Sydney Film School森田修三さん
学科:Diploma of Screen and Media(1年)
卒業:2011年12月14日

Q オーストラリアで映像について学ぼうと思ったきっかけは何ですか?
もともと映画が大好きで、大学卒業後にカナダの映像制作会社に就職したことがきっかけです。
未経験ながら実践を通して撮影や編集の仕事を
していくうちに、
いつか映像についてしっかり勉強したいと感じるようになりました。
そんな中、オーストラリアでは映像の勉強が比較的安くできるこ
とを知り、英語の勉強も兼ねてオーストラリアを選びました。
Q実際にオーストラリアに住んでみていかがでしたか?
僕はシドニーに住んでいたのですが、とても住みやすかったです。自然が沢山あり、
人も優しく差別のないオーストラリアがどんどん好きになりました。
Qオーストラリア生活で苦労したことはありますか?
渡豪してから1年間は学校に行かず仕事をしていたのですが、最初の仕事探しが大変でした。
ローカル企業の仕事も探してはみましたが、ビジネ
ス英語やビジネスマナーが分からず苦労しました。
ローカル企業では、やる気さえあれば何とかなると思っていましたが、そんなに甘くはないで
すね。最終的には、日系ですが、映像の経験も活かせるメディア企業に就職することができました。
職場の同僚にも恵まれ資金的にも余裕がで
きたのでシドニーの滞在を1年間延長し、念願の映像の専門学校に行くことに決めました。
Q Sydney Film Schoolを選んだ理由は?
一度学校の見学をさせていただいたのですが、先生からも学校からもクリエイティブな雰囲気が溢れていて、
「ここで学びたい!」と直感的に感じました。
面接担当のジョン先生もまさに“映画人”というオーラが出ていて最高でした。
生徒の年齢は10代後半から30代と幅広く、
生徒の国籍もオーストラリア人、スウェーデン人、イギリス人、韓国人、ベネゼエラ人、インド人など様々。
生徒の英語力はかなりバラつきがありましたが、やる気さえあればちゃんと学べる学校だと思います。
Q 学校では具体的にどのようなことを勉強されたのですか?
僕はドキュメンタリーコースを選択し、映像作りについて基本から丁寧に教えていただきました。
内容もシナリオの作り方、インタビューの取り方、プレゼンテーションの仕方まで即実践的なものばかり。
特にシナリオの講義は課題も多く大変でしたが、学ぶことが多く今の仕事でもとても役に立っています。

Q 学校で苦労したことはありますか?
国籍も価値観もバラバラなので、入学してすぐの頃は友達作りに苦労しました。
ただドキュメンタリー制作の実習が始まってからは、同じチームのクルーと一気に距離が縮まり、
プライベートも一緒に過ごす程仲良くなりました。
僕のチームはオーストラリア人1人に、スウェーデン人2人。
国籍の違う友達たちと仲良くなるために僕が工夫したのは“キャラの確立”です。
普段はあえて寡黙でいながらやる時はビシっと実力を見せつける日本の忍者のような存在を目指し、
これが僕にはピッタリはまりました。
授業も初めのうちは難しい専門用語が多く大変でしたが、
クルーたちと実践を重ねていくうちに次第に理解できるようになっていきました。

Q ドキュメンタリー制作のテーマと森田さんの担当を教えていただけますか?
半年間にわたり、ロブというホームレスの生活に密着しました。テーマは「愛」。
ロブが売春婦の女性と恋に落ちる所から失恋までの様子を追いかけました。
この時、僕は音声をメインに担当。クルーたちからは「サウンド忍者」の愛称で呼ばれていました。
Q 音声を選ばれた理由は?
将来的にはディレクターとして活躍したいと思っていましたが、
だからこそ1年間という短い間に出来るだけ多くの現場で色んなタイプのディレクターを見たいという想いがありました。
音声は非常に重要な役割であるものの、あまり人気がないのでどの現場でも引っ張りだこなんです。
そこで在学中は戦略的に音声というポジションを選び、沢山の現場を見ることに専念しました。
僕は常に目標を持つようにしているのですが、何かを選択する際は、
その目標にプラスになることの中から、
今の実力を踏まえた上で自分が活躍できそうなことを選択するようにしています。
Q Sydney Film School卒業後、日本での就職活動は大変でしたか?
オーストラリアでプレゼンテーション力が上達し、自分を売り込むことが得意になっていたので、
就職活動はそこまで苦労しませんでした。
ただ日本で働いた経験がなかったので、ADとして働き始めた頃は仕事のやり方が分からず、
慣れるまでは本当に苦労しました。
Q 現在のお仕事について教えていただけますか?
ドキュメンタリー制作会社の“企画実現部”という部署で、ディレクターとして働いています。
その名の通り、新しい企画を実現させていく部署で、
日本の大手テレビ局や世界的人気チャネルのドキュメンタリーの制作を中心に様々な映像制作行っています。
僕はディレクターとして、企画から撮影、編集まで全工程のディレクションを行っています。
だいたいつも2?4本ほど同時並行で制作を行っており、
朝の10時から夜10時頃まで働いています。週末も仕事をすることが多く、あまり休みはないですね。
Q 仕事のやりがいはどういった時に感じられますか?
映像ディレクターとして活躍するのが目標だったので、面白い人がいて、
その人を世間の人に知ってもらえるような番組を作る時にやりがいを感じます。
Q 森田さんの今の目標を教えていただけますか?
目下の目標としては、まずグローバルに自分が作った映像を展開していきたいです。
映像は万国共通なので、自分が作った作品を世界中の人々に見てもらえたらと思っています。
また、いくつか憧れのドキュメンタリー番組があるので、その制作にも携われたら嬉しいですね。
Q 海外生活を経験し、人生にとってプラスに働いていることはありますか?
人の目を気にせず、やりたいと思ったことはやる、
そして人がやりたいということに対して批判的にならないという考えを持てたことはとてもプラスに働いています。
オーストラリア生活は、色んな世界や価値観を知るかけがえのない経験でした。
国籍が違ってもその人が欲していることが分かるなど、
インターナショナルな環境にも適応できる協調性が身についたと思います。
あとは友達が色々な国にできたことです。離れ離れではありますが、
みんな映像の世界で活躍しています。いつか海外にロケに行く際には友達に連絡して一緒に飲みに行き、
お互いの仕事の話、映像の話を熱く語れたら最高ですね。
Q これからSydney Film Schoolに行く方へのアドバイスをお願いします。
Sydney Film Schoolは、生徒1人1人の個性を伸ばし、
やりたいことを後押ししてくれる学校なので、
まずは将来の目標やSydney Film Schoolでやりたいことを明確にすることがおすすめです。
あとはやりたいと思ったことをとことん信じ、主張し続けるのみだと思います。 |