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SC482(Skills in Demand)完全ガイド
留学から始める「雇用主スポンサー」——その先の永住まで。

ICNは留学を入口に、卒業後の現地就職・スポンサー・永住まで見据えたプランニングをお手伝いする留学エージェンシーです。SC189(ポイント制)でTier 4に置かれたシェフ・IT・会計でも、留学で資格・経験を積み現場で腕を認められれば道は開ける——それが留学からの482→186ルートです。どの資格を・どの都市で・どの実習付きで取るかという留学設計を起点に、CSOL職業リストとCaveats、DAMA・労働協定、移民局の公式データベース『LEGENDcom』にもとづく最新の実務指針まで、一次情報つきで解説します。

最終更新: 2026年7月15日(2026年7月1日改定の年収基準・申請料に対応)|出典は各所に一次情報リンクで明示。制度・金額は頻繁に改定されます。

BASICSSC482(Skills in Demand)とは

オーストラリアの雇用主に指名(スポンサー)されて働く就労ビザです。2024年12月に旧TSS(Temporary Skill Shortage)から刷新され、必要実務経験が2年→1年に緩和——留学→卒業生ビザ(485)で1年働けば射程に入る、留学生にとって現実的な制度になりました。就労期間(原則2年)を経てSC186(雇用主指名・永住)へ進むのが王道ルートです。

ストリーム対象年収基準(2026年7月1日改定・毎年指数調整)
Core SkillsCSOL(Core Skills Occupation List)掲載職種——シェフ・調理師・トレード各職・看護・保育士など、留学生の主戦場はここCSIT: $79,423以上(2025-26年度は$76,515)
Specialist Skills高年収の専門職。ANZSCO大分類3(技能職)・7(機械操作)・8(単純労働)を除き職種リストの制限なしSSIT: $146,576以上(2025-26年度は$141,210)
労働協定(Labour Agreement)介護等の必須分野・労働協定(下記)にもとづく雇用 ※政府が構想する「Essential Skills」ストリームは開発中で、現時点ではこの労働協定ストリームが受け皿です協定による(緩和あり)

※新基準は2026年7月1日以降に指名(ノミネーション)を申請するケースに適用(それ以前の申請は旧基準)。実際の給与は「同職の市場給与(AMSR)」と基準額の高い方以上が必要です。 🔗 SC482公式ページ(内務省)CSOL職業リスト(公式・自分の職種を必ず確認)年収基準の公式ページ

REQUIREMENTS基本要件まとめ(2026年7月時点)

項目内容
実務経験指名職種(または近接分野)で1年以上のフルタイム相当——申請前5年以内に積んだものが対象。パート・カジュアルの合算可、連続していなくてもOK(2024年12月に2年→1年へ緩和)
英語力IELTS 5.0(各バンド5.0)相当。2025年9月13日以降の受験分からはPTE・TOEFL iBT・OETに加えCELPIP等も認められています。英・米・加・NZ・アイルランドのパスポート保持者等は免除
スポンサー自己指名は不可。承認スポンサー(SBS)である雇用主からの指名が必須。雇用主側には指名料$330・SAF課徴金(年$1,200〜1,800×ビザ年数・雇用主負担)等の義務があります
ビザ期間最長4年(香港パスポートは5年)。家族の帯同・就労可
申請料(政府)本人$4,015(2026年7月1日改定・約25%値上げ)。18歳以上の家族$4,015/18歳未満$1,005
健康・人物要件健康診断・犯罪経歴証明等(通常どおり)
🇯🇵 日本人パスポートの3つのアドバンテージ

LMT(労働市場テスト)が免除——通常、雇用主は指名前に28日以上×2本の求人広告で「国内で人材が見つからないこと」を証明する必要がありますが、日本国籍者の指名では国際貿易義務(日豪EPA/CPTPP)によりLMTが免除。雇用主の手間が大幅に減る=スポンサーを引き受けてもらいやすいのです。
義務的スキルアセスメント(技術査定)の対象外——特定国パスポート×特定職種に課される事前査定が、日本のパスポートには適用されません。その代わり「ANZSCOの職種基準に合う経歴・資格」づくりが勝負どころ。
482申請者の国籍トップ圏に日本は不在——現場で埋もれず、希少人材として動きやすい市場です。

POLICY / LEGENDcom移民局の公式データベース『LEGENDcom』にもとづく——SC482の実務指針Q&A(原文つき)

ICNの移民法書士(MARN 0637738)は、移民局の公式法令・PolicyデータベースLEGENDcomにもとづき、審査官(Decision Maker)向けの手続き指針 Procedural Instruction「Subclass 482 (Skills in Demand) visa」(VM-7173・2025年10月3日版)を確認しています。つまり「審査官が実際に何を見て判断するか」という最新の実務指針です。以下、個人が知っておくべきポイントを英語の原文つきで解説します。原文が"may"(〜する場合がある)となっている箇所は審査官の裁量であり、保証ではありません——当ページではそうしたグレーな部分を勝手に断定せず、原文のまま示します。なおPolicy自体も「法律ではなく、審査官は個別事案の実情を考慮する」と明記されています。

Q1. 実務経験「1年」はどう数える? 無給の経験は?

直近5年以内に、指名職種(または関連分野)で通算1年(フルタイム換算)。パートタイム・カジュアルでも合算でき、連続している必要もありません。ただし——ボランティア・無給の就労はカウントされません

原文: "Types of work experience that cannot be counted towards the work experience requirement include experience gained from voluntary or unpaid employment arrangements."

Q2. 「関連分野(related field)」の経験はどこまで有効?

タスクがANZSCO上の指名職種と「同じ・ほぼ同じ・密接に関連」しており、かつ同じスキルレベルであることが条件です。Policyは名指しで例を挙げています——キッチンハンドやCookとしての経験は、Chefの実務経験にはカウントできない(スキルレベルが下位のため)。

原文: "work experience as a Kitchen Hand or Cook cannot be counted towards the work experience requirement for a Chef position. Work experience must be gained at the appropriate skill level."

一方、学業中の経験には道があります: CRICOS登録コースの一部として行う正式な実習(クリニカル/業界プレースメント・インターンシップ・アプレンティスシップ、Professional Yearのインターン部分を含む)は、職種に関連していれば実務経験として"may be considered"(考慮され得る)。修士・博士課程で得た経験も、医療・研究系の職種では"may be considered"。——いずれも裁量表現です。確約とは読まないでください。

原文: "Experience gained whilst studying through a formal arrangement (e.g. a clinical/industry placement, internship or apprenticeship) that is undertaken as part of a CRICOS registered course of study may be considered as work experience where it is relevant to the occupation."

Q3. 学歴・資格の「関連性」はどう審査される?(ANZSCO)

審査官はANZSCOを「主たる情報源」として、指名職種のIndicative Skill Level(必要な学歴レベル・経験年数)と、あなたの資格・経歴の関連性を照合します。Policyの例: Marketing Specialistに広告学の学士号→関連あり・OK。Architectに法学士→そのままでは不可(追加証拠が必要)。

原文: "ANZSCO should be referred to as the principal source of information on the skill requirements for the nominated occupation ... if a visa applicant, who is nominated as a marketing specialist, provides evidence of holding a bachelor degree in advertising, this degree would be considered relevant."

朗報もあります: 職種の全タスクを網羅できなくても「中核部分(the bulk or core elements)」を担えれば足りるとされ、狭い範囲に特化した専門家も許容されます。

原文: "they may still meet this criterion if they have skills and experience to perform the bulk or core elements of the occupation ... this degree of specialisation is acceptable for visa applicants under the program."

Q4. Skills Assessment(技術査定)は必要?

義務的査定は「特定国パスポート×特定職種」のみで、日本のパスポートは対象外です。ただし審査官には裁量で査定や追加証拠を要求する権限があります("may require")。Policyは同時に、裁量査定は「絶対に必要と考えられる場合にのみ」要求すべきと審査官を縛っています。

原文: "As a general principle, discretionary skills assessments should only be requested where considered absolutely necessary."

追加証拠を求められやすいケースとしてPolicyが挙げるのは: ①提出書類の真正性に懸念がある ②資格を出したRTO(登録職業訓練機関)やRPL(実務経験認定)ベースの資格に懸念がある ③指名職種が現在の職種と違う(特にANZSCOのunit groupが異なる) ④資格・経歴が職種の要件と対応していない——つまり日本人の482は「経歴・資格と職種の一貫したストーリー」を書類で示せるかが勝負です。

Q5. 英語力の要件と免除は?

Specialist/Core両ストリームとも法定の英語テスト要件があります(2025年9月13日以降の申請はLIN 25/082)。免除される主なケース: ①英・米・加・NZ・アイルランドのパスポート ②英語で授業が行われた中等・高等教育で通算5年以上のフルタイム就学(中等教育=その国の標準的な履修時間/高等教育=各学期3科目以上。VETコースも「高等教育」として扱われます) ③職種に必要なライセンス・登録の取得時に、SIDと同等以上の英語力を証明済み ④海外の established business からの転勤で、指名年収$96,400以上。

原文: "Vocational Education and Training (VET) courses are considered part of higher education for the purposes of the SID program."

⚠️ 注意: 2023年7月26日〜2024年5月4日に受験したTOEFL iBTは無効(この期間のテストは未承認)。

Q6. ライセンス・登録(美容師・電気技師・看護など)はビザ発給の条件?

医師を除き、豪州のライセンス・登録の保持はビザ発給の要件ではありません。ただしビザ条件8607により、就労開始前に必要な登録・ライセンス・メンバーシップを取得する義務があります。Policyいわく——取得に90日超かかる、または雇用主の外部での正式なトレーニングが必要なら「より適切な他のビザを検討すべき」。登録前に監督下実習(supervised practice)や事前試験が必要な職種にはSIDは不適切とまで書かれています。ここはコース・職種選びの段階で必ず確認すべきポイントです。

原文: "If the visa applicant needs to perform a period of supervised practice before being eligible for registration/licensing or requires pre-registration testing, a SID visa is not appropriate."

Q7. 「本気度(Genuine intention)」も審査される?

はい。審査官は①あなたがその職種を本当に遂行する意思があるか ②そのポジション自体が本物かの両方に満足する必要があります。経歴と職種が不釣り合いな場合(Policyの例:「実務経験のほとんどない申請者が専門的な管理職に指名されている」)は、追加証拠の要求や、海外の照会先への確認(overseas referral)まであり得ます。学生ビザのGSと同じく、一貫したキャリアストーリーが土台です。

原文: "Further consideration should be given to the visa applicant's intentions if it appears that the visa applicant's qualifications/competencies or employment background are inconsistent with the nominated occupation e.g. if a visa applicant with very little previous work experience is nominated to a specialist management position."

Q8. スポンサーになれる会社の条件は? 見極め方は?

雇用主はSBS(Standard Business Sponsor)として承認済み(または労働協定の当事者)で、あなたの指名(ノミネーション)が承認されていることが大前提。指名が失効・却下・取下げになるとビザは承認されません。sponsorship bar(制裁)を受けている企業からの申請は不可。雇用は原則直接の雇用主-被用者関係が必要です(派遣的な形は原則NG。関連会社への配置は豪州企業スポンサーのみ可)。

原文: "The intention of this requirement is that the sponsor ... and the visa applicant have a direct employer-employee relationship."

💡 個人ができる見極め: 面接の段階で「SBS承認を持っているか(または取得意思があるか)」「482スポンサーの実績があるか」を確認する、労働協定企業リスト(公式)を就活の当たり先に使う——などが現実的です。雇用主側のコスト(指名料・SAF課徴金)は雇用主負担で、ビザスポンサー費用を労働者に転嫁することは違法(Paying for visa sponsorship規定)です。

Q9. 転職したくなったら? 失職したら?

ビザ条件8607(5)により、就労停止は連続180日まで・ビザ期間通算365日まで認められます(この間に新スポンサー探し・他ビザ申請・出国準備)。同じ職種で雇用主を変える場合: 新しい雇用主による指名の承認が必要ですが、ビザの取り直しは不要(残存期間で就労継続。新雇用主がSAF課徴金を負担)。職種を変える場合: 新しい指名+新しいビザ申請が必要です。

原文: "SID visa holders may change their employer in the same occupation without needing to make a new visa application unless their visa is about to expire."

Q10. 家族は? オンショア申請の条件は?

配偶者・デファクトパートナー、23歳未満の子など(MOFU)が帯同でき、家族も就労・就学可。豪州内から申請する場合は、実体のあるビザ(substantive visa)またはブリッジングA/B/Cの保持が必要です。オンショア申請の却下には、承認済み指名が生きている等の条件下で不服審査(merits review)の権利があります。

出典: 内務省 Procedural Instruction「Subclass 482 (Skills in Demand) visa」(Document ID: VM-7173、2025年10月3日版・移民局LEGENDcom収録)。Policyは法律ではなく、また改定されます。引用は要点の抜粋であり、個別のご状況への適用は移民法書士カウンセリングでご確認ください。

TO PR482→SC186(永住)の要件——「3年のうち2年」ルール

項目SC186 TRT(Temporary Residence Transition)ストリーム
482の保持期間申請前3年のうち2年以上、482(または457)を保持(2024年12月に3年→2年へ緩和)
就労実績その3年のうち2年以上、指名職種で豪州内フルタイム就労(無給休暇は除外)。途中でスポンサー企業が変わっても就労期間は合算可
年齢申請時45歳未満が原則。例外: 高所得者(FWHIT——2026年7月から$190,100——以上を対象年数継続)、地方の医師、大学研究者など
技術査定TRTストリームでは原則不要(疑義がある場合のみ)
申請料(政府)本人$6,140(2026年7月1日改定)

🔗 SC186公式ページ(内務省)。482のすべてのストリームから186への道があります(労働協定は協定内容による)。

SECRET PATHSDAMA・労働協定——「通常ルートの外」にある道

482には、通常の要件(職種リスト・年収・年齢)を地域や業界単位で緩和する協定ルートがあります。ここを知っているかどうかで、選択肢の幅がまったく変わります。

▶ 労働協定は専用の完全ガイド(トップ)に、代表協定は個別ページに詳しくまとめました。

協定ひとこと紹介詳細
DAMA(指定地域移住協定)NT・SA・WA・QLD・VIC・NSWなど地方エリアごとの協定(全13地域)。通常リストにない職種、年収・英語・年齢の緩和枠があり、「地方で働く」が永住への近道になることも全13地域→
介護(Aged Care Industry LA)介護人材不足を受けた業界協定。Certificate III相当+英語IELTS 5.0水準など緩和された条件でスポンサー→永住へ。介護留学との相性抜群詳細→
高級レストラン(Premium Dining LA)年商$2M以上・非フランチャイズの高級店向け。シェフ・料理人・ソムリエ等——腕のある料理人・ホール人材の「もう一本の道」詳細→
会社固有・Project(Company Specific)業界協定・DAMAが使えない場合の個別企業向け協定。英語・年齢・給与・経験の緩和を個別申請詳細→

💡 実践テクニック: 内務省は労働協定を持つ企業のリストを公開しています。つまり「協定企業に就職する」ことを最初から狙えば、スポンサーへの距離が一気に縮まります——就活の応募先リストとしても使える一次情報です。

🔗 労働協定トップ(内務省・公式)現行の労働協定リスト(協定企業探し・公式)

CSOL & CAVEATSCSOL(456職種)と「Caveats」を理解する

CSOL(Core Skills Occupation List)は456職種。ここに載っていることが482 Core Skillsストリームの第一条件です。
📜 CSOL全456職種リストを検索する(完全版・ICN内)

Caveats(但し書き)とは? CSOL掲載職種の一部には、「この条件に当てはまる場合は、その職種として指名できない」というCaveats(不適用条件)が付いています。2024年12月のSID移行後も、このCaveats制度は継続しています(旧LIN 19/048→現行はLIN 24/089。2026年7月時点で16のCaveatsが約34職種に適用)。留学生に関係の深い職種の具体例は下の表のとおりです。移行時に一部は緩和されました(地方限定系の廃止、国際貿易義務系Caveatの対象職種縮小など)が、「撤廃」ではありません。Caveatに該当する雇用は通常ルートの482指名ができないため(労働協定経由なら道が開ける場合あり)、「リストに載っているか」だけでなく「Caveatに当たらないか」まで必ず確認してください。あわせて、職務内容がANZSCOの職種定義・スキルレベルに合致するかも引き続き審査の核心です(日本人は査定原則免除のぶん、ここが実質の勝負どころ)。

🇯🇵 日本人に有利なポイント——Skills Assessment(技術査定)が原則不要: 482では一部の国のパスポート保持者にのみ「義務的スキルアセスメント」が課されますが、日本のパスポートは対象外のため、482 Coreでは原則として技術査定が免除されます。その代わり審査の物差しになるのがANZSCO(職業分類)の基準——各職種に定められた「必要な学歴レベル(AQF)や実務経験」です。つまり日本人の482は「ANZSCOの基準を満たす経歴・資格を作れるか」の勝負。留学でのコース選びはここから逆算します。

Caveatsの具体例(現行LIN 24/089・法令原文ベース):

職種(ANZSCO)付いているCaveats(=このポジションでは指名不可)
Chef(351311)/Cook(351411)工場等での大量生産のポジション(Caveat 3)/リミテッドサービスレストラン(ファストフード型・カウンター注文式等)のポジション(Caveat 4: "The position is in a limited service restaurant")
Accountant(General)(221111)・Management Accountant(221112)・Taxation Accountant(221113)事務・記帳(bookkeeper)・経理クラークレベルのポジション(Caveat 2: "The position is a clerical, bookkeeper or accounting clerk position")/年商$100万未満の事業(Caveat 11)/従業員5人未満の事業(Caveat 13)
Marketing Specialist(225113)店頭など front-line retailのポジション・日常的な対面取引(transactional interaction)が中心のポジション・個人学生向けの講座販売・技術知識を要しないコールセンター(Caveat 6)/年商$100万未満の事業(Caveat 11)
Massage Therapist(411611)フルタイムでないポジション/治療(セラピューティック)環境でないポジション/非医療のリラクゼーションマッサージを提供するポジション/小売(リテール)環境のポジション(Caveat 7: "(b) is not based in a therapeutic setting; or (c) involves the provision of non-medical relaxation massage; or (d) is in a retail setting")——つまり「リラクゼーション店では482不可。リメディアル等の治療系クリニックであること」が実務上の分かれ目です
その他低スキル業務中心(Caveat 5)、モバイル機器修理系(Caveat 9)、食品の集中調理・仕込み配送型(Caveat 10)など全16種・約34職種に適用。ご自身の職種のCaveatは必ず法令原文とご相談で確認を

🔗 CSOL全456職種の公式リストCaveatsの法令原文(LIN 24/089・legislation.gov.au)技術職業リスト総合(MLTSSL/STSOL/ROLの確認)ANZSCO職業分類(ABS公式・各職種の基準)

SC494SC494(地方・雇用主スポンサー)も知っておく

地方エリアの雇用主がスポンサーするSC494(Skilled Employer Sponsored Regional)は、5年ビザ→191永住への地方ルート。ただし要件は意外に高く、Skills Assessment(技術査定)が必須+Skilled Levelでの実務経験3年以上が原則です。482(日本人は査定原則免除・経験1年〜)と比べるとハードルの差は歴然——「地方だから簡単」ではありません。どちらが合うかは経歴次第です。

🔗 SC494公式ページ(内務省)

OCCUPATION SEARCH🔍 職種サーチ——CSOL×他リスト×査定団体(ICN抜粋版)

留学生に関係の深い主要職種を、ポイント制(189/190/491)系リストでの扱い・技術査定団体(189等で必要な場合)とあわせて一覧化しました。職種名(日英)・分野で絞り込めます。全456職種はCSOL完全リストで(各行タップで申請可能ビザ・査定団体・ANZSCO詳細が開きます)。

ANZSCO職種ポイント制系リスト技術査定団体
254411系Registered Nurse(正看護師)MLTSSL(189可)・Tier 1ANMAC
351311Chef(シェフ)MLTSSL(189はTier 4で狭き門→482王道)TRA
351411Cook(調理師)ポイント制は限定的(州・地方系)→482向きTRA
331212Carpenter(大工)MLTSSL(189可・Tier 3・65点実績)TRA
331111Bricklayer(ブリックレイヤー)MLTSSL(Tier 3・65点実績)TRA
333411Wall and Floor Tiler(タイル)MLTSSL(Tier 3・65点実績)TRA
333111Glazier(ガラス)MLTSSL(Tier 3・65点実績)TRA
332211Painting Trades Worker(塗装)MLTSSL(Tier 3)TRA
394111Cabinetmaker(家具職人)MLTSSL(Tier 3)TRA
341111Electrician(電気技師)MLTSSL(Tier 3・65点実績)※ライセンス職TRA
342111Airconditioning & Refrigeration Mechanic(冷凍空調)MLTSSL(Tier 3)※ライセンス職TRA
321211Motor Mechanic(自動車整備)MLTSSL(Tier 3)TRA
312211Civil Engineering Draftsperson(土木製図)ポイント制系リスト有(Tier 3)Engineers Australia/VETASSESS
312311Electrical Engineering Draftsperson(電気系製図)ポイント制系リスト有Engineers Australia
233211Civil Engineer(土木エンジニア)MLTSSL(Tier 3)Engineers Australia
241111Early Childhood Teacher(幼児教育教師)MLTSSL(教師系は高優先)AITSL
2414系Secondary School Teacher(中高教師)MLTSSL・Tier 2AITSL
421111系Child Care(保育系職種)州・地方系リスト中心→482/州推薦向きACECQA
423111系Aged or Disabled Carer(介護)CSOL非掲載→Aged Care労働協定(LA)経由が本命ルート(統計でもLA指定が年1,020件)(協定ルートは要件緩和)
451111Beauty Therapist(ビューティーセラピスト)CSOL(482)に関わる動き——スポンサー型が軸VETASSESS系(要個別確認)
391111Hairdresser(美容師)州・地方系リスト+482TRA
261313Software EngineerMLTSSL(189はTier 4→482/州推薦軸)ACS※学士以上基準
262112ICT Security SpecialistMLTSSL(189はTier 4)ACS※学士以上基準
221111Accountant(会計士)MLTSSL(189はTier 4)CPA/CA ANZ/IPA
141111Cafe or Restaurant Managerポイント制は限定的→482向き(Caveats注意)VETASSESS
149212系Customer Service/Retail系マネージャー482向き(Caveats要確認)VETASSESS

※ICNによる抜粋・簡略版(2026年7月時点の公開情報ベース)。リスト区分・Tier・Caveatsは頻繁に改定されるため、最終確認は必ず公式リストと移民法書士カウンセリングで。全456職種の照合は上のCSOL公式リンクから。査定団体は主に189等ポイント制やSC494で必要になるものです(日本人の482 Coreは原則査定免除)。

DATA【公式データ】482スポンサー人気職種——全土トップ15と州別の実数

内務省の公式レポート(BR0008 Temporary Resident (Skilled) Report・2025年12月31日時点)より、2025-26年度にSC482(Skills in Demand/旧TSS)系の一次(Primary)ビザが発給された職種のトップ15と州別内訳をそのまま掲載します。太字はICNの取扱分野に関係の深い職種です。

順位・職種(ANZSCO)2025-26発給数前年比全体比
① 351311 Chef(シェフ)3,280+43.9%9.5%
② 253112 Resident Medical Officer(研修医)1,590-5.5%4.6%
③ 321211 Motor Mechanic(自動車整備)1,510+59.2%4.4%
④ 労働協定(LA)指定職種1,020+3.0%3.0%
⑤ 261313 Software Engineer760-9.6%2.2%
⑥ 351411 Cook(調理師)710-1.4%2.1%
⑦ 423313 Personal Care Assistant(介護)600+32.2%1.8%
⑧ 225113 Marketing Specialist570+19.7%1.7%
⑨ 312512 Mechanical Engineering Technician530-7.0%1.5%
⑨ 221111 Accountant(会計士)530+35.4%1.5%
⑪ 421111 Child Care Worker(保育)510+393.2%(約5倍!)1.5%
⑫ 261111 ICT Business Analyst500-8.3%1.5%
⑬ 253111 General Practitioner490+67.8%1.4%
⑭ 131112 Sales and Marketing Manager430+32.3%1.3%
⑮ 141111 Cafe or Restaurant Manager380-50.8%1.1%
その他の職種20,940+5.3%60.9%
合計34,360+9.8%100%

州別マトリクス(トップ15職種×スポンサー地・同レポートTable 1.19そのまま):

職種ACTNSWNTQLDSATASVICWA
Chef701,09010640160101,0103003,280
Resident Medical Officer3020050570120302004101,590
Motor Mechanic203601033080<54902201,510
労働協定(LA)指定<52302031080202501101,020
Software Engineer<542005020<524030760
Cook102402013020<5150140710
Personal Care Assistant20300<540500190<5600
Marketing Specialist0330<550<5<516020570
Mechanical Eng. Technician01101011020<590190530
Accountant<528004010015040530
Child Care Worker102002012020105080510
ICT Business Analyst<526003010018020500
General Practitioner1011010803010120110490
Sales & Marketing Manager<5230<54010011040430
Cafe or Restaurant Manager10160<58010<59030380
全職種合計38012,6805705,7901,4502308,1205,15034,360

📍 データが語ること:シェフはスポンサー数第1位(3,280件・前年比+43.9%)で、NSW(1,090)とVIC(1,010)が2大市場——「シェフならシドニー・メルボルン」は数字の裏付けがあります。②自動車整備が+59.2%と急伸(VICが最多490)。③Child Care Workerは前年比約5倍(+393%)——保育の482が本格的に動き出しました。④州全体ではNSWが36.9%(12,680件)と圧倒的。⑤日本のパスポートはトップ15カ国圏外——つまり日本人が現場で埋もれない(希少人材になれる)市場とも読めます。

出典: 内務省 BR0008 Temporary Resident (Skilled) Report(2025年12月31日時点・原本PDF確認)。数値は四捨五入・<5はマスク値。 🔗 内務省 Work Visa Statistics(最新レポートDL)data.gov.au 統計データセット

⚠️ 大切な前提: 482・186・労働協定の要件(年収基準・職業リスト・年齢・英語)は頻繁に改定され、永住が保証されるものではありません。このページは「リサーチの入り口」です——ご自身の職種・経歴でのプランは、政府登録移民エージェント(MARN 0637738)在籍のICNダブルカウンセリングでご相談ください。

ICN'S VIEWICNのひとこと

スポンサーは「もらうもの」ではなく「取りにいくもの」。
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