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TAFE QUEENSLAND / INTERIOR DESIGN・MUSIC

インテリアデザイン・音楽(サウンドプロダクション含む)

Diploma of Interior Design (MSF50222・1.5年) / Diploma of Music (CUA50825・Performance / Sound Production)

クリエイティブ分野の留学は、ご相談の多い人気分野であると同時に、ビザ・永住の話になると最も分が悪い分野です。そしてこの業界では、日豪を問わず採用を決めるのは資格ではなくポートフォリオと実績です。このページでは、その2つの現実を最初に正直に書いたうえで、インテリアと音楽という2つの領域について、それでもクイーンズランドで学ぶ意味がどこにあるのか──ブリスベンの都市開発と、Fortitude Valley の音楽シーンを含めて──を、出典付きで整理します。

South Bank(ブリスベン)/ Coomera(ゴールドコースト) インテリア1.5年・音楽1年 ANZSCO 232511/211213/211212/399516 ほか 主要職種は MLTSSL 非掲載(例外は本文で) 採用は「ポートフォリオ/実績がすべて」 TAFE Queensland は RTO 0275/CRICOS 03020E
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最初にお伝えすべきことPLEASE READ FIRST

この分野のご相談をいただいたとき、当社が資料をお送りする前に必ずお伝えしていることを、先に全部書きます。

1. クリエイティブ系の資格は、永住に直結しにくい分野です。この構造は、インテリアも音楽も同じです。
弊社が2026年7月時点で公開資料を確認した限り、この分野の中心職種の扱いは次のとおりです。
232511 Interior Designer(インテリアデザイナー)は CSOL(482用)に載っています。ただし skill level 1(学士相当)の職業で、技能査定(VETASSESS)は学士以上の学歴が要件です。Diploma だけでは査定の入口に届きません。また 189/485 が参照する MLTSSL には載っていません
211213 Musician (Instrumental)(演奏家)と 211212 Music Director(音楽監督)は MLTSSL に載っていますが、こちらも VETASSESS の査定は音楽系の学士以上+実務経験が前提で、Diploma では通せません。しかも Musician (Instrumental) は CSOL に載っていないため、482 も使えません。
作曲家(211211 Composer)・歌手(211214 Singer)は、どの職業リストにも載っていません。
・クイーンズランド州の州指名リスト(QSOL 2025-26)には、インテリア系・音楽系の職業が1つも載っていません
「Diploma を取って永住へ」という道筋は、この2領域のどちらでも、現行の制度上、弊社では確認できません。この前提でご検討ください。
2. 卒業後ビザ(subclass 485)の職業教育ストリームも、実質使えません。
Diploma 修了者が対象の 485 Post-Vocational Education Work stream は、MLTSSL 掲載職種に密接に関連する資格であることと、申請時35歳以下であること、そして技能査定が要件です。インテリアデザイナーは MLTSSL に載っておらず、MLTSSL に載っている演奏家・音楽監督は査定に学士以上が必要です。つまり、MSF50222 でも CUA50825 でも、Diploma 単独でこのストリームの要件を満たす道筋は見当たりません。「1〜1.5年の Diploma を出れば卒業後ビザで働ける」という説明は、この分野では成り立ちません。
3. この業界の採用は「ポートフォリオ/実績がすべて」です。資格の有無は、就職の決め手にほとんどなりません。
正直に書きます。インテリアデザインの採用で審査されるのは作品集(ポートフォリオ)と CAD・3D モデリングの実務力、音楽の世界で審査されるのは演奏・音源・ライブや制作の実績であって、修了証ではありません。厚生労働省の職業情報サイト(job tag)も、インテリアデザイナーについて「特に学歴や資格は必要とされない」と明記しています。オーストラリアでも、インテリアデザイナーに国家免許はなく(建築士 Architect とは違います)、音楽家に至っては資格という概念自体がほぼありません。
つまりこのコースの価値は「資格が取れること」ではなく、設備と講評(フィードバック)のある環境で、英語で作品・演奏・音源を作り続けられることにあります。この順序を取り違えると、留学の目的そのものがぶれます。当社はここを最初に確認します。
4. コース番号の古い情報にご注意ください(ご依頼時によくある前提との相違も、確認結果として書きます)。
・音楽の Diploma は、旧コード CUA50820 から CUA50825(CRICOS 120661J)に改訂されています。training.gov.au には「CUA50820 を承継するが同等ではない(Not-Equivalent)」と示されています。TAFE Queensland の現行掲載は CUA50825 です。
・インテリアの Diploma は MSF50222(CRICOS 111980B)で現行コードのままですが、期間は1年ではなく1.5年(18か月)です。
・ANZSCO の番号もよく混同されます。演奏家(Musician (Instrumental))は 211213 で、211212 は Music Director(音楽監督)です。音響技術者(Sound Technician)は 399516(skill level 3・査定機関 TRA)です。
古いコードのまま案内している資料がインターネット上に多く残っています。他社資料と見比べる際は、必ず現行の番号でご確認ください。
それでも、この分野をクイーンズランドで学ぶ価値はあります。ただし、その価値は「ビザ」ではありません。
英語でクライアントワーク・現場ワークをした経験。インテリアではブリーフ(施主の要望)を英語で聞き取り、提案を英語でプレゼンする訓練が、音楽では英語圏のライブ・スタジオの現場作法が身につきます。
ポートフォリオ・実績の国際化。英語の制作意図説明つきの作品集、英語圏でのライブ・制作クレジットは、そのまま世界のどの市場にも出せます。
クイーンズランド固有の環境。ブリスベンでは Queen's Wharf(約36億ドルの大型複合開発・2024年8月開業)をはじめ都市開発が続き、2032年のブリスベン・オリンピック/パラリンピックに向けたインフラ整備も進みます。音楽では、ブリスベンの Fortitude Valley が市の条例で音楽・エンタテインメントの特別区域(Special Entertainment Precinct)に位置づけられたライブハウス密集地で、毎年9月には豪州最大級の音楽業界イベント BIGSOUND がこの街区で開かれます。
・両コースとも Coomera(ゴールドコースト)でも開講されます。ゴールドコーストは移住制度上の地方区分で Category 2 とされる地域です(ブリスベンは Category 1 で地方扱いではありません)。
この「価値」と「限界」の線引きを、以下で具体的に見ていきます。

※ ここに書いた内容は、当社が2026年7月時点で公開情報から確認できた範囲です。職業リスト・査定基準・州指名の条件は随時改定されます。最終判断の前に必ず最新情報と、当社在籍の登録移民代理人へのご相談を挟んでください。

30秒で分かるこの分野SUMMARY

提供校TAFE Queensland(RTO 0275 / CRICOS 03020E)
扱うコースMSF50222 Diploma of Interior Design(CRICOS 111980B・1.5年)/CUA50825 Diploma of Music(CRICOS 120661J・1年・Performance と Sound Production の2専攻
開講キャンパスいずれも South Bank(ブリスベン)と Coomera(ゴールドコースト)の掲載を確認しました。学期によりキャンパス・入学日の組み合わせが変わります(後述)。
Certificate IV・Advanced Diploma弊社が留学生向け価格一覧を確認した範囲では、Advanced Diploma of Interior Design、Certificate IV in Interior Decoration、Certificate IV in Music(Sound Production 含む)の掲載はありませんでした。留学生の選択肢は Diploma が中心です。
最重要ポイント①232511 Interior Designer は CSOL 掲載・MLTSSL 非掲載。482/186 の土俵には職業名としては載っていますが、技能査定(VETASSESS)が学士以上を要求するため、Diploma 修了直後には使えません
最重要ポイント②音楽の看板職種(演奏家・歌手・作曲家)は、実質どのビザにもつながりません。Musician (Instrumental)・Music Director は MLTSSL 掲載ですが査定は学士以上が前提。Composer・Singer はどのリストにも載っていません。例外的に 399516 Sound Technician(音響技術者)は CSOL・STSOL に掲載されています(skill level 3・査定 TRA)。
最重要ポイント③485 Post-Vocational Education Work stream(MLTSSL 必要・35歳以下)は、この2コースの Diploma では実質使えません。QLD 州指名リスト(QSOL 2025-26)にもインテリア系・音楽系職業はゼロです。
最重要ポイント④この業界の採用はポートフォリオ(インテリア)と実績・オーディション(音楽)で決まります。資格は入口の整理券にもならないことが多い、というのが実像です。
QLD 固有の強みブリスベンの大型都市開発(Queen's Wharf ほか)と2032年大会に向けた建設の動き(インテリア)/Fortitude Valley のライブハウス街区と BIGSOUND、州の音楽業界団体 QMusic(音楽)。
英語条件Diploma of Music (Performance) のページで IELTS Academic 6.0(各バンド5.5以上)相当の表示を確認しました。他の2コースの個別表示は確認できていません(「確認できなかったこと」参照)。
選考Performance はオーディション必須(現代・ポピュラー系の楽曲を楽器または歌唱で1分×2曲。クラシック・ミュージカル・ジャズスタンダードは非推奨と明記)。インテリア・Sound Production のポートフォリオ要件は確認できませんでした。
学費受領資料と掲載ページで金額が一致しないコースがあるため、「費用と期間」で全部の値を併記しています(インテリア $24,000/$24,900、音楽 $22,000/$22,200/$23,000)。
向いている人作品・演奏で勝負する覚悟がある/英語での制作・現場経験とポートフォリオ・実績の国際化が目的/ビザは「学生ビザの期間」で完結する計画が立てられる方
向いていない可能性が高い人「この Diploma が永住につながるか」が判断基準の方。この分野では、その答えは現時点で「確認できない」です。

※ コード・CRICOS・期間・キャンパスは TAFE Queensland の各コース掲載ページと国際価格一覧から確認しました。年度により改定されます。

①【第1部・インテリア】コースの主旨と学習ユニットPART 1: INTERIOR DESIGN — COURSE & UNITS

MSF50222 Diploma of Interior Design(1.5年)

住宅を中心とするインテリアデザインの標準的な Diploma です。色彩計画、照明計画、デジタルモデリング(3D)、現場調査、設計図書の作成までを一通り扱います。training.gov.au のリリースファイルによると、修了要件は27ユニット(コア10+選択17。選択のうち11以上を Group A・B から、うち Group A から最低5)です。コア10ユニットは次のとおりです。

ユニットコード内容
CUADES302Explore and apply the creative design process to 2D forms(2Dデザインプロセス)
CUADES303Explore and apply the creative design process to 3D forms(3Dデザインプロセス)
CUADES512Establish, negotiate and refine a design brief(デザインブリーフの確立・交渉・調整)
MSFID4013Design residential interior lighting(住宅の照明計画)
MSFID4014Produce digital models and documentation for interior design projects(デジタルモデルと設計図書)
MSFID4016Design colour schemes for interior and exterior spaces(内外装の色彩計画)
MSFID5020Design residential interiors(住宅インテリアの設計)
MSFID5021Evaluate site structure and services for interior design briefs(現場の構造・設備の評価)
MSFID5022Explore and apply creative design methodology to interior space(空間への創造的デザイン手法)
MSFID5025Develop residential interior design project documentation(住宅インテリア設計図書の作成)
コアに「ブリーフの確立・交渉・調整(CUADES512)」が入っている点に注目してください。インテリアの仕事は、図面を描くことと同じくらい「施主の要望を聞き取り、予算と法規の制約のなかで合意を作る」ことの仕事です。これを英語で訓練できることが、このコースの実質的な価値の中心です。修了時には、英語の提案書・設計図書を含むポートフォリオが手元に残ります。

TAFE Queensland の掲載ページでは、想定進路として Interior Designer、Interior Decorator、Interior Stylist、Colour Consultant、Residential Interior Designer、Showroom Sales Consultant が挙げられ、修了後は関連する学士課程の2年次に進む道筋(単位認定)が案内されています。開講は South Bank(ブリスベン)と Coomera(ゴールドコースト)で、選択ユニットの構成はキャンパスにより異なると表示されています。

Advanced Diploma・Certificate IV について(インテリア)

②【第1部・インテリア】このコースで就ける職種PART 1: JOB OUTCOMES & ANZSCO

豪州の職業分類 ANZSCO 上の職業と対応させると、次のようになります。skill level は「その職業に通常求められる学歴水準」を示す区分で、level 1 は学士以上、level 2 は Diploma/Advanced Diploma 相当、level 3 は Certificate III/IV 相当が目安とされています。

ANZSCO職業名skill
level
対応するコース技能査定機関
232511Interior Designer(インテリアデザイナー)1MSF50222(+学士・実務)VETASSESS(Group B・学士以上が要件)
399912Interior Decorator(インテリアデコレーター)3MSF50222VETASSESS
この表の読み方を、率直に。看板職種の 232511 Interior Designer は skill level 1(学士相当)で、Diploma(AQF5)はその水準に届きません。VETASSESS の職種ページでも、232511 は Group B に分類され「AQF Bachelor degree or higher(学士以上)+卒業後の関連実務」が要件と示されています。一方、Diploma 相当で現実的に就ける Interior Decorator(399912・skill level 3)は、CSOL にも MLTSSL にも掲載を確認できません
「就ける職種」と「ビザが出る職種」は別の話である──インテリアも、この差が大きい分野です。
実際の就労の入り口はどこか。豪州のデザイン事務所・住宅会社・家具ショールームでの入口は、Design Assistant、Drafting Assistant、Showroom Consultant、Colour Consultant といったアシスタント・販売系の職です。求人で問われるのはポートフォリオと、CAD・SketchUp・Revit などのソフトの実務力です。学生ビザの就労時間内のアルバイトから現場に関わり始める方が多く、「在学中にどれだけ実案件に触れたか」が卒業時の武器になります。

③【第1部・インテリア】ビザ対応職種としての扱い(適用 subclass)PART 1: OCCUPATION LISTS

豪州の就労・技術移住ビザは、ビザごとに参照する職業リストが違います。まず対応関係を整理します。

CSOLCore Skills Occupation List(法令番号 LIN 24/089 / F2024L01620)。subclass 482 Skills in Demand の Core Skills stream が参照。
186 DELIN 24/093 / F2024L01618subclass 186 Employer Nomination Scheme の Direct Entry stream が参照。
MLTSSL/STSOL/ROLLIN 19/051 / F2019L00278subclass 189/190/491/485(Post-Vocational)が参照。MLTSSL 掲載職種だけが 189 と 485 Post-Vocational の対象。

インテリア系職種の掲載状況(弊社が確認できた範囲)

ANZSCO / 職業CSOL
(482)
186 DE
(LIN 24/093)
MLTSSL
(189/485PV)
STSOL
(190/491 の入口)
ROL査定機関
232511 Interior Designer掲載掲載なし掲載なしVETASSESS(Group B・学士以上)
399912 Interior Decoratorなし掲載を確認できず要確認なしなし掲載を確認できずなしVETASSESS

※ CSOL の掲載状況は Department of Home Affairs 公開の CSOL PDF を検索して確認しました(「Interior」を含む職業は 232511 Interior Designer のみでした)。232511 の 186 DE 掲載は、弊社の別調査(TAFE NSW デザイン分野ページ作成時)で LIN 24/093 により確認済みです。MLTSSL/STSOL の区分は LIN 19/051 で確認しました。「要確認」は「載っていない」という意味ではありません。

この表から言えることを、順番に。
  • 232511 Interior Designer は、クリエイティブ系では数少ない「CSOL に載っている」職業です。制度上は 482(Skills in Demand)と 186(Direct Entry)の土俵に乗ります。
  • ただし、そこに立つには VETASSESS の技能査定(学士以上+実務)雇用主の指名、さらに 482 では年収基準(CSIT:2026年7月1日から AUD 79,499)を超える給与が必要です。ジュニアのインテリア職の給与はこの水準に届かないことが珍しくありません。「Diploma 修了直後の自分」がこの要件を満たすことは想定しにくい、というのが率直な見立てです。
  • MLTSSL に載っていないため、189(独立技術移民)と 485 Post-Vocational Education Work stream は使えません。
  • STSOL には載っていますが(190/491 の制度上の入口)、実際に使えるかは州の指名リスト次第です。そして次のとおり、クイーンズランド州のリストにインテリア系職業はありません。

クイーンズランド州の州指名(BSMQ/QSOL)

QSOL 2025-26 に、インテリア系・音楽系の職業は1つも掲載されていません。弊社がクイーンズランド州の移住窓口(Business and Skilled Migration Queensland)の公開リストを確認した範囲では、Interior Designer、Music Director、Musician (Instrumental)、Sound Technician のいずれも見当たらず、「Interior」「Music」「Sound」を含む職業名もありませんでした。州の窓口は「リストにない職業は当年度の州指名の対象外」と明示しています。
つまり、「ゴールドコースト(Coomera)は地方区分だから 491 で残れる」という話は、この分野では指名対象の職業がない時点で成立しません。州のリストは年度ごとに改定されるため、将来変わる可能性はありますが、それを前提に人生設計をすることはおすすめできません。

職業リストの全体像は ビザ職業リスト(CSOL)の解説ページで、ビザ制度の基礎は ビザ総合ガイドでまとめています。

では、インテリアで豪州に残る道が完全にゼロなのか。ゼロとは言いません。ただし「この Diploma だけ」では届きません。
学士まで進む — MSF50222 の修了で関連学士の2年次に進める単位認定の道筋が案内されています。学士を出れば、485 Post-Higher Education Work stream(職業リスト指定なし・技能査定不要)が視野に入り、その就労期間中に実務を積んで VETASSESS(学士+実務)→ 482/186 という長期の組み立てが理屈のうえでは可能になります。ただし弊社が確認した範囲では、TAFE Queensland にはインテリアの留学生向け学士課程が見当たりません。学士ルートなら TAFE NSW(Bachelor of Interior Design HE20501)や大学が選択肢です。
どれも「Diploma 1.5年」の話ではなく「5年前後の投資」の話です。当社は、この時間軸を最初にお示しします。

ブリスベンの都市開発とインテリア需要(QLD 固有の環境)QLD: URBAN DEVELOPMENT & INTERIOR DEMAND

ビザの話は厳しい一方で、「学ぶ環境」としてのブリスベンには具体的な動きがあります。誇張せず、確認できた事実だけを書きます。

ただし、当社は「オリンピックがあるから仕事が増えて、永住につながる」という説明はしません。大会に向けて案件が増えることと、留学生がその案件に就けること、さらにそれがビザにつながることは、それぞれ別の話です。職業リスト(前節)が変わらない限り、ビザの構造は変わりません。都市開発は「業界の現場と接点を持つ機会が増えるかもしれない」程度に見積もっておくのが誠実だと考えています。

地方区分(designated regional area)との関係

区分該当地域(QLD)この分野での意味
Category 1(Major Cities)ブリスベン地方扱いではありません。シドニー・メルボルンと同じ扱いです
Category 2(Cities and Major Regional Centres)ゴールドコースト、サンシャインコースト地方として扱われるとされています。MSF50222 と CUA50825 は Coomera(ゴールドコースト)でも開講
Category 3(Regional Centres and Other Regional Areas)ケアンズ、タウンズビル、トゥーンバ ほかこの2コースの留学生向け開講は確認できていません
正直な注釈。地方区分の優遇(491・494・485 の地方延長・ポイント加点)は、使える職業リストがあって初めて意味を持ちます。QSOL にインテリア系・音楽系職業がない現状では、「Coomera で学ぶ=ビザで有利」とは言えません。制度の区分は改定されますので、将来この地域区分が効く状況になる可能性は、否定も断定もしません。

④【第1部・インテリア】日豪の就職状況と年収PART 1: EMPLOYMENT & SALARY

④-A オーストラリア

Indeed(au.indeed.com)の職種別給与集計では、Interior Designer の平均基本給は年 AUD 93,115(2026年7月時点の掲載値)と示されています。ただしこれは「常勤職に就けた場合」の平均であり、キャリア初期のアシスタント職はこれを大きく下回ります。実勢はご自身でも確認できます。

渡航前にやっておくと効く作業。SEEK でブリスベンの求人を20件読み、応募条件の欄に「資格」がどれだけ登場するかを数えてみてください。求められているのはポートフォリオ・使用ソフト(Revit/SketchUp/AutoCAD)・実務年数であることが分かります。この確認作業自体が、「この留学で何を持ち帰るべきか」の答えになります。

④-B 日本

厚生労働省の職業情報提供サイト(job tag)の掲載値です。いずれも出典リンクから最新値をご確認ください。

職業(job tag)平均年収有効求人倍率就業者数備考
インテリアデザイナー539.6万円0.42201,100人大卒 64.0%/専門学校卒 36.0%。「特に学歴や資格は必要とされない」と明記
インテリアコーディネーター539.6万円0.42201,100人賃金・就業者数はインテリアデザイナーと同じ職業分類単位の値
日本との制度差:日本は「検定資格」の国、豪州は「ポートフォリオと AQF 資格」の国。
日本のインテリア業界には、インテリアコーディネーター試験(公益社団法人インテリア産業協会)インテリアプランナー(公益財団法人建築技術教育普及センター)という広く知られた民間・団体資格があり、住宅・家具業界の採用や昇進の場面で参照されます。ただしいずれも業務独占資格ではなく、持っていなくてもこの仕事はできます。
オーストラリアには、これに相当する全国共通の検定試験がそもそもありません。インテリアデザイナーに免許制度はなく(名称が保護される Architect=建築士とは別の職業です)、実務界で通用するのは AQF の学位・資格と、なによりポートフォリオです。つまり「豪州の Diploma を取れば日本の資格が免除される」ことも、「日本の資格が豪州で通用する」こともありません。どちらの市場で働くかを先に決めることが、この分野でも重要です。
有効求人倍率 0.42 の意味。1.0 を下回るということは、求人よりも求職者のほうが多いということです。日本のインテリア職は供給過剰側の構造が続いています。豪州側も、インテリアが国の不足職種と評価されているという確認は取れていません。日豪どちらも「インテリアデザイナーが足りないから来てほしい」という労働市場ではない──だからこそ、この分野は「人手不足に乗る」留学ではなく、「作品と実力で選ばれる」ための留学として設計する必要があります。

①【第2部・音楽】コースの主旨と学習ユニットPART 2: MUSIC — COURSE & UNITS

CUA50825 Diploma of Music(1年・2専攻)

TAFE Queensland は、この1つのコード(CRICOS 120661J)のもとで、留学生向けに2つの専攻を開講しています。

専攻開講キャンパス(掲載値)内容と想定進路(掲載ページの表示)
Performance(演奏)South Bank(ブリスベン)、Coomera(ゴールドコースト)現代・ポピュラー音楽の演奏・歌唱、ステージクラフト、作編曲。想定進路:Musician/Vocalist/Music Industry Professional
Sound Production(音響制作)South Bank(ブリスベン)、Coomera(ゴールドコースト)レコーディング、ミキシング、ライブ音響。想定進路:Studio Engineer/Live Sound Engineer/Producer/Stage Manager

資格としての修了要件は16ユニット(コア4+選択12。選択のうち9以上は指定グループから、Group F は最大3)で、コア4ユニットはいずれも「創作を職業として成立させる」ための実務ユニットです。

ユニットコード内容
CUACMP511Manage copyright arrangements(著作権の管理)
CUAIND412Provide freelance services(フリーランスとしての業務提供)
CUAIND512Enhance professional practice using creative arts industry knowledge(業界知識に基づく実践の強化)
CUAMWB401Develop and implement own self-care plan in the creative industries(クリエイティブ産業でのセルフケア計画)
コアが「著作権」「フリーランス」「セルフケア」である意味。豪州の音楽産業は、雇用契約ではなく案件単位のギグ(ライブ・セッション・制作)とフリーランスが標準です。資格の設計自体が「就職」ではなく「案件を取り、権利を管理し、続ける」働き方を前提にしています。これは後述するビザの話(スポンサーとなる常勤雇用主を見つけにくい構造)とも直結する、この分野の本質です。
Performance はオーディション必須です。掲載ページでは、現代・ポピュラー音楽のジャンルで、楽器または歌唱により1分程度の楽曲を2曲演奏することが入学条件として示されています。クラシック・ミュージカル・ジャズスタンダードはこのプログラムには推奨されないと明記されています。日本でクラシックを学んできた方は、選曲の設計から準備が必要です。英語スコアが揃っていても、オーディションで不合格になる可能性があります。

進学経路としては、Performance 専攻の修了で University of Canberra の Bachelor of Creative Industries (Contemporary Music Practice) の2年次に進める単位認定(1年分)が案内されています。

Certificate IV・Advanced Diploma について(音楽)

②【第2部・音楽】このコースで就ける職種PART 2: JOB OUTCOMES & ANZSCO

ANZSCO職業名skill
level
対応する専攻技能査定機関
211211Composer(作曲家)1Performance(作編曲の選択構成)—(リスト非掲載のため指定なし)
211212Music Director(音楽監督)1実務経験を長く積んだ先の職位VETASSESS
211213Musician (Instrumental)(演奏家)1PerformanceVETASSESS(Group B・学士以上が要件)
211214Singer(歌手)1Performance—(リスト非掲載のため指定なし)
249214Music Teacher (Private Tuition)(音楽個人指導講師)1Performance + 指導経験VETASSESS
399516Sound Technician(音響技術者)3Sound ProductionTRA(Trades Recognition Australia)
この表の読み方を、率直に。演奏家・歌手・作曲家はいずれも skill level 1(学士相当)で、Diploma はその水準に届きません。そして音楽で唯一 skill level 3(Certificate III/IV 相当)で、かつビザ用リストに実際に載っているのが 399516 Sound Technician です。つまり、ビザの観点から見ると、この2専攻のうち制度と噛み合う可能性がわずかにでもあるのは Sound Production 側です。演奏側は、キャリアとしての価値はあっても、ビザの道具にはなりません。この違いは専攻選びの前に知っておくべきです。
実際の就労の入り口はどこか。豪州の音楽の現場での入口は、ライブハウスやイベント会社の Stage Hand/Audio Assistant、スタジオの Assistant Engineer、そして自分のバンド・ソロ活動のギグです。報酬は案件単位で、キャリア初期は副業との組み合わせが普通です。ブリスベンでは、後述する Fortitude Valley のライブハウス街区が「現場」の中心です。

③【第2部・音楽】ビザ対応職種としての扱い(適用 subclass)PART 2: OCCUPATION LISTS

「載っていない」ものは、はっきり「載っていない」と書きます。リストの定義は第1部③と同じです。

ANZSCO / 職業CSOL
(482)
186 DE
(LIN 24/093)
MLTSSL
(189/485PV)
STSOL
(190/491 の入口)
ROL査定機関
211211 Composerなしなしなしなしなし
211212 Music Director掲載掲載掲載なしなしVETASSESS
211213 Musician (Instrumental)なしなし掲載なしなしVETASSESS(Group B・学士以上)
211214 Singerなしなしなしなしなし
249214 Music Teacher (Private Tuition)掲載要確認なし掲載なしVETASSESS
399516 Sound Technician掲載掲載なし掲載なしTRA

※ CSOL の掲載状況は Home Affairs 公開の CSOL PDF の検索で確認しました(「Music」「Sound」を含む職業として確認できたのは Music Director・Music Teacher (Private Tuition)・Sound Technician です)。MLTSSL/STSOL/ROL の区分と 186 DE の一部は、弊社の別調査(TAFE NSW ファインアート・音楽ページ作成時・LIN 19/051 の2026年3月28日時点編集版)で確認した内容です。ROL には 211/249/3995 で始まる職業コードが含まれていないことを同調査で確認しています。

この表から言えることを、順番に。
  • 演奏家(211213)は MLTSSL に載っている──これが音楽系で唯一の例外的な明るい材料です。しかし、使えません。VETASSESS の査定が「音楽系の学士以上+高度に関連する実務経験」を要求するため、Diploma では査定を通せず、189 も 485 Post-Vocational も入口で止まります。さらに CSOL に載っていないため、雇用主が支援したくても 482/186 の受け皿がありません。
  • Music Director(211212)は CSOL・MLTSSL の両方に載っている数少ない職業ですが、skill level 1 の管理職で、Diploma 修了直後の方が該当する職位ではありません。
  • 歌手・作曲家は、どのリストにも載っていません。ここは議論の余地がありません。
  • 現実的に制度と噛み合う唯一の窓が 399516 Sound Technician です。CSOL(482)・STSOL に掲載され、skill level 3 なので Diploma 水準の資格+実務で技能査定(TRA)を検討できる構成です。ただし、①雇用主の指名(常勤雇用)が前提、②482 の年収基準 CSIT(2026年7月1日から AUD 79,499)を超える給与が必要、③STSOL 経由の 190/491 は州指名が前提で QSOL にこの職業は載っていない──と、実際に使うためのハードルは重なっています。「道が描ける」ことと「現実的に通れる」ことの間には距離がある、とお考えください。
  • 485 Post-Vocational Education Work stream は、MLTSSL 掲載職種+35歳以下+技能査定が要件です。Sound Technician は MLTSSL に載っていないため対象外、演奏家は査定を通せないため対象外。結論として、この分野の Diploma から卒業後ビザにつながる道筋は確認できません。

Fortitude Valley とクイーンズランドの音楽産業(QLD 固有の環境)QLD: MUSIC SCENE

ビザの話は厳しい一方で、音楽を「現場の近くで」学ぶ環境として、ブリスベンには固有の材料があります。確認できた事実だけを書きます。

正直な注釈。音楽シーンが近いことは、仕事が保証されることを意味しません。ライブの現場仕事(音響・ステージ)は人脈経由の紹介が中心で、学生ビザの就労時間制限の範囲でどこまで現場に入り込めるかは本人次第です。それでも、「業界が実在する街で学ぶ」ことと「業界が遠い場所で学ぶ」ことの差は、卒業時の実績と人脈に確実に表れます。Sound Production を学ぶ場所として、Fortitude Valley を抱えるブリスベンは合理的な選択肢の一つです。

④【第2部・音楽】日豪の就職状況と年収PART 2: EMPLOYMENT & SALARY

④-A オーストラリア

正直にお伝えします。豪州の演奏家・音響技術者について、弊社がアクセスできた範囲で信頼に足る職種別の年収統計を確認できませんでした。音楽職はフリーランス・案件単位の収入が標準で、「平均年収」という統計自体が実態を表しにくい分野です。数字を推測で書くことはしません。

④-B 日本

厚生労働省の職業情報提供サイト(job tag)の掲載値です。

職業(job tag)平均年収就業者数備考
オーケストラ奏者(団員)544万円26,080人常勤の楽団員という「雇用された演奏家」の値。フリーランス演奏家の実態はこの統計に表れません
録音エンジニア470.9万円61,760人専門学校卒 50.0%/大卒 30.4%。Sound Production と職業教育上の位置づけが近い職業です
音楽教室講師442万円70,110人演奏家の主要な兼業先の一つ
録音エンジニアの学歴構成(専門学校卒 50.0%)が示すこと。日本では音響の仕事に専門学校経由で入るのが多数派で、TAFE の Diploma of Music (Sound Production) は職業教育としてこれに相当する位置にあります。つまり音響系は「日本の専門学校 vs 豪州の TAFE」という比較が素直に成立する領域です。違いは、英語圏の現場作法と機材環境で訓練を受けるかどうか、そして費用です(後述の比較参照)。
一方、演奏家・歌手については、日豪どちらの国でも「就職」という枠組み自体が例外的で、収入は実力・活動量・運に大きく依存します。留学がキャリアを保証しない点は、どの国で学んでも同じです。

⑤ 日本の同種の専門学校(比較用)COMPARABLE SCHOOLS IN JAPAN

「日本の専門学校で学ぶ場合と、内容がどう違うか」を判断していただくための比較材料です。インテリアと音響から1校ずつ挙げます。当社はこれらの学校と提携関係にはありません。

専門学校 ICSカレッジオブアーツ(東京・目黒)

インテリアアーキテクチュア&デザイン科(3年制)ほか、インテリア・家具・建築系の学科

インテリアデザイン・家具デザイン教育を長く行ってきた専門学校で、インテリア・建築・家具に領域を絞っている点が特徴です。日本国内の設計事務所・住宅・家具業界への就職導線を持ち、MSF50222 と比較検討する際の国内側の候補になります(インテリアアーキテクチュア&デザイン科の紹介)。

東放学園音響専門学校(東京)

音響技術科・音響芸術科(各2年制)

ライブ・コンサート・レコーディングの音響(PA・レコーディングエンジニア・ライブ制作)に特化した専門学校です。日本の音響業界は専門学校卒が就業者の半数を占める世界であり(job tag・録音エンジニア)、Diploma of Music (Sound Production) の国内側の比較対象として適しています(音響技術科の紹介)。

費用比較の考え方。日本の専門学校(2〜3年制)は各校の公表する学費を、TAFE Queensland は $23,000〜24,900(コース・資料により異なる掲載値。詳細は「費用と期間」)+渡航費・保険・生活費を見てください。生活費まで含めた総額では、豪州のほうが確実に高くなります。それでも豪州を選ぶ理由が「英語での制作・現場経験と、ポートフォリオ・実績の国際化」に集約されるなら、比較は成立します。「日本より安く済むから」「就職に有利だから」という理由では成立しません。当社はこの整理を最初にお手伝いします。

⑥ オーストラリアで学ぶ価値と、日本との違いWHY STUDY IN AUSTRALIA

ここまで不都合な事実を先に書いてきました。そのうえで、この2領域を豪州で学ぶ価値は、次の4点に集約されると当社は考えています。

逆に、おすすめできないケースもはっきりしています。
永住・長期就労が主目的の方 — この分野の職業リスト状況では、その目的にこの2コースは合いません。目的が移住なら、リストに載っている別分野を検討するほうが誠実です。
「資格を取れば就職に有利」と考えている方 — この業界で資格が採用を左右することは、日豪ともにほとんどありません。
演奏・制作の蓄積がまだ何もない方(音楽) — Performance は出願時にオーディションがあります。まず日本で弾き込み・歌い込みを作ってからでも、留学は遅くありません。
当社は、上記に当てはまる方には「このコースは向いていません」とお伝えします。

クイーンズランドとニューサウスウェールズ(シドニー)の比較QLD vs NSW

同じ分野を TAFE NSW で学ぶ選択肢との比較です。詳細は TAFE NSW デザイン・ファッション(インテリア含む)TAFE NSW ファインアート・音楽のページをご覧ください。

観点TAFE QueenslandTAFE NSW(シドニー)
インテリアの課程構成Diploma(MSF50222・1.5年)のみ。Certificate IV・学士は留学生向けに確認できずCertificate IV(MSF40122)→ Diploma(MSF50222)→ Bachelor of Interior Design(HE20501)まで1校内。Diploma からの単位免除で学士が2年に短縮される経路が公開されています
音楽の課程構成Diploma(CUA50825・Performance/Sound Production の2専攻)Diploma(CUA50820 系・5専攻)に加え Bachelor of Creative Practice (Music Production and Performance)(HE20634)あり
学士→485 Post-Higher Education の道筋この分野では組めません(学士なし)1校内で組めます(職業リスト不問の卒業後ビザ)
Diploma の学費(掲載値)インテリア $24,000〜24,900(1.5年)/音楽 $22,000〜23,000(1年)インテリア $24,850〜25,970(1年)/音楽 $12,710〜13,220(1年)。音楽は NSW のほうが大幅に安い掲載値です
産業との近さブリスベンの都市開発・改装市場/Fortitude Valley・BIGSOUND豪州最大のデザイン・音楽市場。求人・ライブ会場の絶対数はシドニーが上
地方区分ブリスベン=Category 1。Coomera(ゴールドコースト)=Category 2 で両コース開講シドニー=Category 1。この分野はシドニー開講が中心
生活費シドニーより低い水準とされています豪州で最も高い水準の都市
判断の整理。学士まで進んで 485(Post-Higher Education)まで組み込みたいなら NSW に分があります。音楽は掲載学費の差も大きく、コストを重視するなら NSW の音楽 Diploma は比較検討に値します。一方、生活費を抑えながら、都市開発・ライブ街区という「現場」の近くで制作に集中したいなら QLD が候補です。当社はどちらの州も扱っていますので、フラットに比較表をお出しします。

入学条件・英語条件ENTRY REQUIREMENTS

学歴オーストラリアの Year 12 相当(日本の高校卒業が目安)。
英語Diploma of Music (Performance) のページで IELTS Academic 6.0(各バンド5.5以上)または同等(換算あり)の表示を確認しました。MSF50222 と Sound Production の個別表示は確認できませんでしたので、同水準を目安としつつ、出願時に個別確認します。
オーディションPerformance は必須:現代・ポピュラー系の楽曲を楽器または歌唱で約1分×2曲(クラシック・ミュージカル・ジャズスタンダードは非推奨と明記)。
ポートフォリオインテリア・Sound Production について、留学生向けのポートフォリオ提出要件は確認できませんでした(「確認できなかったこと」参照)。
機材音楽は自分の楽器、インテリアは指定水準の PC・ソフトの自己負担が生じる場合があります。要求仕様は確認できませんでした。資料請求時に個別に取り寄せます。
英語条件に届いていない場合。TAFE Queensland には英語コースがあり、規定水準まで伸ばしてから本コースへ進む道筋があります。TAFE Queensland の英語コースのページをご覧ください。
なおこの分野は、講評・プレゼン・現場でのやり取りで話す量が多く、IELTS 6.0 ぎりぎりで入ると「作りたいもの・鳴らしたい音の説明ができない」苦しさが出やすい分野です。余裕を持った英語準備をおすすめします。

費用と期間FEES & DURATION

学費について、当社が受領した TAFE Queensland の2026年料金資料と、TAFE Queensland International の価格一覧ページ・各コース掲載ページとで、金額が一致しないコースがあります。どれが現行かを当社が断定することはせず、確認できた値をすべて併記します。

コースコード/CRICOS期間【A】受領した2026年料金資料【B】価格一覧ページ掲載値【C】コース掲載ページ表示
Diploma of Interior DesignMSF50222 / 111980B1.5年AUD 24,000AUD 24,900AUD 24,000
Diploma of Music (Performance)CUA50825 / 120661J1年AUD 22,000AUD 23,000AUD 23,000
Diploma of Music (Sound Production)CUA50825 / 120661J1年AUD 22,000AUD 23,000AUD 22,200

※ 受領資料【A】は「Diploma of Interior Design $24,000/Diploma of Music $22,000」という記載で、コース掲載ページ・価格一覧とは版・対象年度が異なる可能性があります。出願前に、その時点の金額を書面でお出しします。上記以外の金額(教材費・楽器・機材費など)は確認できていないため記載しません。

よくあるご質問FAQ

Q1. インテリアデザイナーは CSOL に載っていると聞きました。それなら Diploma でビザにつながりますか。

232511 Interior Designer が CSOL(482 用リスト)に載っているのは事実です。ただし 482 を使うには VETASSESS の技能査定が必要で、232511 の査定要件は学士以上+卒業後の関連実務です。Diploma(AQF5)では査定の入口に届きません。さらに雇用主の指名と年収基準(CSIT・2026年7月1日から AUD 79,499)も必要です。「リストに職業名がある」ことと「Diploma 修了者が使える」ことは別問題です。この差を曖昧にした説明にはご注意ください。

Q2. 演奏家は MLTSSL に載っているそうですね。音楽で永住の道があるということですか。

211213 Musician (Instrumental) が MLTSSL に掲載されているのは事実で、理論上は 189/190/491 の対象になり得ます。しかし VETASSESS の査定は音楽系の学士以上の学位+高度に関連する実務経験が前提で、Diploma では通せません。また CSOL には載っていないため 482/186 も使えず、演奏家は人手不足職種でもありません(2025年版 Occupation Shortage List で全州「不足なし」)。「リストに載っている」ことが実際の道になるのは、学士と実績を積み上げた後の話です。

Q3. 音楽で現実的にビザと噛み合う道はどこですか。

あるとすれば 399516 Sound Technician(音響技術者)の方向です。CSOL・STSOL に掲載され、skill level 3 なので Diploma 水準+実務で技能査定(TRA)を検討できる構成です。Diploma of Music (Sound Production) はここに最も近い課程です。ただし、常勤で雇ってスポンサーになる雇用主と CSIT を超える給与が前提で、ライブ業界の標準である案件単位の働き方とは相性が悪いこと、QLD の州指名リストにこの職業がないことから、「狭き門」であることは変わりません。当社はこの道を「可能性の一つ」としてご説明し、「確実な道」としてはご説明しません。

Q4. 卒業後ビザ(485)は取れますか。

Diploma 修了者が対象の 485 Post-Vocational Education Work stream は、MLTSSL 掲載職種に密接に関連する資格+申請時35歳以下+技能査定が要件です。インテリアデザイナーは MLTSSL に載っておらず、MLTSSL にある演奏家・音楽監督は査定に学士が必要です。MSF50222 でも CUA50825 でも、このストリームの要件を満たす道筋は確認できません。485 を組み込みたい場合は、学士課程(Post-Higher Education Work stream の対象)まで進む設計が必要で、TAFE Queensland のこの分野には留学生向け学士がないため、TAFE NSW や大学が選択肢になります。

Q5. 日本でインテリアコーディネーター資格を持っています。豪州で有利になりますか。

インテリアコーディネーター試験(インテリア産業協会)は日本国内の資格で、豪州の制度上の効力はありません。ただし、資格取得の過程で作った提案書・図面・実務作品はポートフォリオの素材として確実に活きますし、TAFE の既習認定(RPL/Credit Transfer)の審査材料になる可能性もあります。逆方向も同じで、豪州の Diploma は日本の資格試験を免除しません。制度は互換しませんが、実力とポートフォリオは国境を越えます。

Q6. クラシックのピアノ/声楽を長くやってきました。Performance 専攻に向いていますか。

注意が必要です。TAFE Queensland の Performance 専攻はオーディションで現代・ポピュラー音楽のジャンルを求めており、掲載ページに「クラシック・ミュージカル・ジャズスタンダードはこのプログラムには推奨されない」と明記されています。クラシックの技術基盤は強みになりますが、出願前にポピュラー系のレパートリーを準備する必要があります。クラシック演奏そのものを深めたい方には、このコースは設計が合いません。その場合は大学の音楽学部など別の進路をご提案します。

確認できなかったことWHAT WE COULD NOT VERIFY

当社が2026年7月時点で調べた範囲では、次の事項を一次情報で確認できませんでした。推測で埋めることはしません。ご相談の際に個別に確認いたします。

コース・入学条件について

ビザ・職業リストについて

就職・年収・その他について

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コース選びの前に、ご希望の職業がどのビザ用リストに載っているかを必ずご確認ください。全体像は ビザ職業リスト(CSOL)の解説ページにまとめています。

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学歴・職歴・英語力・ご予算・目標時期をうかがって、このコースが現実的かどうかを率直にお伝えします。合わないと判断した場合は、その理由と代わりの選択肢もお出しします。

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当社には Registered Migration Agent(登録移民代理人・MARN 0637738)が在籍しており、ビザに関するご相談は当該代理人が担当します。本ページはコース選びの参考としての一般情報であり、個別のビザ申請に関する助言ではありません。職業リスト(CSOL・MLTSSL・STSOL・ROL 等)、州指名の条件、技能査定機関の要件、賃金基準、英語要件、指定地方地域の区分はいずれも随時改定されます。掲載内容は2026年7月時点で公開情報から確認したものであり、ご検討の際は必ず最新の情報をご確認ください。学費・入学条件・オーディション要件は TAFE Queensland の定めによります。

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