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TAFE QUEENSLAND / EARLY CHILDHOOD EDUCATION AND CARE

幼児教育・保育(チャイルドケア)

Certificate III in Early Childhood Education and Care / Diploma of Early Childhood Education and Care

クイーンズランド州の保育分野には、他州にはない事情が二つあります。一つは働く前に Blue Card(州独自の子どもと関わる仕事のスクリーニング)を取らなければならないこと。もう一つは、ゴールドコースト・サンシャインコースト・ケアンズなどが移住上の地方区分に入るとされていることです。一方で、保育の資格そのものが直接ビザに結びつくかというと、そこには冷静な線引きが必要です。このページは、その両面を先にお伝えするところから始めます。

South Bank・Loganlea・Gold Coast ほか州内各地 Cert III + Diploma の2段構え CRICOS 119596A / 118592B ANZSCO 421111 / 134111 / 241111 Blue Card(QLD 独自)
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最初にお伝えすべきことPLEASE READ THIS FIRST

1. 卒業生ビザ(subclass 485)は、指名する職種で結論が変わります。
現場職の 421111 Child Care Worker は MLTSSL に掲載されていませんが、134111 Childcare Centre Manager は MLTSSL 掲載職種で、査定機関の ACECQA が 485 向けの Provisional Skills Assessment(暫定技能査定)のガイドラインを公表しています。要件と留意点は③で整理します。

2. Early Childhood Teacher(幼児教育教員・ANZSCO 241111)を目指す場合は、学士(Bachelor)以上の幼児教育学位と教員登録が必要です。
Certificate III / Diploma とは別の経路になり、Diploma から目指す場合は大学の幼児教育学士への編入が前提になります(詳しくは③をご覧ください)。

3. Blue Card がなければ、実習にも仕事にも入れません。
クイーンズランド州では、子どもと関わる業務に就く前に Blue Card の取得が必要です。発行が遅れるとそのまま実習・修了時期がずれるため、渡航後早めの申請が前提になります。詳しくは下の専用セクションで扱います。

4. 2027年開講の国際学生向けコースは、Certificate III が CHC30125、Diploma が CHC50125 です。
本ページの学習ユニットの解説は現行公開版(CHC30121 / CHC50121)の資格記述に基づいており、改訂版では内容が変わる場合があります。学費・開講日は下の一覧表をご覧ください。

それでも、この分野をクイーンズランドで学ぶ意味はあります。保育は資格と実務経験が就労に直結しやすく、Certificate III の段階から現場に入れる設計になっています。オーストラリア連邦政府は保育従事者への賃金支援(ECEC Worker Retention Payment)を実施していると公表しており、待遇面の環境は動いています。そして、TAFE Queensland の国際学生向けコース一覧によると、開講キャンパスは South Bank(ブリスベン)と Robina(ゴールドコースト)です。ゴールドコーストは移住上の地方区分に該当するとされるエリアです。ブリスベンだけを見て判断すると、この選択肢を見落とします。

このページの内容は 2026年7月時点で弊社が確認できた公開情報に基づく整理です(485・技能査定に関する記述は 2026年9月3日に ACECQA の Provisional Skills Assessment ガイドラインを踏まえて更新しました)。学費・入学条件・ビザ関連の要件はいずれも変更されます。実際のお申し込み・出願の前に、必ず最新情報をご確認ください。

30秒で分かるこのコースQUICK SUMMARY

学校TAFE Queensland(RTO 0275 / CRICOS 03020E / 高等教育 PRV13003)
分野Early Childhood Education and Care(幼児教育・保育/チャイルドケア)
主なコース(国際学生・2027年開講)CHC30125 Certificate III in Early Childhood Education and Care
CHC50125 Diploma of Early Childhood Education and Care
(本文の学習ユニット解説は、現行公開版 CHC30121 / CHC50121 の資格記述に基づきます)
CRICOS コース番号CHC30125:119596A / CHC50125:118592B
実習(義務)Cert III:規定の保育サービスでの就業160時間以上
Diploma:同280時間以上(training.gov.au の資格記述より)
ユニット数Cert III:合計17(コア15+選択2)/ Diploma:合計15(コア12+選択3)
Diploma の入学前提CHC30121 または旧 CHC30113 の保持が求められると記載されています
期間(国際学生向けコース一覧)Certificate III:1年 / Diploma:1年(パッケージで計2年)
学費(2027年開講・国際学生向けコース一覧)CHC30125 … $9,600 / CHC50125 … $12,000(Certificate III + Diploma のパッケージで合計 $21,600
英語条件(Cert III / Diploma 共通)IELTS Academic 総合6.0(各バンド 5.5 未満不可)/ TOEFL iBT 67 / PTE Academic 50 / Cambridge 169、または TAFE Queensland の英語コース Pre-Advanced Level 修了
開講キャンパス(国際学生)South Bank(ブリスベン)/ Robina(ゴールドコースト)(TAFE Queensland 国際学生向けコース一覧より)。国内学生向けにはこのほか州内多数のキャンパスで開講されています
開講日(2027年)2027年1月27日2027年7月12日
就ける職種(ANZSCO)421111 Child Care Worker / 134111 Child Care Centre Manager / 241111 Early Childhood (Pre-primary School) Teacher
技能査定機関上記3職種いずれも ACECQA と記載されています
州独自の必須手続Blue Card(Working with Children (Risk Management and Screening) Act 2000 に基づく)

上表のコース番号・CRICOS・学費・期間・開講日・キャンパスは、TAFE Queensland の国際学生向けコース一覧(2027年開講、2026年9月確認)に基づきます。実習時間・ユニット構成は training.gov.au の資格記述に基づきます。いずれも変更されることがあります。

① コースの主旨と、実際に学ぶユニットWHAT YOU ACTUALLY STUDY

オーストラリアの保育資格は、日本の「保育士養成課程」とは組み立て方が違います。科目名で並ぶのではなく、ユニット(unit of competency)という「できるようになるべきこと」の単位で積み上がっていきます。ユニットのコードと名称は training.gov.au に登録されており、どの学校で学んでも同じコードのユニットを修了することになります。学校ごとに違うのは、教え方・実習先・選択ユニットの組み合わせです。

CHC30121 Certificate III in Early Childhood Education and Care(合計17ユニット=コア15+選択2)

「保育室に入って、有資格者として子どもを見る」ための最初の資格です。オーストラリアの保育サービスでは、この Certificate III が実務に入るための基礎的な位置づけとされています。

ユニットコードユニット名(原文)内容の目安
CHCECE030Support inclusion and diversity多様な背景の子どもと家庭を受け入れる実践
CHCECE031Support children's health, safety and wellbeing健康・安全・ウェルビーイングの支援
CHCECE032Nurture babies and toddlers乳児・よちよち歩き期の関わり
CHCECE033Develop positive and respectful relationships with children子どもとの尊重にもとづく関係づくり
CHCECE034Use an approved learning framework to guide practice承認された学習フレームワーク(EYLF 等)の運用
CHCECE035Support the holistic learning and development of children全人的な学びと発達の支援
CHCECE036Provide experiences to support children's play and learning遊びと学びの経験づくり
CHCECE037Support children to connect with the natural environment自然環境とのつながりの支援
CHCECE038Observe children to inform practice観察記録と、それを実践に返す手順
CHCECE054Encourage understanding of Aboriginal and/or Torres Strait Islander peoples' cultures先住民文化への理解を促す実践
CHCECE055Meet legal and ethical obligations in children's education and care法令・倫理上の義務
CHCECE056Work effectively in children's education and care保育現場でのチームとしての働き方
CHCPRT001Identify and respond to children and young people at riskリスクのある子どもの発見と対応
HLTAID012Provide First Aid in an education and care setting保育・教育現場での応急手当
HLTWHS001Participate in workplace health and safety職場の労働安全衛生

選択2ユニットは、1つが指定リストから、もう1つは CHC トレーニングパッケージや他のトレーニングパッケージ等から選ぶ構成と記載されています。実習は「オーストラリア国内の規制対象の保育・教育サービスでの就業160時間以上」で、複数ユニットにまたがって適用される、とされています。

CHC50121 Diploma of Early Childhood Education and Care(合計15ユニット=コア12+選択3)

Certificate III が「保育室で働く」ためのものだとすれば、Diploma は「保育室をまとめ、カリキュラムを設計し、法令順守を回す」ための資格です。オーストラリアの保育サービスでは、部屋の責任者クラスや、サービス運営に関わる立場に必要とされることが多い層になります。

ユニットコードユニット名(原文)内容の目安
BSBTWK502Manage team effectivenessチームの成果を管理する
CHCECE041Maintain a safe and healthy environment for children安全・衛生的な環境の維持
CHCECE042Foster holistic early childhood learning, development and wellbeing全人的な学び・発達・ウェルビーイングの促進
CHCECE043Nurture creativity in children創造性を育てる
CHCECE044Facilitate compliance in a children's education and care serviceサービスの法令順守の運用
CHCECE045Foster positive and respectful interactions and behaviour in children肯定的な関わりと行動の支援
CHCECE046Implement strategies for the inclusion of all childrenすべての子どもを含める方策の実施
CHCECE047Analyse information to inform children's learning情報分析にもとづく学びの設計
CHCECE048Plan and implement children's education and care curriculumカリキュラムの計画と実施
CHCECE049Embed environmental responsibility in service operations環境配慮を運営に組み込む
CHCECE050Work in partnership with children's families家庭との協働
CHCPRP003Reflect on and improve own professional practice自身の実践の振り返りと改善

Diploma には入学前提があります。training.gov.au の CHC50121 の記述では、出願者は CHC30121 または旧 CHC30113 の Certificate III in Early Childhood Education and Care を保持していることとされています。つまり日本から未経験で渡航する場合、いきなり Diploma からは始められないのが原則です。Certificate III → Diploma のパッケージで組むのが通常の設計になります。

実習は280時間以上。Certificate III の160時間と合わせると、2段構えで学ぶ場合の現場時間は合計440時間以上になる計算です。ここは学費以上に、生活設計に効いてきます。

EYLF と NQF ── 何に沿って学ぶのか

ユニット CHCECE034 にある「an approved learning framework」は、オーストラリアの就学前教育で用いられる学習フレームワークを指します。全国的な質の枠組み(National Quality Framework, NQF)と、その下での学習枠組み(Early Years Learning Framework, EYLF)が ACECQA から公表されており、TAFE で学ぶ内容もこれに沿って組まれています。日本の保育所保育指針にあたる位置づけのものと考えると、イメージしやすいかもしれません。ACECQA が枠組みと承認資格の一覧を公開しています。NQF全体のしくみはNQF日本語ガイドにまとめました。

ユニット構成は「全国共通」、開講キャンパスは「学校ごと」。ユニットコードは training.gov.au に登録された全国共通のものです。一方、どのキャンパスで、いつ、国際学生向けに開講されるかは TAFE Queensland 側の判断で決まります。国際学生向けの開講キャンパスは、コース一覧上 South Bank(ブリスベン)と Robina(ゴールドコースト)です。国内学生向けの開講地一覧とは別なので、出願前に最新の一覧をご確認ください。

② このコースで就ける職種(ANZSCO)OCCUPATIONS

ご相談時にいただいた ANZSCO コードを、弊社で一つずつ照合しました。結論から申し上げると、3つとも番号は正しく、訂正は不要でした。ただし、それぞれがどのビザ職業リストに載っているかは、想像されるものとかなり違います。ここは次のセクションで詳しく扱います。

ANZSCO職業名日本語の目安照合結果
421111Child Care Worker保育従事者(現場職)コード・名称とも一致
134111Child Care Centre Manager保育施設の管理者コード・名称とも一致
241111Early Childhood (Pre-primary School) Teacher幼児教育教員(就学前)コード・名称とも一致

それぞれの職種に、どの資格で届くのか

241111(Early Childhood Teacher)を目指す場合は、Diploma 修了後に大学の幼児教育学士へ編入する設計になります。TAFE Queensland は大学への進学経路(University Pathways)を公表していますが、認定される単位数は進学先大学や年度によって異なります。学士まで見据えたプランは、無料カウンセリングで個別にご相談ください。

ANZSCO そのものの改定について。オーストラリア統計局は ANZSCO の見直しを進めており、コード体系や職業名が今後変わる可能性があります。ビザの職業リストは告示(legislative instrument)側でどのバージョンを参照するかが定められるため、「ANZSCO が変わった=ビザ要件が変わった」とは限りません。弊社ではこの点を断定せず、出願時点の告示本文にあたるようにしています。

③ ビザ対応職種としての扱い ── リストごとに、載っている/載っていないOCCUPATION LISTS

ここが、このページで一番お伝えしたい部分です。「保育はビザに強い」という言い方をよく聞きますが、職種ごと・リストごとに見ると、まったく様相が違います。弊社が 2026年3月28日時点の告示本文で確認した結果を、そのまま並べます。

ANZSCO CSOL
(LIN 24/089)
subclass 482 Core Skills
186 Direct Entry
(LIN 24/093)
MLTSSL
(LIN 19/051 Sch.1)
189/190/491/485
STSOL
(Sch.2)
ROL
(Sch.3)
査定機関
421111
Child Care Worker
掲載あり(第437項、注記なし) 掲載あり 非掲載載っていません 非掲載載っていません 非掲載載っていません ACECQA
134111
Child Care Centre Manager
非掲載載っていません 非掲載載っていません 掲載あり(Schedule 1 第3項) 非掲載載っていません 非掲載載っていません ACECQA
241111
Early Childhood (Pre-primary School) Teacher
掲載あり(第156項) 掲載あり 掲載あり(Schedule 1 第75項) 非掲載載っていません 非掲載載っていません ACECQA

【訂正のお知らせ】弊社の TAFE NSW 幼児教育ページに誤りがありました。
弊社の TAFE NSW 幼児教育・保育ページでは、134111 Child Care Centre Manager について「CSOL に掲載・MLTSSL には非掲載、査定機関は VETASSESS」という趣旨の記載をしておりました。今回 QLD 版を作成するにあたり告示本文を再確認したところ、これは逆でした。134111 は CSOL および 186 Direct Entry のリストには見当たらず、MLTSSL(LIN 19/051 Schedule 1)には掲載されており、査定機関は ACECQA と記載されています。ここに訂正いたします。NSW ページ側も順次修正します。ご覧になった方には、混乱をおかけしお詫び申し上げます。

この表から読み取れること

技能査定(skills assessment)について

上記3職種の技能査定機関は、いずれも ACECQA(Australian Children's Education and Care Quality Authority)と記載されています。241111 Early Childhood (Pre-primary School) Teacher については、以前は AITSL が査定を行っていたところ、2024年12月7日付で ACECQA へ移管されたとする案内を弊社で確認しました。ただし ACECQA が公開している技能査定申請ガイドラインの版によっては、この移管前の記述が残っているものもあり、記載に食い違いが残っています。弊社ではどちらが最新かを断定せず、申請時点で ACECQA へ直接確認する運用としています。

雇用主指名ビザ(482 / 186)の給与しきい値について。2026年7月1日からの数値として、Core Skills Income Threshold(CSIT)が AUD 79,499、Specialist Skills Income Threshold(SSIT)が AUD 146,717 と公表されています。保育の現場職の給与水準がこのしきい値に届くかどうかは、施設・州・資格レベル・勤務形態で変わります。雇用主指名を前提に設計するなら、内定先の給与条件と合わせて必ず事前に確認すべき数字です。

上記は 2026年3月28日時点の告示本文(LIN 24/089 / F2024L01620、LIN 24/093 / F2024L01618、LIN 19/051 / F2019L00278)を弊社が参照した結果です。職業リストは告示の改正で変わります。弊社は移住代理業務を行っておりませんので、ビザの可否・見込みについては登録移住代理人へのご相談をお願いしています。

④ Blue Card ── クイーンズランド独自の、避けて通れない手続きQUEENSLAND BLUE CARD

他州で「Working with Children Check」と呼ばれているものの、クイーンズランド版が Blue Card です。名前が違うだけでなく、根拠法も運用機関も別で、他州のカードをそのまま持ち込んで使うことはできないと考えるのが実務上の前提になります。保育を学ぶためにクイーンズランドを選ぶなら、ここは最初に押さえてください。

制度の骨格

根拠法Working with Children (Risk Management and Screening) Act 2000(Qld)
対象子どもと関わる規制対象業務に従事する者。保育サービスでの就業・実習が含まれるとされています
カードの種類有給就業・事業者向けのカード、ボランティア/学生向けのカード、免除カード(exemption card)など
申請手数料
(2026年7月1日時点として掲載)
有給就業・事業向け … $108.30
ボランティア・学生向けカード、免除カード … 無料
障害福祉のスクリーニング認可からの切替 … $15.00
ボランティア/学生から有給就業への変更 … $108.30
カード再発行 … $16.35
更新手数料は新規申請と同額と記載されています
有効期間州の公式案内でご確認ください(下記参照)

Blue Card の有効期間(何年で更新か)は、州の公式ページ上に明示された記載が見当たらないため、本ページには記載していません。更新の制度自体はあり、更新手数料は新規申請と同額とされています。留学期間と更新タイミングの関係は、申請時に Blue Card Services へ直接ご確認ください。

留学生にとって、なぜここが詰まりやすいのか

Blue Card は「資格」ではなく「スクリーニング」です。取得しても保育の資格になるわけではなく、逆に資格があっても Blue Card がなければ現場に入れない、という関係です。日本の保育士登録が「資格の登録」であるのに対し、Blue Card は「この人を子どもと関わらせてよいかの確認」という、まったく別の性格の制度だとご理解ください。申請と制度の詳細は、クイーンズランド州が qld.gov.au の Blue Card ページで案内しています(手数料は 支払いページに掲載)。

NSW の Working with Children Check(WWCC)とは根拠法も運用機関も別で、州をまたいだ流用はできないと考えるのが実務上の前提です。NSW 側の制度詳細については、弊社では今回 QLD 側ほど踏み込んだ確認をしていません。

⑤ 地方区分(regional)と、subclass 491 / 494 / 485 の関係DESIGNATED REGIONAL AREAS

クイーンズランドを選ぶ理由としてよく挙げられるのが「地方(regional)扱いになるから有利」という説明です。これは半分正しく、半分は場所によります。弊社が確認できた範囲で、事実関係を整理します。

designated regional area の区分

オーストラリア内務省(Department of Home Affairs)は、地方移住に関わる「designated regional area」を Category 1(Major Cities)/ Category 2(Cities and Major Regional Centres)/ Category 3(Regional Centres and Other Regional Areas)の考え方で整理して公表しています。弊社が参照した記載では、Category 2 に「Perth, Adelaide, the Gold Coast, the Sunshine Coast, Canberra, Newcastle/Lake Macquarie, Wollongong/Illawarra, Geelong and Hobart」が名指しで含まれています。

一方、ブリスベンは Category 2 の対象ではありません。Category 2 の都市名の列にブリスベンはなく、ブリスベン中心部の郵便番号帯(4000 番台前半)も対象に含まれていません。「ブリスベンも地方区分だから有利」という説明は誤りですので、ご注意ください。

一方で、ゴールドコーストとサンシャインコーストは Category 2 として名指しされています。そしてケアンズ・タウンズビル・トゥーンバなど、それ以外のクイーンズランド各地は Category 3 側に整理されるとする説明が一般的です。ただしCategory 3 側の個別の地名について、弊社は郵便番号レベルまでの確認を取れていませんので、ここは断定を避けます。

地方区分が効いてくるとされる3つの場面

まとめると。クイーンズランドの地方区分は実在し、ゴールドコースト・サンシャインコーストは地方扱いに含まれるとされています。しかしその恩恵は「地方に住んだ人全員」に降ってくるものではなく、ビザごとの職業リスト・課程レベルの要件を満たした人に限られます。保育の Certificate III / Diploma だけを持っている状態では、上記3つはいずれも使えません。

それでも地方を選ぶ実質的な意味はあります。生活費が下がること、日本人の密度が低く英語環境として濃いこと、将来学位まで進んだときに「地方での居住実績」が意味を持つ場面があることの3点で評価するのが妥当だと弊社は考えています。

TAFE Queensland の国際学生向け保育コースの開講キャンパスは、South Bank(ブリスベン)と Robina(ゴールドコースト)です。ゴールドコースト側で学ぶ場合、それは Category 2 の地域で学ぶということになります。開講キャンパスは学期ごとに見直されることがあるため、出願時点の一覧は弊社でも代理で照会します。

designated regional area の区分・対象郵便番号は内務省が更新します。最新の一覧は Department of Home Affairs の該当ページでご確認ください。弊社は移住代理業務を行っておらず、個別のビザ判断は登録移住代理人の領域です。

⑥ クイーンズランド州推薦(BSMQ / Migration Queensland)STATE NOMINATION

subclass 190(技能独立・州推薦)と subclass 491(地方州推薦)には、州・準州による推薦(nomination)が必要とされています。クイーンズランド州でこれを所管しているのが Business and Skilled Migration Queensland(BSMQ) です。近年は「Migration Queensland」の名称で案内されているのを確認しました。

州推薦の一般的な組み立て

保育分野の州推薦には、過度な期待は禁物です。州推薦は subclass 190 / 491 のためのものであり、これらのビザはそもそも指名職業が連邦の該当リストに載っていることを前提とします。421111 Child Care Worker はどのリストにも載っておらず、134111 Child Care Centre Manager は MLTSSL に載っているものの、査定で管理者としての実務経験が求められます。「クイーンズランドで保育を学べば州推薦がもらえる」という単純な図式は成り立ちません。

241111 Early Childhood (Pre-primary School) Teacher であれば話は変わりますが、これは学士以上+教員登録の世界であり、TAFE Queensland の Diploma の延長線上にはありません。

州推薦の要件は毎年度変わります。弊社が今回参照した時点の内容をここに書き写しても、来年には別の内容になっている可能性が高いため、具体的な要件はあえて詳述しません。最新の要件は Migration Queensland のサイト職業リスト推薦の要件)でご確認ください。

DAMA(Designated Area Migration Agreement)について。クイーンズランドには Cairns / Far North Queensland、Townsville、Darling Downs など、地域単位の労働力協定が設けられているとされる地域があります。DAMA は地域の雇用主が特定の職種で人材を受け入れられるようにする枠組みで、連邦の職業リストとは別立てで職種が定められることがあります。ただし対象職種・要件は協定ごとに異なり、公開されている情報も限られます。保育分野が対象かどうかも協定ごとに違うため、該当地域での就職を具体的に検討される場合は、その地域の指定事業者(Designated Area Representative)への確認が必要です。

⑦ クイーンズランドの保育政策と、教員登録(QCT)QLD POLICY CONTEXT

Free Kindy ── 需要側で起きていること

クイーンズランド州は、就学前の子どもに対するキンダーガーテン(幼稚園)プログラムの無償化(Free Kindy)を実施していると公表しています。学ぶ側から見ると「保育サービスの需要が政策的に押し上げられている州である」という文脈になります。ただし需要が増えることと、留学生が就職できることは別の話です。Blue Card、資格、英語力、勤務可能時間といった条件をすべて満たして初めて、その需要にアクセスできます。弊社は「人手不足だから就職できます」という言い方はしません。

Queensland College of Teachers(QCT)── 学位まで進んだ場合の話

もし将来 241111 Early Childhood (Pre-primary School) Teacher を目指すなら、クイーンズランド州で教員として働くには Queensland College of Teachers への登録が必要とされています。一般に、認められた教員養成課程の修了者はまずprovisional registration(仮登録)を受け、所定の教職経験等を経て full registration(本登録)へ進む段階構造とされます。

Certificate III / Diploma の保持者は、QCT の登録対象ではありません。QCT の登録は教員(teacher)としての登録であり、保育の現場職(Child Care Worker)はこの登録の対象ではないとご理解ください。保育現場で働くために必要なのは、資格(Certificate III / Diploma)と Blue Card であって、QCT 登録ではありません。ここを混同されている方がときどきいらっしゃいます。

ECEC Worker Retention Payment ── 賃金側で起きていること

オーストラリア連邦政府は、保育(early childhood education and care)分野の従事者の賃金を引き上げるための支援策として ECEC Worker Retention Payment を導入したと公表しています。段階的に引き上げる設計とされており、対象となるのはこの支援を受けることを選択した事業者とされています。

引き上げ率・適用時期は事業者が支援の対象かどうかで変わるため、本ページでは具体的な数字を記載していません。就職先を検討される段階で、その事業者がこの支援の対象かどうかを個別にご確認いただくのが確実です。

⑧-A オーストラリアの就職状況と待遇EMPLOYMENT IN AUSTRALIA

ここは、弊社が思ったほど確認が取れなかった領域です。正直に、確認できた範囲と確認できなかった範囲を分けて書きます。

確認できたこと

確認できなかったこと(数字を書けなかった理由)

豪州の保育職の平均年収について、弊社は信頼できる数値を取得できませんでした。求人サイト SEEK のキャリア情報ページはアクセスが拒否され(HTTP 403)、政府の職業情報サイト yourcareer.gov.au はブラウザ上でのみ表示される作りのため、弊社の環境ではデータを取得できませんでした。したがってこのページには、豪州側の年収の数字を一切書いていません。ご自身でお調べになる場合は、SEEK のキャリアアドバイスYour Career(豪州政府)Fair Work Ombudsman の Children's Services Award 要約が起点になります。ご相談の際には、弊社が現地で把握している範囲の相場感を口頭でお伝えすることは可能ですが、それも公的な統計値ではありません。

クイーンズランドで働くという現実的な段取り

学生ビザの就労時間制限にご注意ください。学生ビザには就労可能時間の上限が定められています(時期により変更されています)。保育の実習(vocational placement)が就労時間に算入されるかどうかは、実習の性質や無給か有給かによって扱いが分かれます。実習が始まる前に、必ず内務省の案内および学校の指示をご確認ください。

⑧-B 日本での就職状況と待遇EMPLOYMENT IN JAPAN

日本に戻ることを選択肢に入れておくのは、まったく後ろ向きな話ではありません。むしろ保育分野では、日本側の状況を数字で把握しておいたほうが、豪州で学ぶ意味を測りやすくなります。

厚生労働省 job tag「保育士」に掲載されている数値

平均年収427.6 万円
平均年齢40.3 歳
労働時間月 163 時間
有効求人倍率3.16 倍
就業者数634,080 人
求人賃金(月額)22.9 万円(令和6年度/前年度比 +0.8 万円と記載)
必要な資格保育士資格

出典:厚生労働省 職業情報提供サイト(日本版 O-NET)job tag「保育士」https://shigoto.mhlw.go.jp/User/Occupation/Detail/131(弊社閲覧:2026年7月)。掲載値は元となる統計の年次により更新されます。

この数字の読み方

豪州の資格は、日本の保育士資格にはなりません。ここは制度上はっきりしています。日本で保育士として働くには日本の保育士資格が必要であり、CHC30121 / CHC50121 を修了しても、日本の保育士登録には結びつきません。日本に戻ってから保育に関わる場合、豪州の資格が意味を持つのは、インターナショナルプリスクール・英語系の保育施設・国際的な保育カリキュラムを扱う園など、英語運用能力と海外の保育観が評価される現場に限られると考えるのが現実的です。この点を最初に押さえておくと、進路の設計を誤りません。

より詳細な賃金データをご自身で確認されたい場合は、厚生労働省の賃金構造基本統計調査が基礎統計になります。職種別・経験年数別・企業規模別の内訳まで追えます。弊社では今回、この統計本体からの数値抽出までは行っていませんので、上表は job tag の掲載値のみです。

⑨ 日本の同種の専門学校(比較のために)COMPARABLE SCHOOLS IN JAPAN

「日本で保育士を取る」のと「豪州で Certificate III / Diploma を取る」のは、目的も費用も期間も違います。判断材料として、日本側の代表的な養成校を2校、実在確認のうえで挙げます。弊社はこれらの学校と提携関係にはありません。あくまで比較用です。

東京福祉保育専門学校(学校法人サンシャイン学園)

所在地:東京都・池袋

修業年限:2年制

学科:こども学科 ほか(保育士・介護福祉士・社会福祉士・精神保健福祉士の養成課程を持つと記載)

保育士の養成に加え、福祉系の国家資格養成を併設している学校です。福祉分野全体の中で保育を位置づける学び方になります。幼稚園教諭免許の扱いは、学校へ直接ご確認ください。

https://www.sunshine.ac.jp/

大阪保育こども教育専門学校(学校法人 大原学園)

所在地:大阪府大阪市淀川区西中島3-15-22

修業年限:2年制

コース:保育士・幼稚園教諭コース/こども保育士コース/こども保育士・公務員コース

保育士と幼稚園教諭二種免許状の同時取得を目指せる構成に加え、公務員(公立保育所)志望のコースを分けているのが特徴です。日本国内での就職を前提に設計された典型例といえます。学費はサイト上の別ページに案内があります。

https://www.o-hara.ac.jp/senmon/school/osaka_child/

制度としての違い ── 日本の保育士資格と、豪州の保育資格

日本(保育士)オーストラリア(ECEC)
資格の性格児童福祉法にもとづく国家資格。都道府県への登録により保育士として名乗れる訓練パッケージにもとづく職業資格(VET qualification)。国家試験はなく、ユニットごとの能力評価で修了
取得の経路指定保育士養成施設(専門学校・短大・大学)を卒業する
保育士試験(筆記+実技)に合格する
のいずれか
RTO(登録訓練機関)で該当資格のユニットを修了する。試験一発型の経路はない
最短の期間養成施設なら2年。試験経路は受験資格を満たす前提で、合格までの期間は人によるCertificate III で9か月〜1年程度、Diploma まで含めて概ね2年程度(学校の開講形態による)
実習養成施設の課程内に保育実習等が組み込まれる資格要件として時間数が明示される(Cert III 160時間/Diploma 280時間)
段階保育士資格は原則として1段階(その上は幼稚園教諭免許や保育教諭など別制度)Certificate III → Diploma →(大学で)Bachelor と、レベルが明確に段階化されている
子どもと関わる適格性の確認資格の欠格事由等で担保。別建てのスクリーニングカード制度は一般的でない州ごとのスクリーニング(QLD は Blue Card)が別立てで必須
相互の通用相互に自動では通用しません。日本の保育士資格で豪州の保育職に就くことも、豪州の Certificate III / Diploma で日本の保育士になることも、制度上できないとお考えください

⑩ オーストラリアで学ぶ価値と、日本との違いWHY STUDY HERE

価値があると弊社が考える点

期待しすぎないほうがよい点

  • 「取れば自動的にビザ」という資格ではありません。③で見たとおり、現場職の 421111 はどの技能移住リストにも載っていません。134111 を軸にした 485 の設計はありえますが、職業リストも査定方針も変更されうる前提で計画してください。
  • 日本の保育士資格にはなりません。帰国後に一般の認可保育所で保育士として働きたいなら、日本の資格が別途必要です。
  • Blue Card が出るまで実習に入れません。スケジュールが遅れる要因になります。
  • 実習は無給であるのが一般的です。440時間以上を、生活費を稼ぎながらどう回すかという設計が必要です。ここは学費より重い制約になることがあります。
  • Diploma からいきなり始められません。Certificate III の保持が入学前提です。日本での保育経験があっても、豪州の Certificate III として自動的に認められるわけではありません。RPL(既習の認定)が使えるかは学校の個別判断です。

TAFE NSW の保育コースとの比較QLD vs NSW

同じオーストラリアの保育資格でも、州が変わると前提条件がかなり変わります。弊社の TAFE NSW 幼児教育・保育ページと併せてご覧ください。

TAFE QueenslandTAFE NSW
扱うコードの世代CHC30125 / CHC50125(2027年開講の国際学生向けコース一覧より)CHC30125 / CHC50125 の新コード世代で案内されています
学位課程幼児教育の学士課程はなし(大学編入で対応)Bachelor of Early Childhood Education and Care (Birth-5)(HE20610)を持つと記載されています
241111 への道学内で完結しない。他大学への進学が必要学内で学士まで進める設計がある点が最大の違いです
子どもと関わる仕事の確認Blue Card(Working with Children (Risk Management and Screening) Act 2000)Working with Children Check(WWCC)
地方区分ゴールドコースト・サンシャインコーストが Category 2 に名指しされています。ブリスベンは名指しされていませんシドニーは対象外。Newcastle / Lake Macquarie、Wollongong / Illawarra が Category 2 に名指しされています
州推薦BSMQ(Migration Queensland)NSW 州の推薦制度
生活費の目安ブリスベン・ゴールドコーストはシドニーより家賃相場が低いとされますシドニーは豪州で最も家賃が高い都市の一つとされます
日本人の密度ゴールドコースト・ケアンズは日本人コミュニティが一定規模で存在します。ブリスベンはシドニーより小さめとされますシドニーは日本人在住者が多く、日本語環境に流されやすい面があります
求人の総量州の人口規模の分、NSW より小さめ人口規模が大きい分、求人総量も多め

どちらを選ぶかの分かれ目は、はっきりしています。「Certificate III / Diploma まで学んで、豪州で現場経験を積み、その後は雇用主指名か帰国か」を想定されるなら、生活費と英語環境の面でクイーンズランドに分があります。一方「いずれ Early Childhood Teacher(241111)まで行きたい」と考えていて、学内で学士まで進める道筋を重視するなら、TAFE NSW の設計のほうが素直です。この2つは目的が違うので、費用の安さだけで比べないことをおすすめします。

生活費・日本人の密度・求人量に関する上記の記述は、弊社の業務上の見聞に基づく相対的な傾向であり、統計値の裏付けを取ったものではありません。断定的な数値としてはお受け取りにならないでください。

入学条件・英語条件ENTRY REQUIREMENTS

英語条件(Certificate III / Diploma 共通)

TAFE Queensland が公開している英語要件の対応表で、Certificate III・Certificate IV・Diploma・Advanced Diploma は同じ水準と記載されているのを確認しました。

試験Cert III / IV・Diploma / Adv Diploma(参考)Bachelor
IELTS Academic総合 6.0(各バンド 5.5 未満不可)総合 6.5(各 6.0 以上)
TOEFL iBT総合 67(R15 / L15 / S19 / W18)総合 94(R24 / L24 / S23 / W24)
PTE Academic総合 50(各 42)総合 66(R66 / L66 / S66 / W56)
Cambridge C1 Advanced総合 169総合 185
学内英語コースTAFE Queensland English Program の Pre-Advanced Level(IELTS)修了同上(学位は別要件)

出典:TAFE Queensland「English Language Equivalencies Table」PDF(弊社閲覧:2026年7月)。試験結果の有効期限やコースごとの上乗せ要件がある場合があります。

いま IELTS 6.0 に届いていない場合。TAFE Queensland は学内に英語コースを設けており、Pre-Advanced Level を修了することで英語要件を満たす経路が案内されています。弊社では TAFE Queensland の英語コースのご案内と、ブリスベンの語学学校一覧から積み上げる設計の両方をご提案できます。保育は「言われたことをやる」だけでは務まらず、保護者対応・記録・チーム内の報告など、書く力と話す力が実務で直接必要になります。入学要件ぎりぎりで入るより、少し余裕を持たせたほうが結果的に近道になることが多い分野です。

学歴・年齢その他

費用と期間FEES AND DURATION

コース(2027年開講・国際学生)CRICOS期間実習学費(授業料)
CHC30125
Certificate III in Early Childhood Education and Care
119596A 1年 160時間以上 $9,600
CHC50125
Diploma of Early Childhood Education and Care
118592B 1年 280時間以上 $12,000
パッケージ
Certificate III + Diploma
119596A + 118592B 計2年 計440時間以上 $21,600

開講キャンパスは South Bank(ブリスベン)/ Robina(ゴールドコースト)、開講日は 2027年1月27日・2027年7月12日です(TAFE Queensland 国際学生向けコース一覧より)。実習時間は training.gov.au の資格記述に基づきます。学費・開講日は年度で変わるため、お申し込み時点の最新値をご案内します。

授業料以外にかかるもの

上記のうち金額を書いていない項目は、弊社が信頼できる公表値を確認できなかったものです。推測での記載はいたしません。お見積りが必要な場合は無料カウンセリングでご相談ください。

よくあるご質問FAQ

Q. Diploma を取れば、卒業生ビザ(subclass 485)で数年働けますか。

A. 指名する職種しだいです。485 の Post-Vocational Education Work stream は、指名職業が MLTSSL に載っていることと年齢35歳以下を条件とするとされています。421111 Child Care Worker は MLTSSL に載っていませんが、134111 Childcare Centre Manager は MLTSSL 掲載職種で、査定機関の ACECQA は 485 向けの Provisional Skills Assessment(承認された Diploma と課程内実習の証明が要件・有効期間3年)のガイドラインを公表しています。残る確認点は、Certificate III + Diploma のパッケージで2学年相当の豪州就学要件を満たせるかで、査定方針ではパッケージ課程の Certificate III 部分も計算に入りうるとされていますが、査定方針はいつでも変更される可能性があるため、断定はできません。なお Post-Higher Education Work stream は学士以上の学位課程が前提で、Diploma は該当しません。この点は必ず登録移住代理人にご確認ください。

Q. 日本で保育士として働いた経験があります。Certificate III を飛ばして Diploma から入れませんか。

A. CHC50121 の入学前提は CHC30121 または旧 CHC30113 の保持と記載されており、原則として飛ばせません。既習内容の認定(RPL / credit transfer)が使える可能性はありますが、これは学校の個別判断であり、日本の保育士資格が自動的に Certificate III と同等と認められるわけではありません。ご経歴の詳細を伺えば、学校へ照会することは可能です。

Q. Blue Card は日本にいるうちに取れますか。

A. クイーンズランド州内で子どもと関わる業務に就くことを前提とした制度であり、渡航後の手続きになるのが通常です。海外での居住歴がある場合は確認に時間を要することがあるとされているため、渡航後の最優先事項としてスケジュールに組み込むことをおすすめします。有効期間は、申請時に Blue Card Services へあわせてご確認ください。

Q. ゴールドコーストで学べば地方加点がもらえますか。

A. ゴールドコーストは内務省の designated regional area の Category 2 として名指しされています。ただし「地方に住んでいれば職業リストの要件が消える」わけではありません。ポイント加点や 491 の申請には、指名職業が該当リストに載っていることが前提となります。421111 の場合、その前提が満たされません。地方を選ぶ実質的な利点は、生活費・英語環境・将来学位へ進んだ場合の居住実績の3点です。

Q. TAFE Queensland で幼児教育の学士まで進めますか。

A. TAFE Queensland には幼児教育の学士課程はないため、Diploma 修了後に大学の幼児教育学士へ編入する設計になります。TAFE Queensland は大学への進学経路(University Pathways)を案内していますが、認定される単位数は進学先大学や年度によって異なります。学位まで同じ学校内で進みたい場合は、TAFE NSW 側もご検討の対象になります。

Q. 帰国後、日本で保育士として働けますか。

A. 豪州の Certificate III / Diploma は、日本の保育士資格にはなりません。日本で保育士として働くには、指定保育士養成施設の卒業か保育士試験の合格が必要です。帰国後に豪州での学びが評価されやすいのは、インターナショナルプリスクールや英語系の保育施設など、英語運用能力と海外の保育観が求められる現場になります。日本の保育士資格と豪州の資格を「両方持つ」設計にされる方もいらっしゃいます。

掲載内容についてNOTES

学費・開講日・入学条件・ビザや技能査定の要件は、学校・州・連邦それぞれの都合で変更されます。本ページは公表資料に基づく作成時点の整理で、金額や期間など公式資料で特定できなかった項目は、あえて数字を載せていません。個別の条件は、お問い合わせをいただいた時点で学校・関係機関へ照会し、最新の内容でご案内します。

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ビザの職業リストについては ビザ職業リストのページもあわせてご覧ください。

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ICN オーストラリア留学情報館は、留学に関する情報提供および出願手続きの支援を行っています。移住・ビザに関する個別の助言は、オーストラリアの登録移住代理人(MARA 登録者)の業務領域です。弊社に併設の移住相談は、登録移住代理人(MARN 0637738)が担当します。このページに記載したビザ関連の情報は、公表されている告示・政府サイトの記載を弊社が整理したものであり、個別の申請の可否・見込みを判断するものではありません。職業リスト・要件は改正されます。実際のご判断の前に、必ず最新の一次情報および登録移住代理人へのご確認をお願いいたします。

出典一覧SOURCES

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