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TAFE NSW / ARCHITECTURAL STUDIES & SURVEYING

建築設計技術(製図・ビルディングデザイン)と測量・空間情報

Certificate IV in Residential Drafting (CPP40121) / Diploma of Building Design (CPP50921) / Certificate IV in Surveying and Spatial Information Services (CPP41721) / Diploma of Surveying (CPP50121)

同じ「建設分野の技術者」に見えますが、製図・建築設計側と、測量・空間情報側とでは、ビザ制度上の扱いがまったく異なります。測量側の中核職種は MLTSSL に掲載され、2025年の人手不足評価でも全国的な不足と判定されています。一方の建築製図側は STSOL 止まりで、不足判定も付いていません。このページは、その差を最初に明示したうえで、それぞれの現実的な使い道を整理します。

Ultimo キャンパス Cert IV 0.5〜1年 / Diploma 1年 入学:2月・7月(コースにより異なる) ANZSCO 312111 / 312116 / 232212 232212 Surveyor は MLTSSL 掲載
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最初にお伝えすべきことWHAT YOU SHOULD KNOW FIRST

この分野をご検討の方に、当社が最初にお伝えしている点が4つあります。いずれも、あとから知ると計画が組み直しになる種類の話です。

① Diploma of Surveying を修了しても「Surveyor(測量士)」にはなりません。 豪州の技術移住で強い職種は ANZSCO 232212 Surveyor です。これは Skill Level 1(学士以上)の職種で、査定機関も学士相当の測量学位を前提としています。TAFE NSW の CPP50121 Diploma of Surveying は AQF Diploma であり、直接 232212 に到達する資格ではありません。
Diploma が対応するのは ANZSCO 312116 Surveying or Spatial Science Technician(測量技術者)です。こちらは ROL(Regional Occupation List)掲載で、189(独立技術)では使えません。「測量なら永住が近い」という説明は、学士に到達して初めて成り立つ話です。
② 建築製図(Architectural Draftsperson)は MLTSSL に載っていません。 CPP40121 → CPP50921 が到達する ANZSCO 312111 Architectural Draftsperson は、STSOL(Short-term Skilled Occupation List)掲載です。MLTSSL ではないため、subclass 189 は使えず、subclass 485 の Post-Vocational Education Work stream も原則として使えません(同 stream は MLTSSL 掲載職業に密接に関連する資格を要件としているためです)。さらに 2025年 Occupation Shortage List では 312111 は全国・NSW ともに「不足なし(No Shortage)」と評価されています。
③ 232212 Surveyor の技能査定機関は、2025年に混乱しました。 従来この職種を査定していた Geospatial Council of Australia(GCA。旧 SSSI と SIBA|GITA が2023年に統合した団体)が、2025年8月21日に清算手続に入ったと報じられています。後任として Institution of Surveyors NSW(ISNSW)が承認されましたが、法定文書(legislative instrument)への掲載を待つ必要があり、当社が確認した時点では受付開始時期が確定していませんでした。この職種で移住を設計される場合、査定の入口が動いている前提でスケジュールを組む必要があります。
④ 「建築家(Architect)」になるコースではありません。 ANZSCO 232111 Architect は MLTSSL 掲載職種ですが、技能査定は AACA(Architects Accreditation Council of Australia)が行い、認定された建築学位(学士+修士相当)が前提です。加えて NSW で「Architect」を名乗って業務を行うには NSW Architects Registration Board(NSW ARB)への登録が必要で、実務記録と Architectural Practice Examination(APE)の合格が求められます。TAFE NSW の Diploma of Building Design はこのルートの資格ではありません。
それでも、この分野を選ぶ意味はあります。測量側の 312116(技術者)と 232212(測量士)は、2025年 Occupation Shortage List でいずれも全国・NSW ともに「不足(Shortage)」と評価された、数少ない職種です。232214 Other Spatial Scientist も同様に不足判定です。まず Cert IV / Diploma で現場に入り、実務のうえで学士に進むという設計が現実的に成り立つのが、この分野の特徴です。当社はその前提でご案内します。

30秒で分かるこのコースSUMMARY

2つの系統【建築設計技術】CPP40121 Certificate IV in Residential Drafting → CPP50921 Diploma of Building Design
【測量・空間情報】CPP41721 Certificate IV in Surveying and Spatial Information Services (Surveying) → CPP50121 Diploma of Surveying
開講キャンパスいずれも Ultimo(シドニー中心部)と公表されています
目指す職種Architectural Draftsperson(312111)、Building Designer、CAD Technician、Building Information Modeller、Surveying Technician(312116)
最重要ポイント4コースとも AQF Certificate IV / Diploma です。MLTSSL 掲載の 232212 Surveyor・232111 Architect はいずれも学士以上が前提であり、これらのコース単独では到達しません。
CSOL(482/186)312111・312116・232111・232212・232213・232214・312112・312113 のすべてが CSOL に掲載されています。雇用主指名型のビザ(482 Core Skills/186 Direct Entry)の入口は、この分野には広く開いています。
MLTSSL(189/190/491/485)232111 Architect / 232212 Surveyor / 232213 Cartographer / 232214 Other Spatial Scientist は掲載。312111 Architectural Draftsperson と 312113 Building Inspector は STSOL、312116 Surveying or Spatial Science Technician と 312114 Construction Estimator は ROL です。
人手不足の評価(2025 OSL)Surveyor(232212)/Surveying or Spatial Science Technician(312116)/Other Spatial Scientist(232214)は全国・NSW ともに不足。Architect(232111)/Architectural Draftsperson(312111)/Cartographer(232213)は不足なしと評価されています。
向いている人図面と数値を扱うのが苦にならない/日本で建築・土木・測量の実務や学歴がある/現場に出る仕事に抵抗がない/学士まで進む可能性を残して計画を立てたい方
向いていない人Diploma1本で永住まで到達したい方/デザイン表現そのものを学びたい方(それは デザイン系建築系の他コースのご検討になります)

※ 学費・入学時期・開講キャンパスは年度により改定されます。最新の金額は TAFE NSW の発表と当社からのお見積りでご確認ください。

① コースの主旨と学習ユニットCOURSE PURPOSE & UNITS

この分野が扱っているもの

建物を建てるという行為は、大きく分けて「敷地を測って座標に落とす」「図面と仕様に落とす」「現場で組み立てる」の3工程で進みます。TAFE NSW のこの分野は、前の2工程を担う技術者を育てるコース群です。3つ目の施工管理側は 建築・建設(CPC40120/CPC50220)、土木側の設計・製図は 土木設計・製図(RII50520/RII60520)が扱います。

コース担える役割中心的な内容
CPP40121 Certificate IV in Residential Drafting
(1年・CRICOS 108532H)
Draftsperson(建築設計者・建築家を支える製図担当)CAD による作図、建築図面の読解、Class 1 および Class 10 建築物(戸建住宅・付属建築物)の法適合、計画許可・建築許可のための図面作成、材料と工法の調査
CPP50921 Diploma of Building Design
(1年・CRICOS 112055J)
Building Designer/Architectural Draftsperson/CAD Technician/Building Information Modeller3D デジタルモデルの作成、Class 2〜9 建築物(2階建てまで)の適合設計、仕様書の作成、小規模建築設計プロジェクトの契約管理、事業運営上の法務とリスク管理
CPP41721 Certificate IV in Surveying and Spatial Information Services (Surveying)
(0.5年・CRICOS 105096C)
Surveying Technician(測量技術者)測量計算の基礎、GNSS(衛星測位)による空間データ取得、空間情報ソフトウェアの操作
CPP50121 Diploma of Surveying
(1年・CRICOS 105240M)
Surveying Technician(上位・チームを率いる役割)GNSS 測量、工事測量、複雑な測量計算、測地計算、精密測量、測地測量、地下埋設物の測量、基礎的な土木構造物の設計

ユニット構成(training.gov.au の公表内容)

以下は training.gov.au が公表しているリリースファイルから当社が確認したコアユニットです。実際にどの選択ユニットを履修するかは TAFE NSW 側の編成によりますので、確定の履修内容は入学手続きの段階でご確認ください。

CPP40121 Certificate IV in Residential Drafting(コア7+選択3=計10ユニット)

ユニットコード内容
CPPBDN4101Work effectively in a building design environment(建築設計の実務環境で働く)
CPPBDN4102Analyse building design drawings(設計図面の読解と分析)
CPPBDN4103Use CAD software to produce drawings for building design projects(CAD による作図)
CPPBDN4104Apply compliance requirements to Class 1 and 10 building design documentation(住宅系の法適合)
CPPBDN4105Prepare drawings for planning and building approval for Class 1 and 10 buildings(許認可図面の作成)
CPPBDN4106Investigate materials for construction of Class 1 and 10 buildings(材料の調査)
CPPBDN4107Investigate construction methods for Class 1 and 10 buildings(工法の調査)

※ training.gov.au の当該リリースには「There are no entry requirements for this qualification(この資格に入学要件はない)」と記載されています。ただし留学生として学生ビザで入学する場合は、TAFE NSW 側の学歴・英語の条件が別途かかります

CPP50921 Diploma of Building Design(コア9+選択3=計12ユニット)

ユニットコード内容
CPPBDN5101Produce digital 3-D models of building designs(3D デジタルモデルの作成)
CPPBDN5102Produce compliant designs for Class 1 and 10 buildings(住宅系の適合設計)
CPPBDN5103Produce compliant designs for Class 2-9 buildings up to two storeys(集合住宅・商業系2階建てまでの適合設計)
CPPBDN5104Prepare drawings for planning and building approval for Class 2-9 buildings up to two storeys
CPPBDN5105Evaluate construction materials and methods for Class 2-9 buildings up to two storeys
CPPBDN5106Determine compliance requirements for Class 2-9 buildings up to two storeys
CPPBDN5107Manage contracts for small-scale building design projects(小規模設計案件の契約管理)
CPCCBC4015Prepare specifications for all construction works(仕様書の作成)
BSBESB402Establish legal and risk management requirements of new business ventures(開業時の法務とリスク管理)
この Diploma には入学要件が定められています。training.gov.au の公表内容によれば、CPP50921 に入るには CPP40121 Certificate IV in Residential DraftingCPP40115 Certificate IV in Building Design Drafting52757WA Certificate IV in Residential Building Drafting のいずれか、またはそれと同等の職務経験が必要です。
つまり CPP40121 → CPP50921 の2年パッケージが標準の道筋ということになります。日本で建築系の学歴・実務をお持ちの方は、Diploma への直接入学が検討できる場合がありますので、成績証明書と職務経歴を添えてご相談ください。

※ 建築設計(building design)には州・準州によりライセンス要件が適用される旨が training.gov.au に記載されています。NSW の登録制度については後述します。

CPP41721 Certificate IV in Surveying and Spatial Information Services(コア3+選択12=計15ユニット)

ユニットコード内容
CPPSSI3020Perform simple surveying and spatial computations(基礎的な測量・空間計算)
CPPSSI4025Collect spatial data using GNSS(GNSS による空間データの取得)
CPPSSI4036Operate spatial software applications(空間情報ソフトウェアの操作)

※ コアは3ユニットのみで、残り12ユニットが選択です。選択ユニットの組み方でこの資格の中身は大きく変わります。TAFE NSW がどの選択ユニットで編成しているかは、当社から照会してお伝えします。

CPP50121 Diploma of Surveying(コア8+選択8=計16ユニット)

ユニットコード内容
CPPSSI5047Conduct GNSS surveys(GNSS 測量の実施)
CPPSSI5048Conduct engineering surveys(工事測量の実施)
CPPSSI5053Perform complex surveying computations(複雑な測量計算)
CPPSSI5054Perform geodetic surveying computations(測地測量計算)
CPPSSI5057Conduct precision surveys(精密測量)
CPPSSI5058Conduct geodetic surveys(測地測量)
CPPSSI5061Survey subsurface utility information(地下埋設物の測量)
CPPSSI5065Design basic engineering structures(基礎的な土木構造物の設計)
CPP50121 にも入学要件があります。training.gov.au によれば、CPP40216 Certificate IV in Surveying または CPP41721 Certificate IV in Surveying and Spatial Information Services (Surveying) の修了、あるいは同等の職務経験・技能が必要です。したがって測量側も Cert IV → Diploma の順に積む設計が基本になります。
地籍測量(cadastral surveying)は、この資格ではできません。training.gov.au の CPP50121 リリースには「この資格にはライセンス・法令上の要件は適用されない」と記載される一方で、地籍測量は登録測量士(registered surveyor)の監督のもとで行わなければならない旨が明記されています。土地の境界を確定する仕事は、豪州でも日本と同様に有資格者の独占業務です。この Diploma はその現場を支える技術者の資格である、と理解してください。

② このコースで就ける職種JOB OUTCOMES & ANZSCO

TAFE NSW が各コースページで挙げている職種と、それに対応する ANZSCO を整理します。ANZSCO の skill level は「その職業に通常求められる教育・訓練の水準」を示す指標で、技能査定の学歴要件と直結します。

ANZSCO職種名skill level と学歴の目安対応するコース
312111Architectural Draftsperson(建築製図技術者)
TAFE NSW の表記では Building Designer/CAD Technician/Building Information Modeller も同系統
Skill Level 2。AQF Associate Degree/Advanced Diploma/Diploma、または3年以上の関連実務CPP40121 → CPP50921
312116Surveying or Spatial Science Technician(測量・空間情報技術者)Skill Level 2。AQF Associate Degree/Advanced Diploma/Diploma、または3年以上の関連実務CPP41721 → CPP50121
312113Building Inspector(建築検査員)Skill Level 2建築系の資格+実務。CPC40120/CPC50220 側からのルートが一般的です
312112Building AssociateSkill Level 2建築系の資格+実務
232212Surveyor(測量士)Skill Level 1。学士以上(bachelor degree or higher)これらのコース単独では到達しません。Diploma から大学の測量学位へ進む設計が必要です
232111Architect(建築家)Skill Level 1。認定建築学位+登録これらのコースでは到達しません。AACA 査定と NSW ARB 登録が必要です
232213Cartographer(地図製作技術者)Skill Level 1空間情報系の学位
232214Other Spatial Scientist(その他空間科学者)Skill Level 1空間情報系の学位

現場での職位の階段(建築設計技術側)

現場での職位の階段(測量・空間情報側)

この分野の設計で当社がおすすめしている考え方。Diploma を「ゴール」ではなく「豪州の現場に入るための入口」と位置づけ、就労しながら学士に進む余地を残しておく、という組み方です。とくに測量側は人手不足の判定が付いており、実務に入りやすい状況にあります。実務経験は、のちの技能査定でも学士出願でも効いてきます。

③ ビザ対応職種としての扱い(適用 subclass)VISA PATHWAYS

この分野は職種ごとにリスト掲載状況がばらばらです。ひとまとめに「建設分野は移住に強い」と説明されることがありますが、実態は下表のとおりです。当社が公表資料で確認できた内容を、リストごとに書き分けます。

職種別・リスト別の掲載状況

職業(ANZSCO)CSOL
(482/186 DE)
MLTSSLSTSOLROL技能査定機関
232111 Architect掲載掲載AACA
232212 Surveyor掲載掲載後述(2025年に変更)
232213 Cartographer掲載掲載VETASSESS
232214 Other Spatial Scientist掲載掲載VETASSESS
312111 Architectural Draftsperson掲載非掲載掲載VETASSESS
312112 Building Associate掲載非掲載非掲載非掲載VETASSESS(当社では未確定)
312113 Building Inspector掲載非掲載掲載VETASSESS
312114 Construction Estimator掲載非掲載非掲載掲載VETASSESS
312116 Surveying or Spatial Science Technician掲載非掲載非掲載掲載VETASSESS

※ CSOL は Department of Home Affairs 掲載の Core Skills Occupation List(PDF)および LIN 24/089(F2024L01620)で、MLTSSL/STSOL/ROL は LIN 19/051(F2019L00278)で当社が確認しました。職業リストは随時改定されます。お申し込み時点の掲載状況は当社の登録移民代理人が改めて確認します。

subclass 別に読み替えると

subclass必要なリストこのページの職種での見通し
482 Skills in Demand(Core Skills stream)CSOL上記8職種すべてに入口があります。ただし雇用主による指名と、指名職種に見合う賃金(Core Skills Income Threshold 以上)が前提です。
186 Employer Nomination Scheme(Direct Entry stream)186 DE 用のリスト(LIN 24/093)当社が確認した範囲では、この分野の主要職種は雇用主指名型の対象に含まれています。ただし 3年以上の関連実務経験と技能査定が必要です。
189 Skilled IndependentMLTSSL232111/232212/232213/232214 のみ。312111・312116 では申請できません。
190 州指名 / 491 地方州指名MLTSSL または STSOL(490/491 は ROL も対象になる場合あり)連邦のリストに載っていても、NSW など各州が独自に指名職種を絞り込みます。掲載=指名ではありません。
485 Temporary Graduate(Post-Vocational Education Work stream)MLTSSL 掲載職業に密接に関連する資格+出願時 35歳以下312111・312116 は MLTSSL 非掲載のため、この stream は原則として使えません。この分野を Diploma で終える場合、卒業後ビザは見込みにくいという前提で計画してください。
ここがこの分野で最も誤解されている点です。「Diploma を出れば卒業生ビザで数年働ける」という一般論は、MLTSSL 掲載職業に紐づく資格であることが条件です。建築製図(312111)と測量技術(312116)は、それぞれ STSOL・ROL であって MLTSSL ではありません。
したがって現実的な設計は、(a) 学士まで進んで 232212/232111/232214 を狙うか、(b) 在学中から雇用先を確保し、482/186 の雇用主指名型に乗るか、のいずれかになります。当社は最初にこの二択をご提示します。

▶ 職業リストの全体像は CSOL(Core Skills Occupation List)解説ページ、ビザ制度そのものは ビザ・永住の基礎もあわせてご覧ください。

232212 Surveyor の技能査定機関について(2026年7月時点の状況)

この職種の査定機関は、現在も移行の途中にあります。当社が確認できた経緯は次のとおりです。
  • 2023年:Surveying and Spatial Sciences Institute(SSSI)と SIBA|GITA が統合し、Geospatial Council of Australia(GCA)が発足したと発表されています。
  • 2025年8月21日:その GCA が清算手続に入ったと報じられ、測量士の技能査定の受付が止まりました。
  • その後:後任の査定機関として Institution of Surveyors NSW(ISNSW)が承認されたものの、Department of Home Affairs による法定文書への掲載が完了するまで査定を開始できない状態にあると各所で報じられています。
当社では、ISNSW による受付開始日を確定情報として確認できていません。232212 を目標に据える場合は、この点を織り込んで時期を設計する必要があります。カウンセリングでは、最新の状況を当社の登録移民代理人が改めて確認したうえでご説明します。

312111 Architectural Draftsperson の VETASSESS 査定(学歴要件)

この職種は VETASSESS の Group C に分類され、AQF Diploma 以上に相当すると評価される資格が必要とされています。VETASSESS が公表している経路は次のように整理されます。

経路学歴必要な実務経験
Pathway 1関連分野(Architecture/Building Design/Architectural Drafting)の Diploma 以上資格取得後 1年
Pathway 2関連分野以外の Diploma 以上+関連分野の Certificate IV資格取得後 1年
Pathway 3関連分野以外の Diploma 以上のみ資格取得後 2年
Pathway 4分野を問わない Diploma 以上通算 4年(うち直近5年以内に関連実務1年以上)

※ いずれの経路でも、実務は週20時間以上かつ申請職種に高い関連性があることが求められると公表されています。CPP50921 Diploma of Building Design は Pathway 1 に乗りうる資格ですが、査定の可否は個別の書類審査によります。最新の要件は VETASSESS の該当ページでご確認ください。

登録・免許の制度(NSW)REGISTRATION & LICENSING IN NSW

この分野は「資格を取る」ことと「その名称で業務を行える」ことが別々に制度化されています。NSW の主な枠組みは3つです。

(1) Architect の登録 — NSW Architects Registration Board

根拠NSW の建築家登録制度。「Architect」という名称の使用が保護されています。
必要なもの認定された建築教育課程の修了 + 実務経験の記録 + Architectural Practice Examination(APE)の合格 + 登録申請
海外資格の場合AACA による評価が起点になります。AACA は Overseas Qualifications Assessment(Stage 1・Stage 2)、Australian Accredited Qualification の照合、Experienced Practitioner Assessment、英国 ARB との相互承認など複数の経路を公表しています。技能移住向けの査定は発行から3年間有効とされています。
登録料の目安NSW ARB は実務登録の手数料として 1年 375 ドル 〜 5年 2,025 ドル、一部の申請者に初回登録料 155 ドルを公表しています(当社が確認した時点の掲載額)。
このコースとの関係CPP50921 Diploma of Building Design は、この登録につながる資格ではありません。建築家を目指す方は、大学の建築学士+修士課程が前提になります。

※ AACA は近年、職業分類の更新にともない Architect を OSCA 241131(従来の ANZSCO 232111)として案内しています。移行期のため、ビザ申請時にどちらのコードで扱われるかは案件ごとの確認が必要です。当社の登録移民代理人が個別に確認します。

(2) Design Practitioner の登録 — Design and Building Practitioners 制度

NSW では、規制対象建築物(class 2 の集合住宅など)に関わる設計者に登録が義務づけられています。Service NSW が案内している登録クラスは Architectural/Engineering/Building design/Facade/Vertical transportation/Fire systems/Drainage の7区分です。

「Architectural」クラスには、Diploma of Building Design では到達しません。NSW 政府の案内では、Architectural クラスの要件として「NSW Architects Registration Board に現に実務登録されている建築家であること」が示されています。Architectural (Low-rise)/(Medium-rise) の各クラスも同様に建築家登録が前提です。加えて、経路により直近15年で10年(うち豪州2年)または直近10年で5年(うち豪州2年)といった実務年数が求められます。
一方で「Building design」クラスは、別区分として設けられています。Service NSW の案内では、登録に必要な資格として diploma や NVR(National VET Regulator)course certificate が受け入れられうる旨が示されています。共通要件としては、18歳以上/4か月以内に取得した National Police Check/Construct NSW の必修学習モジュール2件の受講/職業賠償責任保険/破産者でないことが挙げられています。登録期間は1年・3年・5年から選べます。
ただし、Building design クラスの具体的な学歴・実務年数の要件について、当社は公表資料から確定的な形で確認できていません。この点は「Diploma を取れば必ず登録できる」とは言えない部分ですので、正直にお伝えします。

(3) Registered Surveyor(地籍測量)

土地の境界を確定する地籍測量は、登録測量士の独占領域です。training.gov.au の CPP50121 の記載でも、地籍測量は登録測量士の監督のもとで行う必要があるとされています。登録測量士になるには、学士以上の測量学位と、州の登録機関による審査(実務記録・試験を含むのが一般的)が必要です。
逆に言えば、工事測量(engineering survey)・精密測量・地下埋設物調査・GNSS 測量といった領域は Diploma の技術者が主戦場です。インフラ工事が続くかぎり仕事があり、実際に人手不足の判定が付いているのはこの層です。

④-A オーストラリアの就職状況と年収AUSTRALIA: DEMAND & PAY

人手不足の評価(2025 Occupation Shortage List)

Jobs and Skills Australia が公表する Occupation Shortage List(OSL)の 2025年版について、当社が確認できた評価は次のとおりです。同じ「建設分野の技術者」でも、測量側と製図側で判定が正反対である点が、この分野の特徴です。

職業(ANZSCO)全国NSW読み取り
232212 Surveyor不足不足学士以上の測量士。インフラ需要に対して供給が追いついていないと評価されています
312116 Surveying or Spatial Science Technician不足不足Diploma 層で不足判定が付いている数少ない職種です
232214 Other Spatial Scientist不足不足GIS・空間データ解析側の職種
232111 Architect不足なし不足なしMLTSSL には載っていますが、労働市場としては充足と評価されています
312111 Architectural Draftsperson不足なし不足なしNT のみ不足という評価。NSW では充足と読み取れます
232213 Cartographer不足なし不足なし

※ 出典は Jobs and Skills Australia — Occupation Shortage Listです。同機関のサイトは当社の環境から直接参照できないことがあり、上記は同 OSL を転載している第三者サイトで確認した内容を含みます。最終確認は原典でお願いします。

年収(公表されている集計値)

豪州の求人サイトが公表している集計値です。いずれも求人票や利用者申告に基づく統計であり、実際の提示額は経験年数・勤務地・企業規模で大きく動きます。

職種平均年収(公表値)サンプル数・更新日出典
Surveyor(測量士)AUD 114,277463件・2026年5月11日更新Indeed Australia
Draftsperson(製図全般)AUD 85,896652件・2026年7月20日更新Indeed Australia
Architectural Drafter(建築製図)AUD 87,74211件のみ・2026年6月9日更新Indeed Australia

※ Architectural Drafter の数値はサンプル数が11件と極めて少なく、代表値としての信頼性は高くありません。参考値としてご覧ください。
※ Surveyor の地域別では、Wollongong 157,195 ドル/Gold Coast 138,109 ドル/Sunshine Coast 135,941 ドル/Perth 129,379 ドル/Melbourne 125,077 ドルが上位として掲載されていました(同・2026年5月11日更新)。
※ Draftsperson の地域別上位は Newcastle 94,838 ドル/Sydney 93,510 ドル/Perth 93,393 ドル/Brisbane 91,915 ドル/Melbourne 90,967 ドルでした(同・2026年7月20日更新)。
※ SEEK の職種別サラリーページは当社の環境から取得できなかったため、上記は Indeed の公表値です。SEEK 側の数値と食い違う可能性がありますので、ご自身でも SEEK の求人をご確認ください。

準備段階でやっておくと効く作業。SEEK で「Surveyor」「Survey Assistant」「Architectural Draftsperson」をシドニーで検索し、それぞれ10件ずつ、年収レンジと応募条件(required qualifications)を書き出してみてください。測量側の求人には「degree in surveying」を求めるものと「Diploma / Cert IV + field experience」で足りるものが混在しており、どのラインで自分が戦えるかが具体的に見えます。この作業は、学生ビザの Genuine Student 説明でもそのまま使えます。

④-B 日本での就職状況と年収JAPAN: DEMAND & PAY

日本側は、厚生労働省の職業情報提供サイト(job tag)が公表している数値で比較します。この分野は、日本国内でも求人が強いという点が特徴です。

職業平均年収労働時間有効求人倍率出典
建築設計技術者679.1万円166時間/月2.85job tag
測量士543.1万円163時間/月4.4(令和6年度)job tag
土地家屋調査士981.1万円159時間/月0.91(令和6年度)job tag

※ job tag の年収は賃金構造基本統計調査に基づく推計値として掲載されています。職業分類の切り方が豪州の ANZSCO とは異なるため、単純な引き算では比較できません。

日本の資格制度との違い

比較の軸日本オーストラリア(NSW)
建築設計の資格一級建築士・二級建築士・木造建築士の3階層。国家資格で、設計できる建築物の規模・構造が資格ごとに法定されていますArchitect(NSW ARB 登録)と Building Designer(design practitioner 登録)が別制度。「Architect」は名称独占
受験・登録の入口指定された大学・短大・専門学校の課程修了が受験資格に直結。学科により実務経験年数が変わりますArchitect は認定学位+実務記録+ APE。Building design は登録クラスごとの要件
測量の資格測量士・測量士補。測量法に基づく国家資格で、国土地理院への登録が必要。試験合格のほか、登録された養成施設の卒業+実務経験でも取得できますRegistered Surveyor(地籍)は学士+州登録。技術者層(312116)に国家資格の縛りはありません
資格の互換性相互承認はありません。日本の一級建築士や測量士が、そのまま豪州で通用することはなく、逆も同じです。豪州の Diploma を持ち帰っても日本の建築士・測量士にはなりません。
入口の広さ測量士補は養成施設の卒業だけで取得できる設計になっており、参入しやすいCert IV(0.5年)から現場に入れる一方、上位資格は学士が壁になります
この比較の要点。日本の測量士の有効求人倍率 4.4、建築設計技術者の 2.85 という数字は、日本国内でもこの分野の人材が強く求められていることを示しています。つまり「日本では仕事がないから豪州へ」という動機は、この分野には当てはまりません。
それでも豪州を選ぶ理由があるとすれば、Surveyor の平均年収 AUD 114,277(Indeed 集計)という水準と、232212 が MLTSSL 掲載職種であることの2点です。ただし、そこに到達するには学士の取得と査定機関の移行問題という2つの関門を越える必要があります。当社は、この関門を隠したご案内はいたしません。

⑤ 日本の同種の専門学校(比較用)COMPARABLE SCHOOLS IN JAPAN

「日本で建築士・測量士を目指す」という選択肢と正面から比べるための情報です。当社はこれらの学校と提携関係にはありません。比較検討の材料としてご紹介します。

日本工学院(東京・蒲田/八王子)

建築学科(4年制)/建築設計科(2年制)
一級・二級建築士の受験資格が得られる学科として案内されています

建築設計科(2年制)は二級建築士を主眼に置いた課程で、在学中に複数の資格取得を目指す設計になっています。4年制の建築学科もあり、「何年かけて、どの資格まで取るか」を入学時に選べる点が特徴です。日本国内で設計の実務に就くことが目的なら、TAFE の Diploma より確実で、期間も費用も読みやすい選択になります。

日本工学院 建築系学科ページ

近畿測量専門学校(大阪市東住吉区)

測量専門学科(1年課程・定員70名)
1969年創設。卒業と同時に測量士補、実務2年で測量士と案内されています

測量に特化した1年制の課程です。卒業と同時に測量士補を取得でき、実務経験2年で測量士に進めるという設計は、日本の制度が「養成施設ルート」を正面から用意していることの表れです。豪州の CPP41721(0.5年)+ CPP50121(1年)と比べても、期間・費用の両面で日本側が明らかに軽く済みます。

近畿測量専門学校 測量専門学科

時間と費用の比較。日本なら、測量士補は1年、二級建築士の受験資格は2年で届きます。オーストラリアで 232212 Surveyor に到達しようとすると、Cert IV 0.5年 + Diploma 1年 + 大学の測量学位(編入を使っても2〜3年)で、英語準備を含めれば4〜5年規模になります。
それでもこのルートを選ぶ理由があるとすれば、それは「英語で測量・設計の実務ができる」という職能と、MLTSSL 掲載職種として長期滞在を設計できるという点です。どちらを取るかは、ご本人の人生設計次第です。当社はどちらの結論も支持します。

⑥ オーストラリアで学ぶ価値と、日本との違いWHY AUSTRALIA

比較の軸日本の専門学校TAFE NSW(CPP 系4コース)
基準の枠組み建築基準法/測量法。国内固有の体系National Construction Code(NCC)の建築物クラス分類(Class 1〜10)を軸にした設計・法適合
資格の性格国家資格(建築士・測量士)。業務独占が明確AQF の職業資格。就業のための能力証明であり、登録・免許は別制度
到達までの年数測量士補1年/二級建築士の受験資格2年Cert IV 0.5〜1年 + Diploma 1年(上位職は学士が別途必要)
技術の中身国内の実務に最適化GNSS 測量・BIM・3D モデリングなど、国際的に共通する道具立て
言語日本語英語での図面・仕様書・現場コミュニケーション
長期滞在との関係Diploma 単独では 189/485 の対象外。学士まで到達すれば MLTSSL 掲載職種(232212 等)が視野に入る

3つの「違い」

違い①:建築物の「クラス」で法適合を考える体系です。豪州の設計実務は National Construction Code の Class 1〜10 という分類を土台に組み立てられます。CPP40121 が Class 1・10(戸建住宅と付属建築物)、CPP50921 が Class 2〜9 の2階建てまで、とコースの守備範囲そのものがこの分類で定義されているのは、その表れです。この考え方は日本の用途地域・用途分類とは異なる整理の仕方で、身につけると図面の読み方が変わります
違い②:測量は「機械を扱える人」ではなく「データを設計できる人」の仕事になっています。CPP50121 のコアには GNSS 測量・測地測量・複雑な測量計算・地下埋設物調査が並びます。ドローンや GNSS で取得した点群データをどう処理し、どう工事に渡すかが業務の中心です。この技能は国境を越えて通用します。日本に戻った場合も、測量士補・測量士の取得と組み合わせれば強い武器になります。
違い③:制度の入口が「短く」設計されています。CPP41721 は 0.5年、CPP40121 は1年です。日本の専門学校と比べても短く、「まず現場に入り、働きながら上を目指す」という積み上げ方が制度として想定されています。ただし裏返せば、短い資格ほどビザ上の力は弱いということでもあります。この二面性を理解したうえで計画を立てることが、この分野では特に重要です。

入学条件・英語条件ENTRY REQUIREMENTS

学歴(Certificate IV)日本の高校卒業相当が基準です。training.gov.au 上は CPP40121・CPP41721 とも「入学要件なし」とされていますが、留学生には TAFE NSW 側の条件が別途かかります
学歴(Diploma)CPP50921 は CPP40121 等の Certificate IV または同等の実務、CPP50121 は CPP41721 / CPP40216 または同等の実務が資格側の入学要件として定められています。日本での建築・測量の学歴や実務がある方は、直接入学の可否を個別に照会できます。
英語(目安)TAFE NSW の職業教育コースは IELTS 5.5 前後(各バンドの下限指定あり)を基準としている場合が多いのですが、コース・年度により異なります。当社では推測でお伝えせず、お申し込み前に TAFE NSW へ照会します。
実技面の準備製図系は CAD の基本操作、測量系は現場作業を伴います。安全靴・高視認性ベスト等の準備が必要になる場合があります
費用の別枠TAFE NSW は制服・器材・教科書・材料費として 1コースあたり AUD 300〜1,000 の別途費用を公表しています。

※ 最新の条件は TAFE NSW International の入学条件ページでご確認ください。

英語条件が届いていない方へ。TAFE NSW は自校の語学部門を持っており、語学コース+本コースのパッケージで申請できます。この分野は図面の注記・仕様書・現場の指示がすべて英語で、専門用語の比重が高いのが特徴です。General English で土台を作り、EAP で学術英語に寄せていく設計が結果的に近道になります。
TAFE NSW アルティモ校の語学コース(General English / EAP)

費用と期間FEES & DURATION

以下は TAFE NSW International が公表している金額です。年度により改定されますので、お申し込み時点の正式な金額は必ず当社からのお見積りでご確認ください。また、印刷版の International Student Guide 2026 と、ウェブサイトの掲載額に幅の違いがあります。どちらが正しいと当社が断定することはできませんので、両方を併記します。

コース期間CRICOSキャンパス・入学Guide 2026 掲載額ウェブサイト掲載額
CPP40121 Certificate IV in Residential Drafting1年108532HUltimo/2月・7月AUD 14,000AUD 14,000 〜 16,100
CPP50921 Diploma of Building Design1年112055JUltimo/2月・7月AUD 26,325AUD 26,325 〜 30,274
CPP41721 Certificate IV in Surveying and Spatial Information Services (Surveying)0.5年105096CUltimo/7月のみAUD 13,550AUD 13,550
CPP50121 Diploma of Surveying1年105240MUltimo/2月のみAUD 27,550AUD 27,550 〜 28,380
入学時期にご注意ください。Guide 2026 の記載では、CPP41721 は7月のみ、CPP50121 は2月のみの入学です。つまり測量ルートを Cert IV から積む場合、7月入学 → 翌年2月に Diploma 開始という並びになります。この間の在籍設計(語学の追加や休暇の扱い)を含めて、学生ビザの期間を組む必要があります。逆に「2月に測量の Cert IV から始めたい」というご希望は、現行の開講予定では成り立ちません。

※ 上記のほか、教材・器材費(AUD 300〜1,000/コース)、OSHC(留学生健康保険)、生活費、渡航費が別途必要です。
※ ウェブサイトの掲載額に幅があるのは、開講キャンパス・開始時期による差と考えられますが、当社ではその内訳を確定的に確認できていません。

進学モデル(例)

A. 建築設計技術ルート(2年)

B. 測量・空間情報ルート(1.5年+α)

※ ビザの可否は、そのときの法令・職業リスト・州の指名条件・ご本人の状況で変わります。上記は制度の全体像を示すモデルであり、個別の見通しは当社の登録移民代理人がお伺いしたうえでお伝えします。

よくあるご質問FAQ

Q. Diploma of Surveying を出れば、オーストラリアで測量士として働けますか。 「測量の仕事」には就けますが、「Surveyor(登録測量士)」にはなりません。土地の境界を確定する地籍測量は登録測量士の監督下で行う必要があると training.gov.au にも明記されています。Diploma が到達するのは ANZSCO 312116 Surveying or Spatial Science Technician で、工事測量・精密測量・GNSS 測量などが主戦場です。登録測量士を目指すなら、学士以上の測量学位が必要になります。
Q. 日本で測量士(または測量士補)の資格を持っています。有利になりますか。 豪州の資格として自動的に読み替えられることはありません。ただし2つの意味で効きます。ひとつは RPL(既習事項の評価)で一部ユニットの免除を検討できる可能性、もうひとつは求人応募時の実務経験としての評価です。VETASSESS の技能査定でも実務年数は要件の一部ですので、職務経歴書は英文で整えておく価値があります。書類の準備は当社でお手伝いします。
Q. Diploma of Building Design を出れば、建築家(Architect)として働けますか。 いいえ。NSW では「Architect」は名称が保護されており、NSW Architects Registration Board への登録が必要です。登録には認定された建築教育課程の修了、実務経験の記録、Architectural Practice Examination(APE)の合格が求められます。海外資格の場合は AACA の評価が起点になります。この Diploma はそのルートの資格ではありません。目指せるのは Building Designer/Architectural Draftsperson です。
Q. 卒業後ビザ(subclass 485)は取れますか。 このページの4コースが到達する 312111・312116 はいずれも MLTSSL 非掲載です。485 の Post-Vocational Education Work stream は MLTSSL 掲載職業に密接に関連する資格を要件としているため、原則として使えないという前提で計画を立ててください。加えて同 stream には出願時 35歳以下という年齢要件もあります。要件は改定されますので、お申し込み時点の状況は当社の登録移民代理人が確認します。
Q. 建築の製図と測量、どちらを選ぶべきでしょうか。 ビザと就職の観点だけで言えば、測量側のほうが明確に強い状況です。2025 OSL で 312116 は全国・NSW とも不足判定、312111 は不足なし判定でした。上位職の 232212 Surveyor も MLTSSL 掲載かつ不足判定です。ただし、測量は屋外の現場作業が中心で、天候や体力の要素があります。デスクワークで図面を扱いたい方には製図側が合います。「制度上有利な道」と「続けられる道」は別物ですので、カウンセリングでは両面から整理します。
Q. 測量の Cert IV は0.5年ですが、これだけで学生ビザは取れますか。 単独では在籍期間が短く、パッケージ(複数コースの組み合わせ)での申請が一般的です。ただし CPP41721 は7月入学、CPP50121 は2月入学と公表されており、その間の期間をどう埋めるか(語学の追加など)が設計上の論点になります。当社では推測でお伝えせず、TAFE NSW にパッケージの可否と期間を照会したうえでご案内します。

確認できなかったことWHAT WE COULD NOT VERIFY

このページを作るにあたり、当社が公開情報から確定的に確認できなかった事項を正直に列挙します。ご検討の際は、これらを「まだ分かっていないこと」として扱ってください。カウンセリングでは、当社から TAFE NSW および関係機関に照会したうえでお答えします。

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学歴・職歴・英語力・ご予算・目標時期をうかがって、このコースが現実的かどうかを率直にお伝えします。合わないと判断した場合は、その理由と代わりの選択肢もお出しします。

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当社には Registered Migration Agent(登録移民代理人・MARN 0637738)が在籍しており、ビザに関するご相談は当該代理人が担当します。本ページはコース選びの参考としての一般情報であり、個別のビザ申請に関する助言ではありません。職業リスト(CSOL・MLTSSL・STSOL・ROL 等)、州指名の条件、技能査定機関の指定、英語要件はいずれも随時改定されます。とくに ANZSCO 232212 Surveyor の技能査定機関は 2025年に変更が生じており、本ページ作成時点で受付開始日を確認できていません。掲載内容は 2026年7月時点で公開情報から確認したものであり、ご検討の際は必ず最新の情報をご確認ください。学費・入学条件は TAFE NSW の定めによります。

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