics という別の Unit Group として定義されています。同じ「自動車系」でも、電装(Automotive Electrician)は整備(Motor Mechanic)とは別カテゴリーに置かれているという点は、ビザ書類を作る段になって効いてきます。指名職種を選ぶときに 321111 と 321211 を取り違えると、求められる職務経験の説明が噛み合わなくなります。

コースと職種の対応関係

AUR30620 Light Vehicle主に 321211 Motor Mechanic (General)。乗用車の整備工場、ディーラー、フリート整備など
Cert III Heavy Commercial Vehicle主に 321212 Diesel Motor Mechanic。運送会社、バス事業者、建設・資源系の車両整備
Cert IV(診断系)Certificate III の職種の上位業務(診断専任、テクニカルアドバイザー等)。単独で新しい ANZSCO に対応する資格ではありません
321213 Motorcycle Mechanic二輪専門の Certificate III(AUR32120 系)が別に存在します。TAFE Queensland が留学生向けに二輪コースを開講しているかは、弊社では確認できていません
321214 Small Engine Mechanic小型エンジン専門の Certificate III(AUR31316 系)が別に存在します。同じく留学生向け開講の有無は未確認です
321111 Automotive Electrician電装専門の Certificate III(AUR30320 系)が別に存在します。AUR30620 のコアには電気・電子系が 6 ユニット含まれますが、AUR30620 修了=321111 の技能査定が通る、という関係ではありません

ここを誤解しないでください

「AUR30620 を取れば 5 職種どれでも狙える」という理解は誤りです。AUR30620 は 321211 を主たる対応職種とする資格です。321212・321213・321214・321111 はそれぞれ別の資格が対応します。TRA の技能査定は「取得した資格」と「実際の職務経験」の両方を見るため、資格と指名職種がずれていると説明が成り立ちません。どの職種で永住を目指すかを、コースを選ぶ前に決める必要があります。

③ ビザ対応職種としての扱いOCCUPATION LISTS & VISA SUBCLASSES

オーストラリアの職業リストは複数あり、どのリストに載っているかで使えるビザが変わります。ここでは、ご指定の 5 職種について CSOL / subclass 186 Direct Entry / MLTSSL / STSOL / ROL の掲載有無を、リストごとに明示します。

ANZSCO・職業名CSOL
(482 Core Skills)
186 Direct Entry
(LIN 24/093)
MLTSSL
(LIN 19/051)
STSOLROL
321111 Automotive Electrician掲載掲載掲載非掲載非掲載
321211 Motor Mechanic (General)掲載掲載掲載非掲載非掲載
321212 Diesel Motor Mechanic掲載掲載掲載非掲載非掲載
321213 Motorcycle Mechanic掲載掲載掲載非掲載非掲載
321214 Small Engine Mechanic掲載掲載掲載非掲載非掲載

出典:Core Skills Occupation List(CSOL・PDF)(5 職種は 321 系の連続した項目として掲載)/Migration (LIN 24/093: Specification of Occupations—Subclass 186 Visa) Instrument 2024Migration (LIN 19/051) Instrument 2019(MLTSSL / STSOL / ROL)。いずれの職種も技能査定機関は TRA と指定されています。

STSOL・ROL に「載っていない」ことの意味

これは不利な情報ではありません。LIN 19/051 では、MLTSSL・STSOL・ROL は重複しない 3 分割になっており、MLTSSL に載っている職種は STSOL にも ROL にも出てきません。STSOL は 190・491 向けの短期リスト、ROL はさらに限定的な地方向けリストで、いずれも subclass 189(独立技術移民)には使えません自動車整備系 5 職種はすべて MLTSSL 側にあるため、189・190・491・485 のすべてで「職業リストの条件」は満たします。この分野が長年「移住向き」と言われてきた理由の一つがここにあります。

ただし、職業リストに載っていることと、実際にビザが取れることは別の話です。この分野の本当の関門はリストではなく、次の「実務経験」です。

subclass 別に見た現実的な位置づけ

subclassこの分野での位置づけ
500(学生)コース受講中のビザ。apprenticeship としての雇用は想定されていません。就労時間にも制限があります(制度改定が続いているため、現行の上限は申請時にご確認ください)
485 Post-Vocational Education WorkCertificate III / IV(trade qualification)修了者向け。年齢 35 歳以下、滞在最長 18 か月、指名職種が MLTSSL 掲載であることが必要。5 職種はすべて MLTSSL 掲載のため条件を満たします。TRA Job Ready Program の 12 か月就労を積む主戦場がここです出典
482 Skills in Demand(Core Skills stream)CSOL 掲載職種が対象。雇用主のスポンサーが前提。2026年7月1日以降の申請では所得基準 CSIT AUD 79,499(Core Skills Income Threshold)が適用されると案内されています。整備士の実勢年収がこの水準を超えるかは職場によります
186 Direct EntryLIN 24/093 に 5 職種とも掲載。雇用主指名の永住。技能査定(TRA)と 3 年の職務経験が原則必要です
189 独立技術移民MLTSSL 掲載のため申請可能。ポイント制。技能査定通過が前提
190 州指名MLTSSL 掲載だが、QLD(BSMQ)の 2025-26 Onshore リストでは自動車整備系は 190 の対象になっていません(後述)
491 地方州指名QLD では 321211・321212・321111 がこの 491 の対象として掲載されています(後述)。地方居住・地方就労が条件

所得基準(CSIT/SSIT)や年齢上限、就労時間上限は改定が頻繁です。弊社に在籍する登録移民代理人が、ご相談時点の制度で個別にご説明します。

③-B この分野の核心:apprenticeship に就けない留学生が、どう実務経験を積むのかAPPRENTICESHIP & TRA JOB READY PROGRAM

ここが、このページで最もお伝えしたい部分です。大工(carpentry)と同じ構造の問題が、自動車整備にもあります。

1. オーストラリアの apprenticeship とは何か

オーストラリアの trade 職(大工、電気工事、配管、自動車整備など)は、Australian Apprenticeships という制度で人を育てます。これは「雇用主と訓練契約(training contract)を結び、給与をもらいながら働き、その一部の期間を RTO で学ぶ」という仕組みです。おおむね 3〜4 年かけて Certificate III を取得し、修了すると qualified tradesperson として扱われます。

重要なのは、apprenticeship の入口が「学校の入学」ではなく「雇用」だという点です。TAFE Queensland の国内学生向け AUR30620 のページに「雇用主と見習い契約を結んでいること」が入学要件として書かれているのは、そのためです。学校が先ではなく、雇用が先なのです。

2. なぜ学生ビザでは apprenticeship に就けないのか

学生ビザ(subclass 500)は「オーストラリアで学ぶこと」を主目的とする滞在許可で、就労は付随的なものとして扱われます。apprenticeship はフルタイムの雇用契約に基づく訓練であり、その雇用形態を前提とする限り、学生ビザの枠組みとは整合しません。実務上、留学生が Australian Apprenticeship の枠に入ることは想定されていません。

この点は、留学業界で最も説明が省かれやすい部分です。「オーストラリアは整備士が足りない」「Certificate III を取れば永住が見える」という説明自体は間違っていませんが、その間にある「実務経験をどう積むか」が抜けている案内は、計画として成立しません。弊社はここを飛ばさずにご説明します。

3. では留学生は何を受講するのか:vocational placement 型の編成

TAFE Queensland の国際学生向けの自動車系の編成では、apprenticeship の代わりに vocational placement(職場実習)が組み込まれています。弊社が確認できた国際学生向けの構成では、Certificate III と Certificate IV を組み合わせたうえで 400 時間の vocational placement が示されていました(TAFE Queensland 国際学生向けコースページ)。

これは無給の実習として組まれるのが一般的で、apprenticeship のような雇用契約ではありません。学校のカリキュラムの一部として、提携先の整備工場等で実務に触れる時間です。実習先の確保について学校がどこまで手当てするか、実習先の地域・業種の選択肢がどの程度あるかは、キャンパスと時期によって変わります。弊社では「必ず希望どおりの実習先が確保される」とは申し上げられません。

4. 修了後:TRA Job Ready Program の実際

Certificate III(および IV)を修了したあと、永住を視野に入れるなら TRA の技能査定が必要です。オーストラリアで資格を取った留学生向けの経路が Job Ready Program(JRP)で、次の段階を踏みます。

出典:Trades Recognition Australia — Job Ready Program (JRP)。各段階の要件・手数料・所要期間は改定されることがあります。弊社ではプログラムの大枠までを確認しており、個別の申請可否については登録移民代理人がご相談時点の要件で確認します。

時間軸で見ると、こうなります

Certificate III + Certificate IV の学習でおおむね 1.5〜2 年(正確な期間はコース編成により異なります)。修了後、subclass 485(Post-Vocational Education Work stream・最長 18 か月)を取得して就労し、その中で 12 か月の有給就労を積んで Job Ready Program を完了。つまり渡航から技能査定完了まで、順調に運んでも 3 年前後を見ておく必要があります。しかも 485 の 18 か月は、12 か月の就労を積み、査定を完了し、次のビザを申請するまでを収める必要があり、余裕は大きくありません。

年齢の問題も現実的です。485 Post-Vocational Education Work stream は年齢 35 歳以下が条件です。日本で社会人経験を積んでから渡航する場合、コース修了時点の年齢を逆算しておく必要があります。

弊社が確認できていないこと(この段落は特に重要です)

  • Certificate III 修了直後に、整備工場が留学生(485 保持者)を実際にどの程度雇うかの統計。求人数と、未経験に近い状態での採用可能性は別問題です。
  • vocational placement の実習先が、そのまま卒業後の雇用につながる割合。
  • Job Ready Program の合格率、および日本人受講者の実績。
  • 485 の 18 か月以内に Job Ready Program を完了できなかった場合の、現実的な次の選択肢。

これらは「調べたが分からなかった」ものです。分からないものを分かったように書かないことが、この分野では特に重要だと考えています。

③-C 人材不足職種としての位置づけ(National か Regional か)OCCUPATION SHORTAGE LIST

「オーストラリアは整備士が不足している」という説明は広く流通していますが、それが全国レベルの不足なのか、地方限定の不足なのかで、取るべき戦略が変わります。ここは区別して書きます。

Occupation Shortage List(OSL)の仕組み

オーストラリアでは Jobs and Skills Australia(JSA)が毎年 Occupation Shortage List を公表しています(かつての Skills Priority List を引き継ぐ位置づけです)。OSL では、職種ごとに次のような区分で不足状況が示されます。

Shortage(全国)全国的に不足している
Metropolitan shortage都市部で不足している
Regional shortage地方で不足している
No shortage不足していない

2025 年の報告書から確認できたこと

JSA の 2025 Occupation Shortage List Key Findings Report で、弊社が確認できた記述は次のとおりです。

出典:Jobs and Skills Australia — 2025 Occupation Shortage List Key Findings Report(PDF)。JSA のデータ検索ページ(Occupation Shortage List データ)は弊社の環境からアクセスが制限されており、321211 等の個別コードごとの National / Metropolitan / Regional の別を、JSA の一次情報で直接確認することはできませんでした。

個別コードの不足区分について、弊社が言えることと言えないこと

言えること:JSA の報告書本文で automotive trades が慢性的不足の中核として名指しされていること。Technicians and Trades Workers が持続的不足職種の過半を占めること。この 2 点は一次資料で確認しました。

言えないこと:321211 Motor Mechanic (General) が最新の OSL で「Shortage(全国)」なのか「Regional shortage」なのか、という個別判定です。第三者のまとめサイトでは自動車整備系 5 職種すべてが全国および各州で不足(S)と整理されているものを見かけますが、弊社では JSA の一次情報で最終確認ができていません。そのため本ページでは「全国的な不足職種である」と断定せず、報告書で確認できた範囲にとどめます。

なお、不足職種であることと、未経験の外国人が採用されることは別です。OSL は「求人に対して適切な技能を持つ人が足りない」ことを示すもので、「誰でも採用される」ことを意味しません。整備工場の求人の多くは即戦力を求めており、Certificate III 修了直後の段階では、この不足の恩恵を直ちに受けられるとは限りません。

地方(regional)で強く出る傾向について

一般論として、オーストラリアの trade 職の人手不足は都市部より地方で深刻になりやすい構造があります。地方には人口に対して整備工場が少なく、資源産業・農業・物流に伴う大型車整備の需要があるためです。大型商用車(Heavy Commercial Vehicle)を選ぶ場合、地方就労を前提にした計画のほうが現実的である可能性があります。ただしこれは構造からの推論であり、弊社が地域別求人データで裏付けたものではありません。

③-D クイーンズランド州の地方区分と州指名(BSMQ)REGIONAL CLASSIFICATION & QUEENSLAND STATE NOMINATION

designated regional area(指定地方地域)とは

subclass 491 や 485 の地方延長、地方ポイント加算などは「designated regional area」という区分に基づきます。内務省(Department of Home Affairs)は郵便番号でこの区分を定めており、次の 3 カテゴリーに分かれています。

Category 1Major Cities(シドニー・メルボルン・ブリスベン)— 地方扱いではありません
Category 2Cities and Major Regional Centres — Perth、Adelaide、Gold Coast、Sunshine Coast、Canberra、Newcastle/Lake Macquarie、Wollongong/Illawarra、Geelong、Hobart
Category 3Regional Centres and Other Regional Areas — 上記以外の地域

出典:Department of Home Affairs — Eligible regional areas。Category 2・3 が designated regional area として扱われます。

ブリスベンについて、正直に書きます

「ブリスベンは Category 2 なので地方扱い」という説明を見かけることがありますが、弊社が内務省のページで確認した限り、Category 2 として名指しされている都市にブリスベンは含まれていません。Category 2 に列挙されているのは Perth、Adelaide、Gold Coast、Sunshine Coast、Canberra、Newcastle/Lake Macquarie、Wollongong/Illawarra、Geelong、Hobart です。またクイーンズランド州の Category 2 郵便番号として示されている範囲は Gold Coast 側(4207〜4275)と Sunshine Coast 側(4550〜4575)が中心で、ブリスベン市内の郵便番号(例:Acacia Ridge の 4110)はこの範囲に入っていません。

したがって本ページでは、「ブリスベンは地方扱い」とは書きません。一方、Gold Coast(Ashmore など)や Sunshine Coast のキャンパスは Category 2 に該当します。地方加点や 491 を計画に組み込む場合、どのキャンパスで学び、どこで働くかが決定的に効いてきます。郵便番号は改定されるため、最終判断は必ず申請時点の内務省の一覧でご確認ください。

BSMQ(Business and Skilled Migration Queensland)の州指名

クイーンズランド州の州指名を扱うのが BSMQ です。州指名には subclass 190(永住・州指名)と subclass 491(地方州指名・暫定)があり、州が公表する Queensland Skilled Occupation List(QSOL)に職種が載っていることが前提になります。

ANZSCO職業名2025-26 QSOL(Onshore)2025-26 QSOL(Offshore)
321211Motor Mechanic (General)掲載subclass 491 のみ(190 の対象外)非掲載
321212Diesel Motor Mechanic掲載subclass 491 のみ(190 の対象外)非掲載
321111Automotive Electrician掲載subclass 491 のみ(190 の対象外)非掲載
321213Motorcycle Mechanic非掲載非掲載
321214Small Engine Mechanic非掲載非掲載

出典:Business and Skilled Migration Queensland(BSMQ)の 2025-26 Queensland Skilled Occupation List。弊社が確認した時点では、2025-26 の Skilled Nomination Migration Program における Registration of Interest(登録)は受付を終了していました。州指名は年度ごとに定員と受付期間が定められ、リストの内容も毎年見直されます。

この表から読み取っていただきたいこと

  • QLD では自動車整備系は 190(永住)の対象になっていません。州指名を使うなら 491(地方・暫定)という前提で計画してください。491 は取得後、一定期間の地方居住・就労を経て subclass 191(永住)へ進む二段階の経路です。
  • Motorcycle Mechanic と Small Engine Mechanic は QLD の州指名リストに載っていません。MLTSSL には載っているので 189(独立技術移民)は理論上可能ですが、州指名という選択肢は QLD では使えません。
  • Offshore(州外・国外から)のリストには自動車整備系が入っていません。QLD の州指名を狙う場合、QLD で学び QLD に居住しているという Onshore の立場が前提になります。
  • 受付が閉じている年度がある、という事実自体も重要です。「QLD で学べば州指名が取れる」という計画は成り立ちません。年度ごとの定員と受付タイミングに強く依存します。

DAMA(Designated Area Migration Agreement)について

クイーンズランド州には、地域ごとに労働協定を結ぶ DAMA の枠組みがあります(Far North Queensland、Townsville などが知られています)。DAMA は通常の職業リストでは対応できない職種・条件について、地域単位で例外的な取り扱いを認める仕組みです。

弊社では、現行の QLD の DAMA において自動車整備系職種がどのように扱われているか、対象職種一覧を一次情報で確認できていません。DAMA は協定ごとに対象職種・賃金要件・英語要件が異なり、地域の指定機関(Designated Area Representative)の承認が必要です。ご関心がある場合は、弊社の登録移民代理人が現行の協定内容を確認したうえでご説明します。

④-A オーストラリアの就職状況と年収EMPLOYMENT & SALARY IN AUSTRALIA

年収の目安

求人サイト SEEK が公表している職種別給与ページでは、Motor Mechanic の平均給与レンジが次のように示されています。

Motor Mechanic の平均年収:$75,000 〜 $85,000

出典:SEEK — Motor Mechanic Salary in Australia(弊社確認時点で 2026年5月更新と表示)。SEEK の数値は同サイトに掲載された求人の給与情報に基づくもので、政府統計ではありません。superannuation(退職年金)を含むかどうか、残業・手当を含むかどうかはページの定義によります。

Diesel Motor Mechanic、Automotive Electrician など他の職種についても SEEK に同様の給与ページがありますが、弊社の環境からは取得できず(アクセス制限)、数値を確認できませんでした。そのため本ページでは金額を記載せず、リンクのみ掲げます。

482 ビザの所得基準との関係

subclass 482(Skills in Demand)の Core Skills stream では、2026年7月1日以降の申請について Core Skills Income Threshold(CSIT)が AUD 79,499 と案内されています(Specialist Skills stream の SSIT は AUD 146,717)。Motor Mechanic の平均レンジ $75,000〜$85,000 と重なる水準であり、職場・地域・経験年数によっては所得基準を下回る可能性があるということです。「不足職種だから雇用主スポンサーが取りやすい」と単純には言えない理由の一つがここにあります。所得基準は毎年見直されるため、最新値は申請時にご確認ください。

就労の実態として押さえておきたい点

弊社が確認できなかった就職関連データ

  • クイーンズランド州における Motor Mechanic の州別平均年収(SEEK の州別ページは取得できませんでした)。
  • Certificate III 修了直後(未経験〜1年未満)の実勢初任給。
  • 留学生・485 保持者を雇用している整備工場の割合、または採用の実態。
  • vocational placement 先からそのまま採用に至る割合。

④-B 日本での就職状況と年収EMPLOYMENT & SALARY IN JAPAN

比較のために、日本側の状況も出典付きで示します。日本の自動車整備業界は、オーストラリア以上に深刻な人手不足にあるというのが公的データから読み取れる姿です。

厚生労働省 job tag のデータ

自動車整備士(日本)

  • 平均年収:503.8万円(令和7年賃金構造基本統計調査に基づく数値として掲載)
  • 労働時間:月 166 時間
  • 有効求人倍率:5.45 倍(令和6年度)

出典:厚生労働省 job tag — 自動車整備士。job tag の年収は賃金構造基本統計調査を基に算出されたもので、事業所規模・地域・経験年数により実勢は大きく異なります。

なお、民間の求人集計サイトでは自動車整備士の平均年収を 398万円 程度とするものもあり、公的統計とは差があります。集計対象(求人票の提示額か、実際の支給額か)が異なるため、どちらが正しいと弊社が断定することはできません。両方の数字があるという事実としてお伝えします。

国土交通省の資料から見える構造的な課題

国土交通省が公表している自動車整備人材の確保に関する資料には、次のような数字が示されています。

指標過去直近読み取れること
整備要員の有効求人倍率平成25年 0.59令和3年 4.99全職種平均(令和5年 1.17)を大きく上回る。約8年で8倍以上に
整備要員数平成23年 402,221人令和5年 399,770人需要が増えるなか、人数はむしろ微減
整備要員の平均年齢平成15年 39.7歳令和3年 47.2歳約18年で7.5歳上昇。高齢化が進行
自動車整備専門学校の入学者数平成15年 12,394人令和6年 7,068人約43%減。供給側の縮小が続いている

出典:国土交通省 — 自動車整備人材の確保・育成に関する資料(PDF)。年次の取り方が指標ごとに異なるのは、原資料の掲載どおりです。

日豪どちらも不足している、という前提で考える

この数字を見ると、「オーストラリアで整備士が不足しているから移住しやすい」という話の裏返しで、日本でも整備士は極端に不足していることが分かります。有効求人倍率 5.45 倍は、他の職種と比べても突出した水準です。

つまり、自動車整備を学ぶこと自体は、日本に帰るにしても悪い選択ではありません。ただし後述するとおり、オーストラリアの Certificate III は日本の整備士資格にはならないため、「日本に帰って整備士として働く」ことを主目的にするなら、日本の養成施設に通うほうが直線的です。オーストラリアで学ぶ意味は別のところにあります(⑥で述べます)。

⑤ 日本の同種の専門学校(比較用・2校)COMPARABLE SCHOOLS IN JAPAN

日本で自動車整備士を目指す場合の代表的な進路として、国土交通大臣が指定する一種養成施設(自動車整備専門学校)に通う方法があります。ここを卒業すると、整備士技能検定の実技試験が免除される等の扱いを受けられるのが一般的です。比較材料として 2 校を挙げます。いずれも弊社の提携校ではなく、あくまで制度比較のためのご紹介です。

日本自動車大学校(NATS)

千葉県成田市桜田296-38(成田キャンパス)/千葉県袖ケ浦市長浦580-258(袖ケ浦キャンパス)

自動車整備科(2年)、カスタマイズ科(3年)、モータースポーツ科(3年)、自動車研究科(4年)などを設置。一級自動車整備士(小型)および二級自動車整備士(ガソリン・ジーゼル)の養成課程を持ちます。整備だけでなくカスタマイズ・モータースポーツといった周辺領域まで学科が分かれているのが特徴です。

https://www.nats.ac.jp/取得可能資格のページ

専門学校 東京工科自動車大学校

中野校・世田谷校(学校法人小山学園)

東京都内に複数校を構える自動車整備の専門学校です。一級・二級の整備士養成のほか、車体整備、ハイブリッド・電気自動車を含む先進技術に対応した学科編成が示されています。都内で通学しながら学べる点が、地方の全寮制型の学校との違いです。

https://car.ttc.ac.jp/学科一覧のページ

両校の学科構成・学費・取得可能資格は変更されることがあります。詳細は各校の公開情報をご確認ください。弊社は日本国内の専門学校の入学手続きは取り扱っておりません。

日豪の養成ルートを並べると

項目日本(自動車整備専門学校)オーストラリア(TAFE Queensland 等)
期間2年(二級)/4年(一級)が中心Certificate III + IV でおおむね 1.5〜2年(編成による)
資格の根拠道路運送車両法に基づく国家資格(自動車整備士技能検定)AQF に基づく職業資格(国家的な訓練パッケージ AUR)
実務経験養成施設卒業で実務経験要件が短縮・実技免除等の扱い資格取得後に別途 12 か月の有給就労(TRA Job Ready Program)
在学中の身分学生(アルバイトは自由)学生ビザ。apprenticeship としての雇用は不可。vocational placement は原則無給
卒業後の資格の通用範囲日本国内オーストラリア国内(および AQF を参照する一部の国)
相互承認ありません。日本の2級整備士でオーストラリアの整備士として登録することはできず、AUR30620 で日本の整備士資格を名乗ることもできません

⑥ オーストラリアで学ぶ価値と、日本との制度の違いWHY AUSTRALIA / SYSTEM DIFFERENCES

日本の自動車整備士制度(3級・2級・1級)

日本の自動車整備士は、道路運送車両法に基づく自動車整備士技能検定によって等級が定められた国家資格です。

三級基礎的な整備。分解を伴わない点検・整備が中心。実務経験1年または養成施設卒業で受検
二級実務の中核。ガソリン・ジーゼル・自動車シャシ・二輪の区分がある。認証工場の整備主任者となり得る等級で、業界で最も一般的
一級最上位。高度な診断・環境保全・安全管理まで含む。取得者数は限られる

この等級は「工場の認証・指定」という別の制度と結びついており、たとえば分解整備を業として行う工場には認証が必要で、そこには一定の資格者を置くことが求められます。つまり日本の整備士資格は「法令上の工場運営要件」と一体になっています。

オーストラリアの資格制度

オーストラリアの AUR30620 は AQF(Australian Qualifications Framework)の Certificate III で、「この技能を持っていることを、国が定めた基準で証明する」という性格の資格です。日本のような等級制の国家試験ではなく、ユニットごとの能力評価(competency-based assessment)の積み上げで発行されます。

そして永住・就労ビザの文脈では、資格そのものより「TRA の技能査定を通ったかどうか」が判断材料になります。資格は査定の材料の一つであり、ゴールではありません。この点が日本の「資格を取れば整備主任者になれる」という発想と大きく違います。

相互承認はありません。ここは正直にお伝えします。

  • 日本の整備士資格 → オーストラリア:2級整備士だからといって、オーストラリアで整備士として自動的に認められることはありません。TRA の技能査定を受ける際、日本での職務経験は「経験」として提出できますが、資格そのものが AQF の資格に読み替えられるわけではありません。
  • オーストラリアの資格 → 日本:AUR30620 を修了しても、日本の自動車整備士(3級・2級・1級)にはなりません。日本で整備士を名乗るには、日本の技能検定を受ける必要があります。
  • ただし、経験と英語は資産として残ります。外資系ディーラー、輸入車専門工場、海外メーカーの技術部門など、英語と海外実務の両方を要求する職場では、この組み合わせが効く場面があります。これは弊社の一般的な見立てであり、統計で裏付けたものではありません。

それでもオーストラリアで学ぶ意味があるとしたら

逆に、オーストラリア留学が向かない方

  • 日本に帰って整備士として働くことが主目的の方。日本の養成施設に通うほうが、時間も費用も資格も直線的です。
  • 35歳を超えている方。subclass 485 Post-Vocational Education Work stream の年齢上限(35歳以下)に該当しないと、修了後に実務経験を積むためのビザの確保が難しくなります。他の経路が皆無というわけではありませんが、計画の難度は跳ね上がります。
  • 英語に時間を割きたくない方。この分野は電気・電子・診断の比重が大きく、英語の技術用語から逃げられません。
  • 2〜3年で結果を出したい方。③-B で示したとおり、技能査定完了まで順調でも 3 年前後を見る必要があります。

電気自動車(EV)関連は留学生向けに学べるのかELECTRIC VEHICLE TRAINING

ご質問をいただくことが増えている論点です。結論から申し上げると、「TAFE Queensland に EV 関連の訓練は存在するが、留学生が単体で受講できるかは弊社では確認できていない」というのが現時点の正確な答えです。

1. EV スキルセットは存在します

TAFE Queensland には、電気自動車の高電圧系統を扱うための skill set(スキルセット=短期の技能単位のまとまり)が用意されています。弊社が確認できた範囲では次のようなものがあります。

区分内容期間・場所(確認できた範囲)
AURSS00064 系の EV スキルセットAURETH101/AURETH102/AURETH103/AURETH107 の 4 ユニットで構成。高電圧系統の安全な取り扱い、点検、切り離し等4日間(集中)または4週間。Acacia Ridge、Ipswich、Ashmore、Toowoomba、Warwick、Townsville での開講表示を確認
SSAUR0009 系の短期スキルセットEV の基礎的な安全取り扱い(入門レベル)1日。Acacia Ridge での開講表示を確認
大型車 BEV 向けスキルセットバッテリー式電気大型車(Battery Electric Vehicle)に関する内容弊社では詳細を確認できていません

2. しかし、留学生が受けられるとは確認できていません

これらの EV スキルセットについて、弊社が確認できた条件は次のとおりです。

  • 受講前提として、すでに自動車系の Certificate III を保有していることが求められています。ゼロから EV だけを学ぶコースではありません。
  • 現に自動車業界で就労していることが前提として示されています。現場の整備士のリスキリング(学び直し)を想定した編成です。
  • 弊社が確認した国際学生向けの価格表に、これらのスキルセットは掲載されていませんでした。
  • CRICOS 登録の有無、留学生の受講可否についての明示的な記載を、弊社は見つけられませんでした。

スキルセットは一般に、フルタイムの学生ビザの主目的となる長さの課程ではないため、学生ビザで単体受講する前提のものではない可能性が高いと弊社は見ています。ただしこれは推測であり、断定はできません。「留学生向けに開講されているか」は、確認できなかったこととして扱います。

3. 留学生が現実的に EV に触れられるルート

Certificate IV の選択ユニットに、EV の高電圧バッテリー関連が含まれています。

AUR40216 Certificate IV in Automotive Mechanical Diagnosis の選択ユニットには AURETH003(電気自動車の高電圧バッテリー・RESS に関する作業)が含まれています。Certificate III + Certificate IV というパッケージで学び、その Certificate IV の選択ユニットで EV に触れるというのが、留学生にとって確認可能な EV への入口です。

ただし、TAFE Queensland が留学生向けの Certificate IV で実際に AURETH003 を開講しているかは、キャンパスと期によって異なる可能性があり、弊社では確認できていません。EV を主目的とされる場合は、お申し込み前に開講ユニットの確認をご依頼ください。

なお、Certificate III(AUR30620)のコアにも AURETR112・AURETR123・AURETR125・AURETR129・AURETR130・AURETR131 という電気・電子系のユニットが 6 つ含まれています。これらは EV 専用ではありませんが、EV を扱ううえでの土台になる内容です。「EV の時代だから機械より電気を学びたい」という方にとって、AUR30620 のカリキュラムは想像より電気寄りだ、とお伝えしておきます。

入学条件・英語条件ENTRY REQUIREMENTS

この項目について、弊社は正確な数値を書けません。

TAFE Queensland の入学条件(学歴・英語スコア)は、コース・キャンパス・入学期の組み合わせによって異なり、また改定されます。弊社が確認できた資料には、自動車系コースの英語条件(IELTS の要求スコア)が明示された箇所がありませんでした。推測でスコアを書くことはしません。お問い合わせいただければ、その時点の正式な条件をお調べしてご案内します。

一般的に求められる項目(この分野の傾向として)

英語が足りない場合の進み方

英語スコアが基準に届かない場合、TAFE Queensland の語学コース(英語コース)から始めて、修了後に本科へ進む方法があります。弊社サイトでは TAFE Queensland の英語コースのページをご用意しています。必要な期間は現在のレベル次第で、3か月で足りる方も、1年近くかかる方もいらっしゃいます。英語準備の期間も含めた総額と総期間で計画を立てることをおすすめします。

キャンパスについて

TAFE Queensland は州内に多数のキャンパスを持ち、同じコースでも開講キャンパスが限られます。自動車系については Acacia Ridge(ブリスベン南部)が中心的な拠点として名前が挙がり、EV スキルセットでは Ipswich、Ashmore(Gold Coast)、Toowoomba、Warwick、Townsville での開講表示も確認できました。

キャンパス選びは、地方区分と直結します。③-D で述べたとおり、Acacia Ridge(郵便番号 4110)はブリスベン市域で、Category 2 の郵便番号範囲に含まれていません。一方 Ashmore(4214)は Gold Coast で Category 2 に該当します。subclass 491 や地方加点を計画に入れる場合、この差は無視できません。ただし「どのコースがどのキャンパスで留学生向けに開講されるか」は弊社では確定情報を持っていません。ご希望のキャンパスがある場合は、必ず事前にご相談ください。

費用と期間FEES & DURATION

掲載方針について、先にお断りします。

この分野は、TAFE Queensland が公開している国際学生向け価格表の版によって金額が異なっていました。弊社が 2026 年の資料として確認済みとして扱っている金額と、ウェブ上で参照できた別の版(後の入学期を含む価格表)の金額が一致していません。本ページには確認済みの金額のみを記載し、確認しきれていない数値は書きません。「複数の版で金額が違う」という事実だけをお伝えし、どちらが正しいかの判断は保留します。実際の請求額は、お申し込みになる入学期の正式な Letter of Offer に記載されたものが基準です。

コース確認済み学費(2026年・豪ドル)備考
AUR30620 Certificate III in Light Vehicle Mechanical Technology$24,300ライトビークル(乗用車・小型商用車)の基幹資格
Certificate III in Heavy Commercial Vehicle Mechanical Technology$24,400大型商用車・ディーゼル系
Certificate IV 系(診断・エンジンオーバーホール等)各 $6,900Certificate III の上に積む短期資格。通常は Certificate III とのパッケージで申請します

上記は弊社が 2026 年の資料として確認した金額です。教材費・工具費・保険(OSHC)・生活費は含みません。入学期・キャンパス・為替により実額は変動します。

学費以外にかかるもの

期間の目安

合計すると、語学が不要な方でも渡航から技能査定完了まで 3 年前後が目安です。この期間の学費・生活費・機会費用を含めて判断されることをおすすめします。

クイーンズランドとニューサウスウェールズ(シドニー)の比較QLD vs NSW

「TAFE で自動車整備を学ぶなら QLD か NSW か」というご相談をいただきます。弊社が確認できた範囲で、判断材料になる点を挙げます。

観点クイーンズランド(TAFE Queensland)ニューサウスウェールズ(TAFE NSW)
本ページの対象本ページで扱っています弊社サイトに自動車整備単独の詳細ページはありません。近い分野として エンジニアリング・トレード系のページをご覧ください
州指名(自動車整備系)2025-26 Onshore QSOL に 321211・321212・321111 が掲載。ただし 491 のみ、190 の対象外NSW の職業リストは州が別途公表しています。弊社は本ページ執筆時点で NSW 側の自動車整備系の掲載状況を確認していません
地方区分ブリスベンは Category 1(地方扱いではありません)。Gold Coast・Sunshine Coast は Category 2シドニーは Category 1。Newcastle/Lake Macquarie、Wollongong/Illawarra は Category 2
生活費一般にシドニーより低いとされますオーストラリアで最も高い水準とされます
大型商用車の需要資源産業・農業・長距離物流の比重が大きく、大型車整備の需要が見込まれます都市圏の乗用車整備の比重が相対的に大きいと考えられます
気候・環境亜熱帯。屋外・整備工場での作業は夏場の暑さが厳しくなります温帯。四季の変化が日本に近い

上表のうち生活費・需要・気候は一般的な傾向であり、弊社が統計で裏付けたものではありません。州指名の条件は毎年改定されるため、比較検討の際は必ず最新情報でご確認ください。

よくあるご質問FAQ

Q1. 留学生でも apprenticeship に就ける方法はありませんか。

学生ビザ(subclass 500)で Australian Apprenticeship の見習い雇用契約に入ることは、制度の想定外です。TAFE Queensland の国内学生向け AUR30620 のページにも、入学要件として雇用主との見習い契約が挙げられており、あわせて留学生には開講していない旨が示されています。留学生向けには、フルタイム学習に vocational placement(職場実習)を組み込んだ別の編成が用意されています。永住権や就労可能な別のビザをお持ちの場合は状況が変わりますので、その場合は個別にご相談ください。

Q2. Certificate III を修了すれば、そのまま永住申請できますか。

できません。永住(189・190・491・186 等)には TRA の技能査定が必要で、留学生向けの Job Ready Program はオーストラリア国内での 12 か月・週 38 時間相当の有給就労を経て完了します。資格取得はその入口であって、ゴールではありません。多くの方は subclass 485(Post-Vocational Education Work stream・最長 18 か月)でこの就労期間を積みます。485 には年齢 35 歳以下という条件がある点にご注意ください。

Q3. 日本で自動車整備士2級を持っています。オーストラリアで有利になりますか。

資格そのものがオーストラリアの資格に読み替えられることはありません。ただし、日本での整備実務の年数は TRA の技能査定において「職務経験」として提出できる材料になり得ます。経験者向けの査定経路(Offshore Skills Assessment Program 等)が使えるケースもありますが、どの経路が使えるかは経験内容・年数・書類の揃い方によって個別に判断されます。弊社に在籍する登録移民代理人が、ご経歴を拝見したうえで確認します。なお、TAFE のコースを受講する際に、日本での学習内容が単位認定(RPL)の対象になる可能性もありますが、これも個別判断です。

Q4. EV(電気自動車)の整備を専門的に学びたいのですが。

TAFE Queensland には EV の高電圧系統を扱うスキルセットが存在しますが、すでに自動車系の Certificate III を持ち、業界で就労していることが前提として示されており、弊社が確認した国際学生向けの価格表にも掲載されていませんでした。留学生が単体で受講できるかは確認できていません。留学生にとって確認可能な EV への入口は、Certificate IV(AUR40216)の選択ユニット AURETH003(電気自動車の高電圧バッテリー関連)です。ただしこのユニットが実際に開講されるかはキャンパス・期によるため、EV が主目的の場合は事前に開講ユニットの確認をご依頼ください。

Q5. ライトビークルと大型商用車、どちらを選ぶべきですか。

目指す働き方によります。ライトビークル(AUR30620・$24,300)は乗用車整備で、求人の絶対数が多く、都市部でも地方でも仕事があります。ANZSCO 321211 Motor Mechanic (General) に対応します。大型商用車($24,400)はトラック・バス・建設機械で、ANZSCO 321212 Diesel Motor Mechanic に対応します。オーストラリアは物流と資源産業の規模が大きいため、地方就労を前提にするなら選択肢が広がる可能性があります。ただし地域別の求人データを弊社が定量的に確認したわけではありません。州指名の観点では、QLD の Onshore リストに 321211・321212 の両方が(491 のみですが)載っているため、この点での差はありません。

Q6. 「オーストラリアは整備士不足だから就職しやすい」と聞きましたが、本当ですか。

「不足している」という部分は、Jobs and Skills Australia の 2025 年の報告書でも、2021〜2025 年に継続して不足とされた 139 職種のうち 71 職種(約51%)が Technicians and Trades Workers であり、その中核として automotive trades が名指しされていることから確認できます。ただし「不足=未経験の留学生が採用される」ではありません。不足とは「求人に対して必要な技能を持つ人が足りない」ことを指し、多くの求人は即戦力を求めています。Certificate III 修了直後の段階で、この不足の恩恵をすぐ受けられるとは限りません。弊社は、修了直後の留学生の採用実績に関する統計を確認できていません。この点を織り込んだうえでご計画いただくのが誠実だと考えています。

確認できなかったことWHAT WE COULD NOT VERIFY

このページを作成するにあたり、調べたものの一次情報で確認できなかった事項を列挙します。これらは「分からなかった」ものであり、推測で埋めていません。お問い合わせいただければ、TAFE Queensland および関係機関に確認したうえでご回答します。

コース情報

学費・費用

ビザ・移民制度

就職・待遇

日豪の資格制度

この一覧が長いことを、弊社は問題だとは考えていません。この分野は制度が複雑で、公開情報だけでは埋まらない部分が必ず残ります。埋まらない部分を埋まったように書くほうが、留学をご検討中の方にとってはるかに危険です。上記の項目は、ご相談をいただいた段階で個別に確認してご回答します。

関連ページRELATED PAGES

このコースが自分に合うか、無料で確認できます

学歴・職歴・英語力・ご予算・目標時期をうかがって、このコースが現実的かどうかを率直にお伝えします。合わないと判断した場合は、その理由と代わりの選択肢もお出しします。

資料と最新情報を請求する(無料) 無料カウンセリングを申し込む
当社には Registered Migration Agent(登録移民代理人・MARN 0637738)が在籍しており、ビザに関するご相談は当該代理人が担当します。本ページはコース選びの参考としての一般情報であり、個別のビザ申請に関する助言ではありません。職業リスト(CSOL・MLTSSL 等)、州指名の条件、賃金基準、英語要件、指定地方地域の郵便番号はいずれも随時改定されます。掲載内容は 2026年7月時点で公開情報から確認したものであり、ご検討の際は必ず最新の情報をご確認ください。学費・入学条件は TAFE Queensland の定めによります。技能査定に関する最終的な判断は Trades Recognition Australia が行います。

出典一覧SOURCES

コース・資格

ビザ・職業リスト・技能査定

就職・待遇(オーストラリア)

就職・待遇・資格制度(日本)